大きいとやっぱり重いの?自分の「胸の重さ」を測る方法

大きいとやっぱり重いの?自分の「胸の重さ」を測る方法

「胸が大きいと重い…」この話、誰もが聞いたことがありますよね。

でも、もしかしたらそう感じるだけで実際は違うのかも?と疑問に思った時、数字的な根拠があればわかりやすくなります。

それには、実際に重さを調べるのが一番ですが…。

その前に、一つ聞いてみたいと思います。ご自分の胸の重さを知ってるよという方はいらっしゃいますか?

おそらく、多くの人がNOと答えるのではないでしょうか。それもそのはず、胸は体の一部なので、それだけの重さを量るのは難しいのです。

しかし、概算することなら可能です!

じゃあ、私の胸の重さはどれくらい?そう思ったアナタ、胸の重さはどれくらいなのか、どうやって計算するのか、見てみましょう!

まずは一般的な「胸の重さの平均値」を知ろう!

それでは実際に自分の胸の重さを測ってみる前に、知識として一般的に胸の重さはどれくらいあるのか、その目安になる数字を見てみましょう。

カップ別に見る、胸の重さの平均値とは?

胸の大きさがどれくらいかを知るのには、カップ数を見るのがわかりやすいですよね。

ブラジャーを選ぶ際にも関係する数値ですし、みなさんご自分のカップ数はご存知のことと思います。

では、カップ別の胸の重さの平均値はどれくらいなのかと言えば、それは次のようになっています。

ちなみに、この数字は胸1つ分(片方)の重さです。両方の重さを知りたけば、この数字を2倍してみましょう。

  • Aカップ…71グラム
  • Bカップ…140グラム
  • Cカップ…240グラム
  • Dカップ…382グラム
  • Eカップ…570グラム
  • Fカップ…810グラム
  • Gカップ…1110グラム

カップ数によって、ずいぶん重さの平均値に違いがあることがわかりますね。

でも、確かに違いがあるのはわかるけど、数値で言われてもピンとこない…、それも確かだと思います。

では、身近なもので考えるとどんな感じになるのでしょうか。みなさんもよくご存知のものに例えてみましょう。

それぞれの重さ、わかりやすく言うとどんな感じ?

それぞれのカップ数別の胸の重さを、身近な果物で例えるとこうなります!

  • Aカップ…ミカン
  • Bカップ…カキ
  • Cカップ…オレンジ
  • Dカップ…グレープフルーツ
  • Eカップ…大玉のナシ
  • Fカップ…小玉のメロン
  • Gカップ…中玉のメロン

どうでしょうか。Aカップの人はミカンくらいの重さの胸を支えればいいわけですが、Gカップの人ともなると中玉のメロンくらいの重さになるということですね。

これを見れば、カップによってどれだけ重さが違うのかが実感しやすいのではないでしょうか?

カップ別の重さの平均値、何を根拠に求めた平均値なの?

でも、なんでカップ数の重さの平均値なんてわかるの?とデータを見ながら疑問を感じた人もいらっしゃるかもしれませんね。

では、その根拠として、何を元にこの数字が計算されているのか、その根拠を見てみましょう。

上記のデータの数値は、胸を綺麗な半球と仮定して、体積で計算された数値となっています。

実際には胸は綺麗な半球じゃない、という声が聞こえそうですが、そこまで考えると一人ひとりの胸の形まで考慮して、全て測定しないと計算できないことになってしまいますよね。

でも実際には、胸の重さを測って歩くのは困難ですし、最初にも言ったように体の一部なのでそれだけを取り出して測るもの難しいんです。

そこで考え出されたのが、この方法というわけです。

胸を半球に見立てて計算するということは、球体の半径部分に当たる数字がわかれば、体積が計算できることになるのです。

実際の計算はかなり複雑で、カップ別のトップバストとアンダーバストの差から球体部分の半径を導き出しています。

その後、その体積を計算した上で、胸の成分を全て脂肪と仮定して、体積を重さに置き換えて計算結果が出されています。

そんな複雑な計算は難しいと思った方は、もう少し先を読んでみて下さい。後ほど、ご自身の胸の重さを自宅で計算できる、簡単な方法を紹介します。

胸の重さを果物で例えるのは笑っちゃった!私はかろうじてカキかな笑

重さなんて考えてもみなかったけど、実際に測ってみるのは面白そうだよね。

実践編!自宅でできる、簡単な胸の重さの量り方

自分の胸の重さが知りたいと思った方は、下記のものを用意して下さい。

  • ぬるま湯
  • 計量カップ
  • 自分の胸が入るくらいの大きさのボウル
  • 先ほど用意したものよりも大きい、ボウルなどのあふれた水が受け止められるもの

用意するものを見たら、なんとなく想像できちゃった…という方もいらっしゃるかもしれませんが、これらをどう使うのか見ていきましょう。

自分の胸の重さを量るための手順はこれです!

手順①

まずは大きめのボウルなどの、溢れた水が受け止められるものを先に置きます。

その中に自分の胸が入るくらいの大きさのボウルを乗せ、こぼれないようぎりぎりいっぱいまでぬるま湯を入れます。

この時、計量カップでぬるま湯を入れると、ギリギリのところで止めやすくなります。

手順②

次に上半身の服を着ない状態で、片方の胸をゆっくりボウルのぬるま湯の中に入れていきます。ぬるま湯がいいのは、冷たいと胸を入れた時にヒヤっとしてしまうからです。

お風呂の温度くらいだと、心地よく測れるかもしれませんね。

手順③

すると、胸の体積の分だけ、ぬるま湯がこぼれますよね。こぼれたぬるま湯を計量カップを利用して量ります。

すると胸の体積がどれくらいかがわかるというわけです。それを、重さに換算します。

水の場合、100ミリリットルは100グラムです。これを脂肪に置き換えるのですが、脂肪も水も重さはだいたい同じと考えていいでしょう。

具体的に言えば、1立方センチメートルで比較すると水は1グラム、脂肪は0.9グラムなので、大きな差ではありませんね。

つまり、こぼれた水の量をそのままグラムに置き換えると、自分の胸の重さがわかるというわけなんです。

これなら、一般的の求められた平均値ではなく、自分の胸そのものの重さを量ることができますね。これも、水の量を使って胸の重さを推測した結果となります。

どこの家にもありそうなもので、胸の重さが量れるなんてびっくり!

手順もすごく簡単だし、1回やってみたいかも。

でも私みたいな小さな胸じゃ、思ったより面白くもなんともないかも。

ここに注意!大きさが同じでも重さが違うことも!

ここまで見てきた中で、計算上のデータの場合はもちろんですが、自分の胸を水を利用して測った場合も、重さを推測したと書きました。

なぜ推測という言葉になったのか?それは、どちらも胸の成分を全て脂肪として計算しているからです。

実際には、胸を構成しているのは脂肪だけではありませんよね。胸は、下記のようなもので構成されています。
バストの断面図

  • 脂肪…約9割
  • 乳腺…約1割

胸の約9割は脂肪でできているとはいえ、乳腺が約1割あるので、どうしても全てを脂肪として計算すると誤差が出てしまうことになります。

それから、胸の大きさが同じでも重さが違う要因は、胸の構成成分には脂肪のほかに乳腺があるということのほかにもあるのです。

では、何が原因となって重さが変わってくるのか、見てみましょう。

胸の重さを変える要因はこれです!

同じ大きさの胸だったとしても、重さが変わる要因となるのは、下記のものです。

  • 胸の質による違い
  • 水分量・血流量による違い

では、それぞれがどのように影響するのか、見てみましょう。

胸の質はどう重さに影響する?違いを見てみよう

さきほど、胸を構成する成分について確認しましたが、胸には質があります。

質と言われるとピンと来ないかもしれませんが、先ほど挙げた脂肪と乳腺のうち、どちらがより発達しているかによって、胸は「脂肪質の胸」と「乳腺質の胸」に分けられるという意味です。

文字を見ればわかるよと言われそうですが、一応確認しておきます。

「脂肪質の胸」とは、脂肪が多いタイプの胸のことです。「乳腺質の胸」とは、構成成分の中で乳腺が発達しているタイプの胸のことを言います。

では、簡単にですが、それぞれの特徴を見てみましょう。

胸の質 脂肪質 乳腺質
重さ 軽い 重い
手触り 柔らかい 固い
多い地域 アジア 欧米

脂肪質の胸は、乳腺の数と比較して脂が多く含まれており、軽くて柔らかい胸となります。

逆に乳腺質の胸の場合、通常よりも乳腺が多く含まれていますので、固くて重い胸となり、垂れにくいという性質を持っています。

だいたい脂肪が9割、乳腺が1割とはいえ、それにも個人差があるということですね。

そのため、水の量をもとに胸の重さを計算したとしても、胸の質によって計算の結果は変わってくることになるというわけです。

水分量・血流量も胸の重さに関係します

これは、簡単に想像がつくかもしれませんが、水分量・血液量ともに多い方が胸は重くなります。

余談ですが、この水分量と血流量、実はバストアップにも大きく関わっていると言われたらどうですか?気になりますよね。

まず、水分量ですが、水分は血液やリンパ液の流れを良くするために不可欠なものです。

血液やリンパ液が、水分が足りないことでドロドロになってしまうと、胸まで栄養やホルモンが届かず、さらに老廃物がたまることでホルモンバランスが崩れやすくなります。

そう聞いただけでも、ずいぶん胸に悪そうですよね。血液量は、水分不足でも減りますが、それ以外にも運動不足や過度なダイエット、ストレスが原因で少なくなることもあります。

水分不足には常温の水を朝や入浴前など、数回に分けてこまめに飲むこと、血流量が少ない場合には、ストレッチをしたり、ゆっくり入浴するなど、血行を促進させることが対策となります。

実は、水分量や血流量が多いことで重くなっている胸は、さらにバストアップしやすい性質を持っている胸なんです。

胸の質によって重さも違うんですね

でも「脂肪質の胸」と「乳腺質の胸」があるなんて知りませんでした。

「脂肪質の胸」は柔らかくてさわり心地が良いけれど垂れやすいの。逆に「乳腺質の胸」は固いけど垂れにくい性質を持っているわ。

どちらが良いとは言い切れないものよね。

胸の重さを正確に測定するのは難しい!

ここまで、自分の胸の重さを測ることをテーマに話をしてきました。

胸の構成成分は人によって違いますし、また水分量や血流量にも差があるため、結果として胸の重さを正確に測定することは難しいということがわかりました。

しかし、おおよその重さを測定することなら可能でした。その中でも、より正確に求められる方法がありました。

今までの内容をまとめると、下記のようになります。

  • 胸の形を半球と仮定しての計算で求めると、カップごとのだいたいの重さがわかる
  • 自分の重さに近い数値を知りたい場合、水の量を使って測定したほうがより正確

どちらにしても、それは正確な重さではなく、推測上の数値になるということだけは理解して計測しましょう。

胸の重さを変える要因の一つとして、水分量や血流量が関係すること、そしてそれらが少ない場合、胸に悪影響があることもわかったわね。

胸自体の重さを知ることも興味深い話だけど、それがより大きな胸を手に入れる方法に繋がるとしたら、ますます興味が惹かれちゃうわ。

一度胸の重さを測定してみて、バストアップの対策をした後でまた測定してみると、効果が出たかどうかがわかりやすいし、もっとやる気が出て来るかもしれないわね!