胸が張るけど、これってまさか妊娠!?女性のための基礎知識

2016/08/25

胸が張りだしたとき、いつもよりも食欲旺盛になったとき、またはその両方になったときは「そろそろ生理が来るな」と思う方が大半なのではないでしょうか?

でも早合点は禁物ですよ!なぜなら、胸が張るのも食欲旺盛になるのも、妊娠したばかりのころにも起こる症状だからです。

妊娠しているかどうかをはっきりさせておくには、これ以外の妊娠の徴候についてもしっかり知っておくことが大切です。

バストの張りを「生理前のいつものアレ」と軽く考えないために、女性にとっての重要な基礎知識をご紹介します!

これって妊娠の前兆?胸が張るのは生理前だけじゃない!?

女性にとってバストが張って痛むことは珍しい症状ではないだけに、つい見過ごしてしまいがち。でも実はこれは妊娠の初期症状かもしれません。

妊娠初期の症状は、どれも女性にとってよくあることばかり。うっかり見逃すと、後で慌てることになってしまうかもしれません。

誰もがウッカリしそうな「超初期妊娠症状」とは?

妊娠したばかりの人がまず初めに体感する症状は、超初期妊娠症状と呼ばれています。

実はこれ、生理前の症状にソックリなんです。まずは超初期妊娠症状をざっとご紹介しましょう。

  • 胸が張る
  • 食欲旺盛になる
  • 頭痛がする
  • イライラがおさまらない
  • 腹痛を感じる
  • 眠気がずっと続く
  • ニキビができやすくなる

どうでしょう?あなたが生理前に感じる症状にも、当てはまるものが幾つかあるのでは?それだけ超初期妊娠症状と生理前の症状は、区別がつきにくいのです。

ならば検査をすればいいのですが、超初期妊娠症状の段階だと、妊娠検査薬を使っても陰性になることが多いのです。

身体は検査にも引っかからないような早い時点から、お母さんになる準備を整えているんですね。

特にバストは授乳という大きな役割がありますから、妊娠可能な状態になれば、黄体ホルモンの影響で乳腺が張ってきます。

でも胸のハリが生理予定日を過ぎても続いたり、より強くなるようならば超初期妊娠症状かもしれません。

妊娠すると乳首や乳輪も変化する!

バスト全体だけでなく、トップバストの変化にも気をつけましょう。妊娠すると、乳首や乳輪にもこのように特徴的な変化が起こります。

  • 乳首が敏感になる
  • 乳首が痛い、痒い
  • 乳輪にプツプツができる
  • 乳首や乳輪が大きくなる
  • 乳輪の色が濃くなる

胸の張りと同時にこのような兆候が出て来れば、ますます妊娠の可能性が高くなります。

バストの張りや食欲旺盛、眠気やイライラは私の生理前の症状とピッタリ!超初期妊娠症状もこれと同じだなんて知らなかったよ。

ま、私の場合心当たりがないから落ち着いていられるけどさ・・・

胸が張るだけじゃない!なんと喉が痛いのも妊娠のせい?

超初期妊娠症状の次にやってくる段階が、妊娠初期症状です。ここまで来ると、いつもの生理前とはかなり違った症状も出てきます。

でも中には意外な症状もあって、これだけですぐに妊娠に気付けるとは限りません。

風邪と勘違いすることも?意外な妊娠の初期症状

妊娠初期症状はさらに数が多いので、部位別に分けてご紹介していきます。

【全身】

  • 食欲がない、あるいは逆に食欲旺盛になる
  • 胸が張ったり、痛みがある
  • あらゆるにおいに敏感に反応するようになる
  • 悪寒、ほてりを感じる
  • 咳やくしゃみ、鼻水が出るなど風邪に似た症状が出る
  • 喉が痛い
  • イライラがおさまらず、情緒不安定になる
  • 頭痛やめまいが起こる
  • 眠りが浅い
  • 動悸や息切れをよく起こすようになる

【腹部】

  • お腹が張る
  • 胃もたれがする
  • 下痢や便秘になる
  • 下腹部にちくちくと刺すような痛みを感じる
  • 子宮の辺りで生理痛に似た重い痛みがある
  • おりものの量が増える、または色が白く、水っぽいおりものが出てくる

【下半身】

  • 足がむくむ
  • 足の付け根、股関節が痛む
  • 恥骨や尾てい骨部分に痛みがある

妊娠初期症状でも胸が張る、食欲旺盛になるなどの症状が見られますが、中には風邪に似た症状もあることに気をつけてください。

喉が痛かったり寒気や咳が出ていても、それと並行してバストの痛みが続いていれば、それは風邪ではないかもしれません。

息切れ、咳や喉の痛み、腹痛や下半身のむくみ・・・こんな女性にとってよくある不調も、実は妊娠の初期症状かも。心当たりのある方は気をつけてね。

食欲の増進と同時に、バストの張りや痛みが治らないのなら、いよいよ妊娠を疑った方がいいわ。大切な時期だから慎重に様子を見るようにしましょう。

胸が張るのはナゼ?妊娠に関わる3つのホルモン

胸の張りなど妊娠によって体が大きく変化するのは、ホルモンの影響です。妊娠すると3つのホルモンの量が急激に上昇し、母体を赤ちゃんを育てる環境に変えていくのです。

妊娠すると3つのホルモンが激増する

妊娠に関わるホルモンは以下の3種類です。

  • ヒト絨毛性ゴナドトロピン(hCG)
  • エストロゲン
  • プロゲステロン

この3つのホルモン量は、妊娠と共に急上昇したりまた急下降したり、出産まで大きなカーブを描いて変化していきます。

胸の張りはほんの一部で、母体はそれ以外にもめまぐるしい変化にさらされます。妊娠初期に体調が悪くなったり気分がすぐれないのも当然。体の中はまさに「大わらわ」なのです。

食欲旺盛になる「食べつわり」もある!

妊娠初期に食欲がなくなるのは、急増するヒト絨毛性ゴナドトロピンのせいとも言われています。でもつわりの症状は食欲不振だけとは限りません。

反対に、妙にお腹が減ってしかたがなかったり、いつもは食べたくないものが食べたくて我慢できなくなったり。また変な時間に空腹を感じて、食べなければ気持ちが悪くなる・・・これは「食べつわり」と呼ばれる症状です。
食欲が止まらない!?これが「食べつわり」の体験談!
・食べ続けていないと気持ち悪いので体重が20キロ近く増えた
・お腹が減ると吐き気がするのでお菓子が手放せなかった
・夜中も起きて食べていた

ただの食欲旺盛というよりは、異常な食欲といった方がピッタリですね。このようにいつもとは様子の違う食欲も、やはりホルモンが関係しています。

妊娠すると3種類のホルモンの大変動が起こるので、バストが張ったりするんですね。特にヒト絨毛性ゴナドトロピンの急増がつわりの原因らしいんですが、つわりって食欲不振になるとは限らないんですよ。

私の友達が妊娠初期から「食べつわり」だったんです。自分ではどうしても止められないんですって。ホルモンの作用って不思議ですよね!

コレだけは気をつけて!妊娠初期にしてはいけないこと

このような兆候が見られたら、もしかしてお腹に宿っているかもしれない赤ちゃんのために、喫煙やアルコールは極力控えておく方が安心です。

いずれも胎児への影響が非常に大きい要素ですので、病院で妊娠検査を受ける前から気をつけておくに越したことはありません。

思ったより怖い!妊娠中の喫煙は早産を招く!?

東京都練馬区ホームページによると、下記のように妊娠中にたばこを吸うと子宮内胎児発育遅延という事態になるおそれがあります。

また、流産や早産、前置胎盤や胎盤早期剥離の可能性を高めることにもなります。これは通常の2、3倍にもなると言われています。

妊娠中のたばこの危険性

また副流煙も赤ちゃんには害となりますので、喫煙所の近くにはけっして向かわないようにしてください。

また、旦那さんなど身内の人がたばこを吸っている場合は、赤ちゃんのためにもぜひ協力してもらいましょう。

少しのアルコールでもお腹の赤ちゃんには危険?

次にお酒の危険性についてです。

妊娠期間中の過度の飲酒は胎児性アルコール症候群を引き起こすおそれがあると言われていますが、少ない摂取量であっても何らかの影響はあると考えられています。

1日のアルコール摂取量 胎児への影響
15ml 未満 少ない
90ml 以上 奇形発生が明らかに高くなる
120ml 以上 胎児アルコール症候群発生率30~50%

周囲に飲酒を薦められても、おっぱいのハリが気になるような時はキッパリと断るようにしたいものですね。アルコールの危険性を知っていれば、つい押し切られることもありません。

実は妊娠の超初期には問題はないと言われているのですが、何時から気をつけるべきなのか線引きが難しい以上、最初から飲まないのが一番です。

妊娠中の飲酒量の許容範囲とは?
・ ワイングラス1杯
・日本酒コップ半分
・ビール350ml缶1本分

但し連続飲酒には要注意!この量を毎日飲み続けて胎児アルコール症候群を発症した例もあるんですよ。

胸のハリなどのサインがあれば、少量でも続けて飲まないことが大切です。

その喉の痛みは妊娠かも?風邪薬にご用心!

気をつけたいのはタバコとアルコールだけではありません。喉の痛みなど風邪様の症状が出ると風邪薬を飲む可能性がありますが、これも気をつけていただきたいことのひとつです。

ただ妊娠と薬に関する相談結果によれば、あらゆる薬の危険性を含めても全体の99.9%は問題がないと言われており、特に市販薬は心配ないものが殆どです。

気になる妊娠中の薬の服用
・風邪薬など市販薬については問題がない
・持病のある人が病院で処方される薬に気をつけるべき

「妊娠と薬外来」の相談件数は年々増える傾向にあるようで、ここからも薬の影響の不安を抱えている方がとても多いということが分かります。

せっかくのマタニティライフをブルーにしてしまわないためにも、妊娠の可能性のある時期に入ったら風邪薬などは飲まないよう、日頃からバストの張りなど微妙な体調の変化によく気付けるようにしておきたいものです。

妊娠に気づくか気づかないかっていう時期に一番問題なのが、アルコールやタバコ、薬など、お腹の赤ちゃんによくないものを摂取してしまうこと。

もしもそんなことがあると、出産までずっと気にしなくちゃならないかも。ほとんどのケースでは取り越し苦労に過ぎないんだけど、クヨクヨ心配すると胎教にも良くないわよね。

これで安心!妊娠の兆候を見逃さない3つのポイント

しかしバストの張りにしても喉の痛みにしても、いずれも女性にとって普段ありがちな体調の一変化に過ぎません。

これだけで生理前の症状なのか妊娠の初期症状なのかを判断するのには、やっぱり無理があります。

そこでより早く正確に見定めるためには、女性特有のリズムをしっかり捉えることが大切になってきます。

①基礎体温を測って自分のリズムを知ろう!

女性の身体のリズムを知るために昔からある確実な方法が、基礎体温を測ることです。方法はシンプルで、朝起きた時に安静時の体温を測って記録するだけ。

「基礎体温」の測り方の注意点
・起床後、寝たままの姿勢で計測する
・舌下で計測する
・測り終わるまで起き上がったり動いたりしないこと

毎朝なのでちょっと面倒ですが、これによって色々なことが分かります。すずらん鍼灸院によると、基礎体温の理想型は下記のようなグラフになります。

基礎体温のグラフ

人によって基礎体温のグラフのパターンには若干の差がありますが、無排卵ではない限り、グラフはこのように高温相と低温相の2相に分かれます。

エストロゲンが減り、入れ替わりにプロゲステロンが増えると基礎体温は上昇し、低温相から高温相に入ります。

そして予定日を過ぎても生理が始まらず、高温のまま体温が下がらなければ、妊娠の可能性が。

日頃から基礎体温をチェックしていれば、バストの張りなど体調の変化の時期を予測することができますし、それが普段の生理によるものとはちょっと違うということにも、いち早く気付くことができるでしょう。

でもこのようにはっきりした変化がグラフに表れてくれないことも。これは以下のようなことが原因だと考えられます。生活習慣の乱れは基礎体温グラフの乱れにも繋がるので要注意です。

  • ホルモンバランスの乱れ
  • ストレス、体の冷え
  • 目覚めてすぐに測っていない
  • 睡眠不足

②生理不順はしっかり治そう!

自分の基礎体温を測ってみて、もしも何ヶ月経っても高温と低温の2相がグラフに現れない場合は、実際には排卵が起こっていない可能性があります。

こういう方でも不正確ながら月経はあるため、基礎体温を測らないと自分の異常には気付けないのです。

無排卵の月経が長く続くと不妊に繋がりますので、なるだけ早く異常に気付いて治療を始めることが大切です。

生理不順や無排卵月経は早く治さないと、妊娠の兆候を見逃してしまうだけでなく、妊娠そのものが不可能になってしまうこともあるのです。

③月経前症候群PMSについて知っておこう!

生理前の体調変化にも、バストの張りなど妊娠と紛らわしい症状が強く出る場合があります。

中には普段の生活ができないほどになってしまったり、鬱状態や精神的不安定に苦しむ方も。この女性特有の体調不良は、月経前症候群PMSとも呼ばれており、治療の対象にもなっています。

PMSとは(Premenstrual Syndrome)の略で、日本語では「月経前症候群」と呼ばれています。 生理が始まる前の約2週間に起こる、心とカラダのさまざまな不調のことで、生理が始まると自然に消えたり、軽くなるのが特徴です。
引用元:テルモ

PMSが起こる時期は基礎体温の高温相ですので、テルモ株式会社による下のグラフではグリーンの部分、黄体期に当たる部分です。

黄体ホルモンの分泌量が一気に増えると、それに伴って体温が上昇しているのが分かりますね。

このようなホルモン量の激変が、妊娠の初期症状とも似たバストの痛みに始まる様々な体調の変化を引き起こしているのです。

PMSが起こる時期

PMSの症状が強く出てしまう人には、食事や生活のバランスの崩れている人、飲酒や喫煙の習慣のある人、甘いものを多く摂る人が多いと言われています。

また普段から几帳面で気にしやすい性格の人も、PMSの影響を被りやすいのです。これも基礎体温の記録をとることで、不調の始まりと終わりを予測することができるため、多少は気分が楽になります。

どうしても辛くて仕方がないという方は治療を受けることも可能ですが、バストについては自分でも工夫して対処することができますよ。

「バストのハリと痛みを防ぐ工夫」
・しっかりバストをホールドするフルカップのブラジャー
・ソフトな着け心地のカップ付きインナー
・ノーブラでは乳房が揺れて痛むので逆効果

いつもの期間を過ぎてもPMSの症状が治まらなければ妊娠かもということになります。

妊娠でもないのに乳房のハリが治まらない時には乳腺の異常も考えられますが、特に治療の必要のないことも多く、過度の心配は無用です。

風邪や生理前の症状とそっくりだとしたら、妊娠の初期の症状って一体どうやって見分けりゃいいの?

胸が張って体調が悪くなるのは毎度のことだし、私なら絶対気づかない自信があるよ!

まずは基礎体温を測ること。地道な方法だけど、自分の体のリズムを知るにはこれが一番正確ね。

基礎体温のグラフがきれいなパターンを描かない場合、生理不順の可能性があるから、まずこれを治さなきゃ。

月経前症候群PMSの症状が酷い人も、妊娠初期の症状を見逃しやすいので気をつけて。基礎体温を測ると、このような生理にまつわる不調を予測し、予防することにも繋がるのよ。

バストの管理に気をつけて!胸の張りは妊娠初期症状かも?

女性にはホルモンによる定期的な体調の変化があるので、かえってそれに慣れてしまっているのかもしれませんね。

バストの張りや食欲の増進、喉の痛みなどがあっても、生理前や風邪の症状だと思い込んでいると、大切な妊娠のサインを見逃してしまう可能性があります。

そこで正確な判断のためには、やはり基礎体温の計測といった自己管理が欠かせません。

自分の体調が変化する時期を正確に把握することで、乳房のハリや痛みといった女性によくある不快な症状も、上手にやり過ごすことができますよ。

また妊娠のサインに早く気付けば、胎児にとって大切な妊娠初期をより安全に過ごすことができるでしょう。

女性にとって、生理周期にまつわる体調の変化はいつものこと。そのため、妊娠の兆候を見逃してしまうことがあるので気をつけましょう。

バストの張りや食欲増進も、生理前の症状なのか妊娠の兆候なのか、これだけでは判断できないことが多いわ。

だからこそ、基礎体温の測定を習慣にして欲しいの。これによって、いつもと違う何かをいち早く察知できるからよ。自分の体調だけで判断するには、妊娠初期の兆候は余りにも紛らわしいってこと。女の勘なんて、案外アテにならないものよ。

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