陥没乳頭で痛いのは乳腺炎かも?症状と治療法を解説!

2016/06/15

陥没乳頭は見た目だけでなく、痛みを伴うなど色々な問題を抱えています。もし、慢性的な痛みや腫れが出ているようなら、それは乳腺炎かもしれません。

とうして陥没乳頭だと痛みが出るのか、乳腺炎になるのか、仕組みと症状を解説し、治療法もご紹介していきます!

痛みを治すことは乳頭を出すことに通じます。陥没乳頭で長年悩んでいる人もぜひご覧になってください。

へこんでるだけじゃない!そもそも陥没乳頭って何?

乳首がへこんでいるだけなので、日常生活に支障がないと思われがちな陥没乳頭ですが、その程度は3段階に分けられます。

軽度の陥没乳頭 中度の陥没乳頭 重度の陥没乳頭
自分で乳首を出せるが、状態を保てず陥没してしまう。 ピンセットなどの器具を使わないと乳首が出てこない。離すとすぐに陥没してしまう。 器具を使っても乳首が出ない。手術による整形が必要。

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重度の陥没乳頭は、「真性陥没乳頭」とも呼ばれ、陥没した部分に垢やゴミなどが溜まりやすく、痛みや痒みを伴う人もいます。おへそをイメージしていただくと分かりやすいですね。凹んだ部分にはどうしても汚れが留まりやすいのです。

図解付き、陥没乳頭のしくみ

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正常な乳頭と陥没乳頭のしくみ

なぜ陥没乳頭になってしまうのか、主な原因は乳管の長さが足りないためとあります。

乳管は乳腺から乳首へ繋がる管です。いわば乳首の芯です。芯が短いため、乳房の中へ入り込んでしまうのです。

軽度な陥没の多くは、乳頭周辺部の皮膚が高まっており、中心部のみが陥没している状態です。また、重度な陥没は、乳管束とよばれる組織が、乳頭を強く牽引しているために起こります。
引用元:まなべ形成美容外科 陥没乳頭【保険適応】

ある調査によると、陥没乳頭の人は2~3%程度となっていますが、妊婦さんを対象に調査をしたところ、10%の人が陥没乳頭でした。ということは、陥没乳頭であると自覚のない人や回答をしていない人が潜在的にいると考えられます。

私も自覚がないだけで陥没乳頭なのかも…。普通の状態の時はおっぱいに乳首が少し埋もれてるから…。

でも不便や困ったことを感じたことがないし、これといった悩みがないんですけど、乳腺外科とかに行った方がいいんでしょうか。

見た目だけの問題じゃない!?乳腺炎が起こりやすい陥没乳頭

陥没乳頭である人が直面する問題は、「恥ずかしい」という見た目です。特に胸が膨らみ始める思春期頃は、たとえ些細なことでも、色々なことにコンプレックスを抱えてしまいがちですよね。

しかし最初に述べたように、見た目以上に困ることがあります。それが、「痛みや痒み」、そして「乳腺炎」の問題です。

垢やゴミが溜まりやすいということは、細菌なども繁殖しやすいとも言えます。乳頭には乳管に繋がる小さな穴があるので、そこから細菌が侵入し、炎症を起こす恐れがあるのです。

乳腺炎が起こりやすい陥没乳頭

陥没乳頭の人は乳腺炎になりやすいと言われています。乳腺炎とは、文字通り乳腺が炎症を起こす症状のことです。

授乳期に乳管が詰まって乳腺炎になる人が多いのですが、妊娠していない人もなる可能性があります。

乳腺炎には次の3タイプに分かれます。

急性鬱滞(うったい)性乳腺炎  急性化膿性乳腺炎  慢性乳腺炎
乳房が腫れ、患部に熱や痛みを伴う。 傷口や乳管口から細菌が侵入し、乳管内などに膿が溜まった状態。38度以上の発熱や患部に激しい痛みが出る。 乳輪の下付近に膿が溜まってしこりができ、痛みがある。化膿性乳腺炎が慢性化した状態。

慢性乳腺炎は、乳輪下腫瘍と乳腺拡張症という二つのタイプに分かれます。

乳腺炎になる前に

乳腺炎はただ痛いだけでは済みません。炎症が酷くなると激痛が走り、とても耐えられるものではありません。また、乳腺から菌が体内に流れ、全身の症状へと悪化する恐れもあります。そうなる前に陥没乳頭を治療し、乳腺炎のリスクをできるだけ下げておきましょう。

陥没乳頭って大変なんだねー。私は気にしたことなかったけど、乳首が陥没するような大きな胸じゃないから関係ないのかな。

乳腺炎って痛いって聞くし、どんなことを注意してればいいんだろう?やっぱり妊娠したり出産したりしなきゃ分からないものなのかな?

陥没乳頭の人は妊娠前でも乳腺炎になりやすいのよ。もしあなたが陥没乳頭だったらしっかりケアすることね。

でも乱暴に引っ張ったりしたらダメ!陥没乳頭はデリケートだから傷だらけになったらその傷から細菌が入ることもあるの。そのために色々な治療方法があるのよ。

もう陥没させない!陥没乳頭の治し方

では、どうやって陥没乳頭を治すのか?方法は次の3つがあります。

  • マッサージで徐々に乳頭を出す
  • 吸引器具で乳頭を出す
  • 手術で乳頭を出す

これは、陥没乳頭の程度によって選択肢が違ってきます。軽度~中度の陥没乳頭では、マッサージや吸引器具で乳頭を出すことが可能ですが、重度の陥没乳頭になると、手術を受ける人もいます。

また、軽度~中度の陥没乳頭でも、マッサージや吸引器具はあくまで陥没乳頭を緩和させるためのものであって、完治させるものではありません。完治を考えるならば、やはり最終的には手術の必要性があります。

しかし、継続は力なり。マッサージや吸引器具で、ある程度陥没乳頭が治った、という人も少なくありません。やらないよりはやってみる、これが、陥没乳頭を治す第一歩なのです。

もし妊娠してから陥没乳頭に気付いたら

先述したように、自分が陥没乳頭と気づかないまま妊娠する人は決して少なくありません。そんな時は慌てずに、助産師に相談したり、授乳を終えてから手術を検討するなど、冷静に対策を考えましょう。

妊娠して初めて自分が陥没乳頭って気づく人もいるのね。それほど軽度だったり、扁平乳首といって陥没はしていないものの、おっぱいが吸わせにくい乳頭の人もいるわ。

そんな人たちも、日々のケアで陥没乳頭を緩和させることができるのよ。

軽度の陥没乳頭におススメのマッサージ法

では、はじめに陥没乳頭に効くマッサージ法をご紹介していきましょう。マッサージの準備として

  • 手と乳頭を清潔にする
  • 爪が長い場合は切っておく
  • 摩擦を避けるためにマッサージ用のオイルなどを用意

準備が整ったら、マッサージ開始です。入浴時に行うと、血行が高まっているので、より効果的です。

乳頭をつまみ出す

陥没したままマッサージをしても、効果はありません。まずは乳頭をつまみ出しましょう。手でつまみ出す場合は、片手で乳房を支えながら、もう片方の指で優しくつまみ出します。指で出てこない、痛みがある場合は、吸引器具などで出してください。

出てきた乳頭をマッサージ

乳頭を上下から、人差し指と親指を使って圧迫していきます。3秒程度、しっかり圧迫したら、位置を変えて繰り返します。乳頭が硬い場合は、5~10秒ほど、圧迫する時間を長くしてみてください。1分~3分かけて、ゆっくり乳頭に圧をかけていきましょう。

次に、人差し指と親指で乳頭を揉んでいきます。こよりを作るようなイメージで、横方向、縦方向にゆっくりマッサージしていきましょう。ここで痛みを感じる場合は、最初の圧迫マッサージに慣れてからチャレンジしてみてください。

乳頭が立つように、血行を良くするようにイメージしながらマッサージしていきます。義務的にマッサージするより、理想の乳頭をイメージしながらの方が、楽しくマッサージができますよ。

注意したいのが、陥没乳頭は、人によっては非常に敏感で、痛みがある場合もあります。ですから、初めはなるべく優しく、無理のない程度でマッサージしていきましょう。

また、妊娠中の人は、初期にはこのマッサージを行わないようにしてください。乳頭を刺激すると、子宮を収縮させる作用がありますので、赤ちゃんへ悪影響があります。産院で母乳マッサージを指導されるようになった頃から再開するのが良いでしょう。それでも、マッサージ中にお腹が張ってきたり、痛くなるようでしたら中止してください。
これなら私も続けられそうな簡単ケアですね。乳首と指を清潔にしておくのが一番大事なことですね。

妊娠してからじゃケアが難しくなるみたいだから、ママになる前に陥没乳頭のケアをしておきたいですね。

自分に合った吸引器具で陥没乳頭を治す

陥没乳頭のための吸引器具は様々にあります。陥没乳頭専用のものでなくとも、乳首を出して固定するものなどがあります。

ポンプ式などの乳頭吸引器

ポンプ式はマッサージ前など、使いたい時に使えるという利点がありますが、その時限りしか乳頭が出ない、力加減を調節する必要があるなど、どちらかと言えば軽度の陥没乳頭向けになります。

乳輪に圧をかけて乳頭を吸い出す器具

乳輪に圧をかけるタイプの吸引器具は、多くは日中、または就寝中につけて乳頭を出すものがほとんどです。目立たないタイプのものもあり、ブラジャーの下につけていてもわからないので、陥没しないようにクセをつけることができます。ただ、長時間肌に直接つけているものなので、体質によってはかぶれを起こしたり、かゆみが出てくる乳輪トラブルを引き起こす場合もあります。

乳頭保護器

乳頭保護器は、授乳などで乳頭が傷ついた時に使うものですが、陥没乳首にも効果があります。実際、授乳中の陥没乳首のママが、授乳時に乳頭保護器を使って乳頭を出し、そのまま授乳させる便利グッズとして使うことがあります。

保護噐を使っても授乳が痛いと言う人は、母乳からミルクに切り替えても良いでしょう。もちろん、ママでない人も保護噐を使ってかまいません。

どの吸引器具にも言えることですが、使用前後は必ず清潔にし、説明書の正しい装着方法を守って使いましょう。

ほとんどがマタニティ用品の売り場にもありますので、手に取りやすく、気軽に買えます。

これらの器具を使っても全く乳頭が出ない、という人もいます。そのような重度の陥没乳頭の方は、次の方法があります。

ポンプ式なら簡単に乳首が出そうだけど、そうもいかない人がいるんだね。陥没乳頭ちょっと軽く考えてたかも…。

本当に重度な人は乳首を出すだけでもかなり大変なんだね。でも重度の陥没乳頭でもどうにかする方法があるみたい。次いってみよう!

重度や手っ取り早く乳頭を出したい人には形成手術

陥没乳頭治療の最大にして最後の手段と言える、形成外科手術です。乳管を温存、つまり、母乳を与える機能を残す手術が一般的です。乳管は一度傷つくと、その後繋げることができません。ですので、陥没乳首の具合によっては複雑な手術になると言われています。また、手術後に再陥没するケースもあります。

ですが、医学の進歩は目覚ましく、乳管を傷つけることなく、再陥没も非常に少ない手術が可能になってきています。

美容外科などでは、陥没乳頭の手術を取り扱っていますので、経験豊富な形成外科医がいる病院選びが大事になってきます。

時間とお金が心配…手術はどのくらい掛かるの?

手術と言ったらまず心配するのが費用ですよね。相場はピンキリですが、重度の陥没乳頭の場合、保険適用されることがあり、10万円前後で手術ができます。

手術の必要がないと判断される軽度~中程度の陥没乳頭は美容整形となり、保険が適用されないことがあります。その場合は両乳首でおよそ50万円前後かかります。

手術は局部麻酔で行われ、概ね1~2時間ほどで終わります。入院の必要はなく、日帰りできます。その後、1週間ほど専用器具で乳頭が出ている状態を維持し、手術の傷が治ってきたら抜糸します。傷の腫れや赤黒さは2~3ヶ月程度で落ち着き、元の肌の状態に戻っていきます。

傷口が治るまでは、消毒や抗生物質などで、化膿や感染症を防ぐことが大切です。病院によってはアフターケアなども万全なので、自分が納得する手術、アフターケア、料金の病院をじっくり探してみましょう。

できれば乳首自体を手術したくないけど、重度で悩んでる皆さんには最後の手段ね。

腕のいい先生に手術してもらいたいけど、素人が初見で腕がイイかどうかなんてわからないものね。そういう時はネットの口コミや知恵コレなんかで検索をかけると見つかったりするものよ。

あと、手術跡を薄くするために馬油を塗るといいって言うわね。これは完全に傷口が塞がってからのケアね。肌質に合わない場合もあるから、使う前にパッチテストをするといいわ。

陥没乳頭は放置しない!乳腺炎を防ぐためにも治しておこう

マッサージ、吸引器具、手術、と陥没乳頭を治すのには手間がかかるなあ、と思われたかもしれません。

しかし放置しておくと、先ほども書いたように、乳腺炎などのリスクが上がったり、授乳に支障をきたすなど、見た目を気にする以上に厄介なことになります。

陥没乳頭を気にしていない人も、悩んでいる人も、まずは乳頭のマッサージから始めてください。それから程度によって器具を使ったり、手術を考えても遅くはありません。

いかがでしたか?陥没乳頭は決して治らないものではありませんのよ。今気になっている人も、これからママになることに不安を感じている人も、ケア次第で陥没乳頭を緩和させることができるのです。

乳腺炎になりやすいからと言って、不安になることはありません。乳首中心に清潔を保っていれば、乳腺炎を予防することもできるのです。陥没乳頭が気になる人は、ぜひ書かれているケア方法を試してくださいね。

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