ちょっと待ってその微熱!乳がんの初期症状かもしれない!?

2016/08/10

最近なんだかだるい、微熱が続いている、そんなときは風邪を疑うと思いますが、もしも症状が長引く場合にはほかの病気かもしれません。体のだるさや微熱が続くときはいろいろな病気が考えられますが、とくに注意してほしいのが女性特有のガン、乳がんです。

乳がんをはじめとするガンは早期発見できれば今や完治する時代。一方で、発見が遅れれば人生を狂わせてしまいます。大事な家族に悲しい思いをさせないためにも乳がんについて知っておく必要があります。

乳がんってどんな病気?乳がんの原因と予防方法

先日も人気タレントが乳がんを告白し話題になったばかりですが、なぜか若い日本人女性の間で乳がんが増加しています。女性なら誰でも乳がんになる可能性はゼロではなく、他人事では済ませられない病気なのです。

国立がん研究センターがん対策情報センターによると、女性の乳がんの年齢別患者数は下記のグラフのようになっています。

女性の乳がんの年齢別患者数

最近乳がんと診断された人の話をよく耳にしますが、実は日本人は欧米人に比べると乳がんになる割合は統計的に低いのです。しかし、その分マンモグラフィーなどの乳がん検査の普及が遅れていて、死亡率は右肩上がりです。

乳がんは早期発見ならほぼ完治することが可能なガンです。早い段階でガンに気付くためには乳がんに関する知識を身に着けておくことが大事です。

乳がんの歴史

乳がんは古代エジプト時代からあったと言われています。近代に入ってからも乳がんは多くの人を苦しめてきました。1900年代初頭にハルステッドという人が提案した乳がん手術は乳がんが全身に転移するという考えのもと、疑わしい個所をすべて切除するという手術方法でした。

しかし、ハルステッドの手術法は大胸筋や小胸筋をはじめ、リンパ節までも切除するものだったため後遺症が残ったり、傷跡が目立つなどのデメリットも多かったのです。

1970年代に入り、乳がんは初期であれば、切除しても温存しても治療成果は変わらないということが臨床実験で証明され、乳がん手術は最低限の切除で済むようになっていったのです。

ガンの大きさが5㎝以下であれば乳房を残すことが可能と言われていますが、乳房の大きさやガンの状態にもよりますので絶対とは言えません。

乳がんはどんながん?

乳がんとをはじめとするがんは遺伝子が傷つくことで起こります。先天的に遺伝子に傷がついている場合と様々な原因により後天的に傷つくこともあります。

がん細胞は人の体内で無限に増殖を続けるだけではなく、体内を自由に移動して移動先でも増殖を繰り返します。

乳がんには大きく分けて非浸潤がんと浸潤がんがあります。簡単に説明すると非浸潤がんは転移しないもの、浸潤がん転移する可能性のあるがんで全身の病気と言えます。

乳がんになる原因

乳がんになる原因は様々で、現在もまだ完全には解明されていません。しかし、下記の項目に当てはまる人は乳がんになりやすいと言えます。

  • 初潮が早い
  • 閉経が遅い
  • 出産経験がない
  • 肥満
  • 家族にがん患者がいる
  • 乳腺疾患にかかったことがある
  • 飲酒・喫煙の量が多い

乳がんのおもな原因は女性ホルモンであるエストロゲンと考えられています。

男性に乳がんが少ないのもそのためです。初潮が早く、閉経が遅い人は長い期間が乳腺がエストロゲンにさらされることになるため乳がんのリスクが増えるのです。

出産や授乳中は生理がないため、その間はエストロゲンにさらされずに済みます。授乳経験がある方が乳がんになりにくい傾向がりますので、積極的に授乳育児をするのがおすすめです。

乳腺疾患をはじめ、女性ホルモンが原因となるその他のガンの経験者は乳がんになる確率が高くなります。また飲酒、喫煙の量が多い人は乳がんになりやすいという統計がありますが、関連性は解明されていません。

最近芸能人でも乳がんをカミングアウトする人多いよね。他人事とは思えないよ。乳がんには転移しない非浸潤がんと転移する浸潤がんがあるんだね。

乳がんの原因は初潮が早かったり、出産や授乳経験がなかったり、エストロゲンの影響によるものが多いんだって。飲酒や喫煙もよくないみたいだから気をつけなきゃ。

早期発見が重要!初期症状を見逃さないためのチェック項目

乳がんは早期発見で99%完治すると言われています。乳がんを早期発見するためには自分で乳房を触って、しこりがないかチェックすることが大切です。

  • 乳房の大きさが左右対称であるか
  • 皮膚がひきつっていないか
  • しこりがないか
  • 皮膚がくぼんだりしていないか
  • 乳首から出血などがないか

週に一度は乳房を触って異常がないかどうか確認しましょう。ただし、しこりがあったからといってすぐに乳がんというわけではないのであわてないでください。

しこりが固く、押しても動いたりしない場合には悪性の乳がんである可能性があります。

案外知られていない乳がんの初期症状は微熱

乳房を触ってチェックしていても素人では乳がんの兆候を見逃してしまうこともあります。乳がんの初期症状にはどのようなものがあるのでしょうか。

乳がんのチェック項目で挙げられたポイントがおもな乳がんの初期症状です。

しこりはもちろんのこと、乳房の大きさが左右非対称だったり、腫れていたり、ただれていたり、ひきつっていたり、くぼみができていたりすることがあるので、毎日バストを鏡に映して外見的にチェックすることも大切です。

また乳首から出血、または分泌物がある場合も要注意です。痛みにかんしては初期の段階では自覚できないものが多いようです。

乳房の異常のほかにも微熱がある、倦怠感がある、疲れやすいなど体調不良を訴える人も多くいます。ただし、このような症状は風邪や疲れなどと変わらないのでつい見過ごしてしまいがちです。

微熱を伴う体調不良が2週間以上続く場合や短期間の間に体重減少がある場合には医療機関を受診することをおすすめします。

まずは最寄りの内科などを受診することになりますが、女性向けのレディースクリニックの方が専門的な診察をしてくれるのではないかと思います。

受診した結果、乳がんを疑うようであれば専門機関で治療方法を考えていくことになります。

乳がん検診

乳がんの早期発見につながるもう一つ大事なポイントは年に一度乳がん検診を受けることです。40歳を過ぎると健康診断で乳がん検診を受けることをすすめられます。

乳がん検診には触診、マンモグラフィー、エコーの3種類の方法があります。触診は医師が直に乳房を触って、しこりなどの異常がないかチェックします。

マンモグラフィーは専用の機械に乳房をはさみ、上下から圧迫して撮影し、左右の乳房を比較しながら腫瘍などがないかを確認します。マンモグラフィーでは触診では発見しにくい5㎜以下の腫瘍もみつけることができます。

ただし、若い人は乳腺が発達しているのでマンモグラフィーでは乳腺部分が白く映ってしまい、しこりがわかりにくいという欠点があります。

エコーとは超音波検査のことです。エコー検査は比較的若い人向けで、小腫瘤をみつけることができます。ただし、エコー検査の場合、医師の技量によって結果に差がついてしまうというデメリットがあります。

一方、マンモグラフィーは医師の技量に左右されることなく正確な結果を得ることができます。できれば両方の検査を1年に一回受けることが乳がんの早期発見につながると思います。

病院選びについて

乳がんを疑われ専門機関の受診をすすめられた場合、病院選びがとても重要になりますが、どのようにして病院を選べばいいのでしょうか。

乳がんの種類や状態にによって様々な治療方法があります。もちろん自分にとってベストな治療先を選びたいのですが、必ずおすすめしたいのがセカンドオピニオンを聞くことです。

インターネットなどで情報を集めたらいくつか病院をしぼりましょう。病院を絞り込んだら、検査結果や提案された治療方法の情報をもって、別の病院でセカンドピニオンを求めましょう。

沢山の選択肢の中から自分にとってよりよい治療法を探すことは、乳がんだけでなく、どの病気においても大切です。また病院選びに関しては乳がんの手術の件数が多い、乳がんの専門医がいるなど乳がん治療に関して経験が豊富な病院を選ぶことがベストです。

後ほどご紹介する乳がんにエキスパートと言われている田澤先生のホームページをのぞくと、乳がん患者にとって有益な様々な情報を得ることができます。

乳がんの早期発見には自分で乳房を触ってしこりがないか、ひきつりやへこみがないか、分泌物の異常はないかチェックすることが大事なんですね。それにエコー検査やマンモグラフィーを受けることが早期発見につながるんです。

しこりがとくにポイントみたいですけど、自分では判断できないときには受診するのがベストです。乳房の異常以外には乳がんの初期症状にはどんなものがあるんですか。

そうなの。乳がんはとにかく早期発見で90%以上治るんだから、自分でチェックするのがとても効果的なのよ。しこりやへこみ、分泌物など以外にも微熱が続いたり、急激に体重が減ったりしたら要注意よ。

風邪と似たような症状だからわかりにくいけど、2週間以上続くようなら病院に行くことをおすすめするわ。

乳がんは完治する時代!乳がんの治療法と手術について

自分で乳房に異常を感じたらまずは医療機関を受診することになりますが、その後はどのようにな流れで検査が行われるのでしょうか。

がんが疑われる場合は血液検査を行うほか、細い針を刺して、直接細胞や組織を採取してがん細胞かどうか調べます。細胞を検査することによって今後どのような治療法が適しているかということを知ることもできます。

細胞を検査することで現在のがんのステージが分けられ、ステージによって治療法が決まります。

ステージ 症状
0期 非浸潤がん(手術後に確定)
Ⅰ期 しこりは2cm以下、リンパ節転移なし
Ⅱ期 しこりは2.1~5cmでわきの下のリンパ節転移なしもしくは疑い
Ⅲ期A期 しこりは2cm以下でリンパ節への転移、癒着や腫れがある
Ⅲ期B期 がんの大きさ、転移に関わらずしこりが固着、皮膚にただれ
Ⅲ期C期 しこりの大きさに関わらずわきの下、胸骨の内側、両方のリンパ節への転移あり
IV期 遠隔転移あり

各ステージの10年後の生存率ですが、ステージ0期の場合98%、ステージⅠ期で90%、ステージII期で80%、ステージIII期で60%、ステージVI期の場合20%となります。

がんの治療法

乳がんはステージによって様々な治療法の選択肢があります。

切除といってもしこりとその周辺数センチを切除するもの、正常な乳腺まで切除するもの、乳房すべての切除するもの、筋肉やリンパ節まで切除するものなどがあります。

その他にも放射線を使った治療法もあります。乳がんはガンの中でもとくに放射線治療が有効と言われています。がんを切除する前にまずは放射線である程度小さくしてから切除するという方法もあります。放射線治療は再発を防ぐ目的でも行われます。

化学療法には抗がん剤治療やホルモン治療があります。抗がん剤を使った治療法では、がん細胞の増殖を抑え、再発や転移を防止する効果があります。抗がん剤治療は広い範囲の治療に効果を発揮します。

ホルモン治療ではガンの原因となるエストロゲンの分泌を薬で押さえるなどがん細胞の増加や再発を防ぐことを目的としています。

現在では一人一人のがんの状態にあった治療を行うことができます。しかし、それぞれの治療法にはメリットデメリットがあります。デメリットを補うためにいくつかの治療法を同時に行うこともあります。

治療法 問題点
手術 傷や体への負担が大きく回復に時間がかかる・手術ができない場所の場合治療ができない
放射線治療 照射部分へのダメージが大きい・めまいなど副作用がある
化学療法 正常な細胞にも悪影響を及ぼし副作用がある・がんの種類によっては効きづらい・薬などが高額である

通常、様々な検査を行い、どの治療法が最も効果的なのか、体に負担が少ないのかなどを考慮し、治療法を組み合わせたり、治療時期を検討していきます。また治療法は日進月歩で常に目覚ましく進化しています。

10年前に比べがんの生存率も飛躍的に上がっています。がんはすぐに命を落とす病と考えられていたのは過去の話になりつつあります。

がんのステージとか生存率とかいう話を聞くとなんだか不安になるけれど、沢山の効果的な治療法があるんですね。手術、放射線治療、抗がん剤治療など選択肢がいろいろあります。

がんの状態によっては複数の治療法を用いることもあるんです。進行具合によっては時間がかかるかもしれないけどなんだか希望が持てそうですね。

乳がんのエキスパート!田澤先生の乳がんプラザ

がんの治療法が進化し、生存率は上がったと言われても実際にがんを宣告された場合に冷静でいられる人は少ないのではないのでしょうか。

がんと宣告されたらまずは病院のこと、治療のこと、実際の体験談など知りたいことはたくさんあると思います。そんなときに強い味方となるが田澤先生の乳がんプラザです。

乳がんのエキスパートと言われている田澤篤先生は現在江戸川病院の乳腺センター長を務めています。東北大学医学部を卒業後、東北大学病院や東北公済病院などで乳がんの専門医として実績を積み、日本乳癌学会の専門医、指導医なども務めています。

田澤先生が監修するホームページ「乳がんプラザ」では一般の人が乳がんに関する基本情報を知るためというよりは、実際に乳がんになった人が知りたい思う専門的な内容が多く含まれています。

実際に自分の症状やがんの状態と照らし合わせながら様々な情報を入手できるという点では本当に乳がん患者の力になってくれるホームページだと思います。

中でも注目したいのが乳がんのQ&Aのコーナーです。

このコーナーでは乳がん患者が実際に田澤先生にメールで質問することができ、田澤先生が回答を掲載しています。このQ&Aは誰でも閲覧することができますので、同じような疑問を抱いている人の役に立つことができます。

Q&Aコーナーは更新の頻度も高く、回答の内容も具体的な数値などを挙げながらわかりやすく説明しています。これほど有益なサイトは類がなく、田澤先生が一人でも多くの患者の力になりたいと考えているのがわかります。実際に江戸川病院で田澤先生に診察してもらうことができない方でも、田澤先生にセカンドオピニオンを聞くことができます。

沢山の症例を目の当たりにしてきた田澤先生だからこそ的確に回答することができるのでしょう。

乳がんの疑いがある人、乳がんと診断された人、家族が乳がんになった人などすべての乳がんに悩む人にチェックしてほしいホームページです。

田澤先生の「乳がんプラザ」すごいよ。実際に乳がんになった人が知りたいと思う情報がわかりやすく説明されてるし、メールで質問もできるんだね。

田澤先生っていう人は乳がんのエキスパートみたいだし、私ももし乳がんになったときは田澤先生に診察してもらいたいな。

乳がんは治るガン!一人一人に合ったオーダーメイドの治療法

ある日突然乳がんを宣告され奈落の底に突き落とされたような気持になってしまう方もいると思いますが、がんは決して不治の病ではありません。

早期発見の場合はもちろん、ステージが進んでいても医学の進歩によって10年後の生存率もアップしています。

治療法も手術、放射線治療、化学療法などがあり、いくつか組み合わせるなどして効果を上げています。

乳がんと診断された場合には田澤先生のHP「乳がんプラザ」など患者のための情報サイトを活用し、乳がんの最新情報を入手することが可能です。田澤先生に直接質問できる「乳がんプラザ」は乳がんと診断された方には必ずチェックしてほしいサイトです。

乳がん患者はがんの治療だけではなく、精神面のサポートも重要となります。信頼できる医師と治療方針や病状について十分なコミュニケーションをとることが大切です。

乳がんを語るうえでとにかく最も重要なのは早期発見です。毎日乳房を触って異常がないか確認すること、一年に一度はエコー検査やマンモグラフィーを受けることで大切なものを失わずにすむのです。

仕事が忙しい、家事や育児に負われている、いろいろな事情があると思いますが、病気になっては本末転倒です。大好きな仕事を続け、大事な家族を守るためにも乳がん検診を欠かさないで下さい。

乳がんって宣告されただけでパニックになってしまう人が多いけど、乳がんってがんの中でも治りやすいのよ。放射線治療もほかのガンよりも効果が出やすいの。

それに放射線治療や化学療法でがんを小さくしてから手術することで負担を最小限にできるの。乳がんについて知りたいという人は「乳がんプラザ」の情報量がすごいからぜひチェックしてみるべきだわ。

とにかく年に一度乳がん検診を受けることが何よりも大事よ。

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