授乳で胸が垂れるのが不安な女性必見!その噂を検証&対策をご紹介!

2016/10/27

お腹に赤ちゃんがいることが分かったその時から、女性は身も心も生活環境も、全方位に向けて、お母さんになる準備を始めます。

その中でも、意外と多くのウェイトを占めるのが、母乳で育てようか、それともミルクにしようかということ。どちらにするかによって、準備しておくものも違いますし、なにより心の持ちようが大きく違うので、とても大事なポイントです。

これを考えるにあたって、多くの女性の頭によぎるのは、「母乳をあげるとバストが崩れるってよく聞くけど、本当?」という思いではないでしょうか。

今回は、この噂は本当なのか、もしそうなら対策はあるのか、ということについて、掘り下げて考えてみたいと思います。

母乳が出るメカニズムって?女性ホルモンとバストの親密な関係

本当に、赤ちゃんをおっぱいで育てると、胸の形が崩れてしまうのでしょうか。とっても気になるところですが、まずは母乳が出るメカニズムについて知っておきましょう。

そうすれば、母乳育児のせいでバストの形が崩れると言われている理由を、より理解しやすくなるはずです。

妊娠中のバスト

よく、「妊娠したら胸が大きくなった!」という話を聞きますよね。特に、元々胸が小さかった女性からは、「妊娠して、生まれて初めて谷間が出来て、感激した!」という声を聞きます。これって、どうしてなのでしょうか?

妊娠中のホルモンの変化

その理由は、やはり女性ホルモンにあります。図の中の曲線はすべて女性ホルモンです。どんな種類の女性ホルモンが妊娠中に増えていくかというと、エストロゲンとプロゲステロン。

このふたつの女性ホルモンは、それぞれ担っている役割が微妙に違います。

でも、共通する働きとして、「バストを大きくする」という効果があるんです!

このように普段とはホルモンバランスが大きく変わるおかげで、妊娠中の女性のバストはどんどん膨らんでいくんですね。

妊娠前から産後までのバストの変化

そんなホルモンの働きによって、多くの女性が妊娠に気づく時期(妊娠2か月頃)から、徐々に乳腺が発達しはじめ、出産前後には平均して2カップほどサイズアップします。

これほど短期間に2カップも大きくなるなんて、普段ではあり得ない勢いですよね。それほどまでに、妊娠中の女性の体内では、女性ホルモンが激しく働いているんですね。

母乳が出る仕組み

このように、エストロゲンとプロゲステロンという2つのホルモンによって大きくなった乳房は、赤ちゃんが産まれたらいつでも母乳を出せるよう、準備を整えています。

そして、いざ赤ちゃんが産まれて母乳を出す際には、また別のホルモンが活躍します。

母乳工場の準備段階では、2つの女性ホルモンが大きく関わっていましたが、実際の母乳分泌に活躍するのは、今度は2つの母乳分泌ホルモン、プロラクチンとオキシトシンです。乳腺葉の中で、血液を材料に母乳を作るよう指令するのはプロラクチン。脳下垂体の前葉から分泌されて、おっぱいを作るように乳腺を刺激します。

一方、脳下垂体後葉から分泌されるオキシトシンは、作られた母乳を運ぶ役目を果たします。
引用元:プレママタウン

こうして、出産後にはプロラクチンとオキシトシンというホルモンが急激に増え、母乳が出るというわけです。

授乳は赤ちゃんとの共同作業

しかし、ただ赤ちゃんを産むだけでは母乳育児にじゅうぶんなほどには、おっぱいは出ません。

妊娠中と出産後のプロラクチンとプロゲステロンの働きの違い

この2つのホルモンは、赤ちゃんにおっぱいを吸ってもらうことで、より多く分泌されます。したがって、産まれたらすぐにできるだけ頻回に授乳をすることが、母乳育児成功の秘訣と言われています。

最初のうちは「溜まり乳」といって、乳房がガチガチになるくらい母乳が溜まってしまい、赤ちゃんに飲んでもらって元の大きさに戻り、またバストが母乳でいっぱいに膨らむ、というサイクルを繰り返します。

しかし、だんだん赤ちゃんの飲むペースと母乳が作られるペースが合ってきて、おっぱいを吸われたときだけ母乳が出るという「差し乳」に変化することが多いです。

実は、この差し乳に変化するまでの間が、母乳をあげるとバストの形が崩れるという噂の要点のひとつなんです。

母乳でバストが萎むというのは、ママになる女性にとってはすごく気になる話題ですよね。

妊娠中や授乳中の女性の体内で、こんなふうに女性ホルモンが一気に増えているなんて、知りませんでした!こういった身体の変化も、バストが垂れてしまうことと関係しているんですね。

ポイントは皮膚とクーパー靭帯?授乳で胸の形が崩れるワケ

前章でお話したように、多くのママは出産してからしばらくの間、母乳でバストがパンパンに膨らんだり、授乳して縮んだりというサイクルを、一日に何度も繰り返します。

これが、どんなふうに胸の下垂や形の崩れにつながるのでしょう?

伸びたクーパー靭帯は戻らない

バストは脂肪と乳腺組織のほか、バストのハリを支えるクーパー靭帯によって構成されています。そんなクーパー靭帯は、母乳によって乳房が膨らむのにしたがって、必然的に伸ばされることになります。

そして赤ちゃんがおっぱいを飲むと、今度はバストが萎むのにしたがってクーパー靭帯も元通り縮むのかというと、そうではないんです。

クーパー靭帯は主にコラーゲンから成っており、いったん伸びたり切れたりしてしまったら、復元されることはないんです。クーパー靭帯による支えを失ったバストがどうなるかといえば、ご想像通り。あとは垂れたり横に流れたりという運命を辿ることになります。

皮膚の状態も重要!

このようなクーパー靭帯に関する情報は、バストアップに興味のある方なら、きっと耳にしたことがあるはずですよね。でも、実は皮膚の状態も胸の形をキープするのに重要だって、知っていましたか?

分厚くて固い皮膚はバストの形やハリを保ちやすく、皮膚がうすくてモチ肌の女性は、バストが垂れやすいと言われています。でも、皮膚の薄さは持って生まれた体質ですし、垂れ乳を防ぐために皮膚を意識的に厚くするなんて、無理な話ですよね。

ワコールによるインタビューで、乳房再建を専門にしている医師が、こんなお話をされていました。

どんな皮膚の方でも”無理なダイエット”はご法度です。私のところにやってきた20代の女性は、からだだけ見ると、おばあさんのように下垂した乳房とたるんだ皮膚の状態に悩んでいました。

原因は、無理なダイエットとリバウンドを何度も繰り返してしまったこと。脂肪が付き皮膚が強い力で引っ張られたり、また短期間で急に痩せたりと、大きな負担をかけ続けた結果、乳房は下垂したまま元に戻らなくなってしまったのです。
引用元:ワコール ボディーブック

ダイエットとリバウンドを繰り返したバストは、まさに母乳によって膨らんだり縮んだりを繰り返す乳房と同じ状態!

こうして皮膚に負担がかかった結果、授乳後のバストはしぼんで垂れてしまうというわけなんですね。

姿勢やブラも原因のひとつ

クーパー靭帯や皮膚という元々カラダにある組織だけでなく、授乳にまつわる外的な原因によっても、やはりバストの形の崩れを招くことがあります。

そのひとつが、授乳するときの姿勢。赤ちゃんを胸に抱きかかえておっぱいを飲ませるため、どうしても赤ちゃんが飲みやすいようにと、前かがみになってしまいがちですよね。この猫背の姿勢がNGなんです。

猫背は大胸筋をはじめとする筋肉を弱め、全身の血流を悪くします。すると、リンパの流れや女性ホルモンの状態も悪くなりがちです。

普段から、猫背はバストアップを妨げるといわれています。ましてや授乳中は、多い時は1日10回以上もおっぱいを飲ませることだってあるわけですから、そのたびに猫背になっていればよりバストを萎ませてしまうことは、想像に難くないですよね。

さらに、普通のワイヤー入りブラから授乳用のラクちんなブラに替わることで、バストが支えを失い、垂れたり形が崩れたりすることも、大いにあります。

やっぱり授乳で胸の形は崩れる

ここまでのお話を、もう一度まとめてみますと、母乳育児をすることによって胸が垂れたり形が崩れたりする要因は、こんな感じです。

  • クーパー靭帯が伸びてしまうこと
  • 皮膚が過剰に伸び縮みしてたるんでしまうこと
  • 猫背になりがちであること
  • 授乳ブラはバストを支えられないこと

確かに、大きくてハリのある胸を保つには、あまりにも不利な条件ばかりです。

したがって、授乳でバストが崩れるという噂は、残念ながらある程度本当であると言わざるを得ないでしょう。

うわ~、赤ちゃんにおっぱいをあげることでバストが垂れる要因は、こんなにいろいろあるんだね!

クーパー靭帯が伸びちゃうことや、皮膚にハリがなくなっちゃうことは何となく想像がついたけど、授乳中の姿勢やブラも大きな原因なんだね。

でも、これなら姿勢に気をつけるとかすれば対策が取れるから、希望が持てるね!

そうね!授乳するとどうしてもバストの形が崩れてしまうリスクはつきものだけど、できるだけ早く差し乳になれるようにしていくことや、授乳中の姿勢に気をつけることなど、自分でできる対策もあるのよ。

それから、普段より大きくなっているバストをブラでしっかり支えることも、とっても重要なのよ。今の授乳ブラはサポート機能も進化してるから、そういうものを活用すれば母乳でも美乳をキープできそうよ!

授乳でバストが変わる人と変わらない人の差はどこにある?

多くの女性が、母乳をあげるとバストの形が崩れてしまうと思っています。それは、実際にそうなった人が多いからなのですが、中には「母乳で育てたけど、胸はそんなに変わってないよ」という人もいます。この差は、どんなところから来るのでしょうか?

授乳してもバストが変わらない人

先にも引用した乳房再建を専門とする医師のお話を、もう少し参考にしてみましょう。

出産後およそ1年ほどをかけて乳房はもとの大きさに戻っていきますが、やはり乳腺が多い人のほうが、しぼみ方も顕著になります。もともと乳腺組織が少なく、脂肪組織が多いと、授乳後あまり大きさも形も変わらない、という方もいらっしゃいますね。
引用元:ワコール ボディーブック

なんと、もともと乳腺が少ない人は、授乳後のバストもそれほど萎まない傾向があるのですね。

乳腺が少ないということは、一般的にはバストも小さいケースが多く、やはり元々貧乳気味の女性の方が、授乳後も変化が少ないと言えそうですね。

でも中には、乳腺は少ないけど脂肪が多く、元々大きいバストだったけど授乳後もそんなに萎まないという、非常にラッキーな女性もいます。うらやましい限りですね。

授乳しなくてもバストは垂れる

バストの皮膚が厚かったり、乳腺が少なかったりという体質ならば、授乳しても胸は変化しにくいことが分かりました。では、そうではない体質の人は、ミルクにすればバストは一生安泰なのでしょうか?残念ながら、決してそうではありません。

一度も授乳したことがない女性でも、年齢を重ねれば自然にバストは垂れたりしぼんだりしていきます。バストケアをしなければ尚更です。

授乳すると短期間でバストが垂れてしまう恐れがあるのは事実ですが、ミルク育児をしても母乳育児した場合と同じ状態に、いずれはなる可能性が高いわけです。

そう考えると、バストの形を保ちたいというだけの理由で、免疫物質いっぱいの母乳を可愛い赤ちゃんに飲ませないというのは、あまり得策ではないのではないでしょうか。

なるほど!確かに授乳をしなくても、誰だって歳をとればバストのハリや形は衰えてきますよね。

母乳育児をすることによって、そのスピードが早まることがあるというだけで、ミルクならずっと美胸でいられるというわけではないですよね。

母乳でもケアをすることでキープできる可能性はありますし、バストのことではなくライフスタイルや赤ちゃんをどう育てたいかという本質だけで、母乳かミルクかを考えればいいのかもしれませんね。

こうすれば安心!授乳しても最大限バストをキープする方法

母乳を飲ませるにしても、ミルクだけで育てるにしても、いずれは加齢によってバストの形は変わっていきます。ここでは、そんな変化に抗うべく、特に授乳中の女性がどんなことに気を付ければ、少しでも美胸を保てるかを考えていきましょう。

気を付けるポイントは4つ

皮膚の厚さや乳腺の少なさなど、授乳してもバストをキープしやすい体質の人がいるというお話をしましたが、誰もがそんな神に選ばれし体質というわけではありません。でも、自分で工夫すれば、最大限きれいなバストをキープしていくことが可能です。

気を付けるべきポイントは、以下の通りです。

  • 授乳時間を決める
  • 左右のおっぱいをバランスよく飲ませる
  • 授乳中の姿勢に気を付ける
  • サポート力のあるブラをつける

この4つの点に気を配った場合と無頓着だった場合とでは、断乳後や卒乳後にかなりの差が出ているはずです。

以下に、ひとつずつ詳しくお話していきます。

授乳時間を決める

乳房が大きくなったり小さくなったりを繰り返すことで、クーパー靭帯や皮膚に負担がかかり、バストの劣化を招くわけですから、母乳がバストに溜まる回数をできるだけ減らしていけばよいわけです。

産まれてすぐの頃は、赤ちゃんが泣いたらおっぱいを飲ませるという頻回授乳もやむを得ませんが、徐々に授乳時間を定めていくようにしましょう。あやしたり抱っこしたりすれば治まる泣きもあるため、赤ちゃんの様子をよく観察して、おっぱいで泣き止ませる以外の方法を探っていきましょう。

そうすれば、必要以上に母乳が製造されることもなくなり、赤ちゃんとのペースも合いやすくなります。一旦ペースが合えば、差し乳に変化しやすくなり、いちいち胸が母乳でパンパンになることもなくなります。

そうは言っても、もちろん赤ちゃんの発達が第一です。体重増加が思わしくないなら、頻繁に母乳を飲ませることも必要かもしれません。医師や助産師さんに相談しながら、授乳回数を整えていきましょう。

左右バランスよく飲ませる

女性のバストは、見た目も機能も左右対称というわけではありません。乳首の形や乳腺の具合などによって、片方がもう一方よりもよく母乳が出たり、赤ちゃんが飲みやすかったりすることがあります。

ところが、飲ませる乳房に偏りがあると、そっちばかりに負担がかかり、授乳が終わった頃には片方だけ萎んでしまったということにもなりかねません。

出が悪い方も根気よく吸わせれば、よく飲めるようになることも多いです。できるだけ、左右均等にバランスよく飲ませるようにしましょう。そうすれば、左右差のあるバストになるのを防げます。

授乳中の姿勢

既にお伝えしたように、授乳中は猫背になりやすく、これがバストの形を悪くしてしまいます。なので、授乳している時は、姿勢を意識するようにしましょう。

正しい授乳の姿勢

このように、背筋を伸ばして、骨盤を立てることがポイントです。さらに、肩や首が前に出ないよう気を付けてください。

難しい人は、椅子やソファーに座って、背もたれと背中の間にクッションを挟むと、楽に良い姿勢がとれます。

赤ちゃんを抱く位置が低いと、どうしても猫背になります。授乳クッションで赤ちゃんの位置を調節すると、ぐっと授乳がしやすくなります。抱く手に力を入れなくてもいいので、腱鞘炎予防にもなりますよ。授乳クッションは母乳育児の必須アイテムです!

ブラジャー選び

授乳中はバストを締め付けるブラは厳禁ですが、乳帯のような授乳ブラや、ましてやノーブラは考えもの。バストが普段よりも大きくなっている時期だからこそ、しっかりサポートしてあげないと垂れやすくなってしまいます。

授乳のしやすさとバストアップの両立のために考えられたブラも、最近ではたくさん売られています。たとえば、ワコールの「よくばり産後ブラ ルアノーレ」です。

よくばり産後ブラ ルアノーレ

片手でカップをめくってササッと授乳ができるうえに、サポート力は抜群!

しかも、卒乳後も使えるんです。デザインも普通のブラみたいにキレイなのもうれしいですね。

また、卒乳後には補正下着を使って、バスト周辺のお肉を正しい位置にもどしてあげるのも効果的です。

授乳ブラジャーの更に詳しい情報については下記記事を参照ください。
授乳ブラジャーってどんなもの?初めてママの為の【選び方&基礎知識】

マッサージや筋トレ

基本的には、卒乳したらもう普通のバストアップ法も実践できるようになります。なので、以下のような方法も、ぜひ試してみましょう。

  • バストマッサージやリンパマッサージ
  • 大胸筋を鍛える筋トレ
  • 運動

卒乳したとはいえ、小さな子どもを育てながらでは、思うように時間がとれませんよね。なので、最初のうちは短時間で終わる合掌ポーズや、お風呂の中でのマッサージなどから始めるといいでしょう。

卒乳・断乳の時期にもよりますが、産後の女性の身体はおよそ1年かけて徐々に元に戻ると言われています。なので、自分の身体とよく相談しながら行うようにしてくださいね。

授乳時間って、ある程度決めていけるものなんだね!赤ちゃんが泣いたらすぐに飲ませなきゃいけないかと思ってたけど、それをずっと続けていくとバストの下垂につながってしまうというわけだね。

見た目が普通のブラと変わらない、きれいな授乳ブラもあるんだね~。しかも卒乳後もそのまま使えるなんて、スグレモノ!いつか赤ちゃんができたら、こんなブラを使ってみたいな!

ブラと姿勢に気を付けて美胸キープ!胸を張って母乳育児を!

母乳で赤ちゃんを育てると、バストが垂れたり形が崩れたりしてしまうという噂は、ある程度は信ぴょう性のあるものでした。でも、姿勢やブラなどに気を付けることで、ダメージを減らすことはじゅうぶんに可能です。

バストのケアをせずに年齢を重ねれば、授乳していなくたって、胸の形は崩れてしまいます。それなら、ケアをしながら母乳育児をする方が、きっとメリットが多いはず!

胸が垂れることだけが心配で母乳育児をためらっている方がいるのなら、ぜひ上記の点に気を付けつつ、人生のうちで今しかできない授乳体験を楽しんでみてはいかが?

母乳のせいで、バストの形が崩れたり下垂したりすることは、確かにあるわね。でも、だからといってミルクにすればずっと美乳でいられるわけではないわ。

今は機能的な授乳ブラや補正下着なんかもあるし、一昔前に比べたら授乳と美胸を両立しやすい時代になったとも言えるわ。事前にこういう情報を集めておくのも、とっても大切なことよ。

まだその予定がない人も、もうすぐママになるという人も、ぜひご自分と赤ちゃんにとって最適な方法で育児をしていってね!

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