胸ニキビにステロイドは逆効果?原因と効果的な対策を徹底解説

2016/08/26

大人になって出来る治りにくいニキビ。顔はもちろん、時には胸や背中、お尻などにできることもありますよね。中でも、夏になると人目に触れる可能性が高くなる、胸のニキビが気になる方もいらっしゃることでしょう。

皮膚の炎症と言えば、対策としてステロイド剤を思い浮かべる方もいらっしゃるかも知れませんが、実はこのステロイド、ニキビ対策には逆効果なんです。

では、胸のニキビの効果的な対策とは何でしょうか?それには、下着やボディーソープの見直しなどの、意外だけど効果的な方法があるんですよ!

それでは、なぜ胸にニキビができるのか原因を確認し、それを元に効果的な対策について解説していきましょう!

なぜニキビができる?原因の多くはアクネ菌!

胸にできるニキビにどう対処したらいいのかを知るために、なぜ胸にニキビができるのか、まずはその原因から探っていきましょう。

ご存知の方も多くいらっしゃるかとは思いますが、ニキビは毛穴に皮脂が詰まることで起きたお肌のトラブルです。

正確に言えば、もともと肌にいる常在菌のアクネ菌が皮脂を分解する時に作り出す物質が、ニキビの原因になります。

アクネ菌は皮脂が好物で酸素を嫌います。

そのため、アクネ菌からすれば、皮脂で詰まった毛穴は住みやすい場所です。

アクネ菌は、皮脂をエサにしてどんどん増えますが、そうなるとニキビの元になる物質もたくさん作られてしまいます。それで、毛穴に皮脂が詰まることで肌トラブルが起きると言えるんですね。

株式会社アイムによると、ニキビが悪化すると下記のようになってしまいます。

悪化するニキビ

これを元に、ニキビができる原因を確認したいと思います。ニキビができるのには、外的要因と内的要因があります。では、それぞれの要因について詳しく見ていきましょう。

内的要因にはホルモンバランスの乱れなどがあります

内的要因としては、下記のようなものが挙げられます。

  • 胸には皮脂腺が多いこと
  • 胸が汗をかきやすいのに、たびたび拭けないのでそのままになりがちなこと
  • ホルモンバランスが乱れること

胸には皮脂腺が多いので、どうしても皮脂が毛穴に詰まりやすくなってしまいます。そのため、胸にはニキビができやすいのです。

次に、汗とニキビの関係を見ていきましょう。グランクリニックによると、人の汗腺にはアポクリン腺とエクリン腺という2種類があります。

それぞれの汗腺には、以下のような特徴があります。

アポクリン腺から出る汗 エクリン腺から出る汗
老廃物を排出するベタベタした汗。たんぱく質や脂質などが含まれている。 体温調節のためのサラサラの汗。ほとんど水分で微量の塩分が含まれている。


エクリン腺とアポクリン腺

実は、汗をかくことそのものがニキビの原因になるわけではありません。先ほど確認したように、アポクリン腺からかく汗には脂質などの体内の老廃物を排出してくれる効果がありますので、むしろニキビの予防になるのです。

胸の周りにはアポクリン腺が多いことを考えると、胸にニキビができにくくてもいいですよね。

それなのに、なぜ汗がニキビの原因になるのかというと、排出された老廃物をそのままにしていることが毛穴の詰まりにつながるからです。

胸周りを何度も拭くわけにはいきませんし、汗をかくたびにシャワーを浴びるのが難しいことの方が多いですしね。つまり、ニキビができるのは汗自体のせいではなく、その後不衛生になることがニキビにつながると言えるのです。

それから、ホルモンバランスが乱れると、皮脂の分泌量が正常な状態に保たれなかったり、肌のバリア機能が働かなかったりして、ニキビの原因になります。

思春期以降の場合、ホルモンバランスの乱れは生活習慣の乱れやストレスによるものが大多数だと言われています。仕事をしている女性なら、誰もが抱える悩みなのかもしれませんね。

外的要因には衣服や入浴時の問題などがあります

外的要因としては、下記のようなものが挙げられます。

  • かいた汗をそのままにしておくこと
  • 通気性の悪い洋服
  • 無理な下着の締めつけ
  • 肌に合わないボディーソープ等
  • 身体の洗い残し

先ほど確認したように、胸は汗をかきやすい場所ですが、汗をかくこと自体はニキビに悪影響どころか、ニキビの改善に役立ちます。しかし、せっかく排出した老廃物を肌に触れさせたままにしていると、ニキビの原因になります。

通気性の悪い洋服を着ると、酸素が行き届きにくくなり、アクネ菌が住みやすい場所を作ってしまいます。先ほどもお話ししたようにアクネ菌は皮脂が好物で酸素を嫌う性質を持っているので、酸素が行き届かない環境になると増えやすくなってしまいます。

それから、ニキビは刺激を受けると悪化する性質を持っています。そのため、下着の締め付けや、衣服自体による肌への刺激がニキビの悪化の原因となることもあります。サイズ違いの下着や矯正下着などは締め付けや刺激の原因になるので注意が必要です。

最後に、ボディーソープ選びや身体の洗い残しにも気をつけて下さい。衣服の場合と同じで、肌に合わないボディーソープを使っていると、皮膚が刺激されてニキビが悪化してしまいます。

お風呂に入った時には、もちろんしっかり洗って流していると思いますが、ボディーソープには実は洗い上がりの感触を良くするための油分が多く配合されているので、きちんと流しておかないとお肌に油膜ができ、それがニキビの原因となります。

髪の毛を流した時に体にシャンプーやリンスがついて残ったままになると、アクネ菌のエサになるのです。

ニキビの原因になるのはアクネ菌かあ。これ、名前は聞いたことがあったけど、皮脂が好きで酸素が嫌いな菌だとは知らなかったわ。

つまり、そういう環境になればアクネ菌が増えやすくなって、ニキビができやすくなるってわけね。

それにはホルモンバランスも関係しているし、下着やお風呂の入り方まで関係してるんだ。これはびっくり。

ちょっと気をつけるだけで、だいぶ変わりそうな気がするね。

生活習慣や食べ物を改善しよう!内的要因への対策法とは

それでは、ニキビができる要因がアクネ菌であることを確認したところで、対策について考えていきましょう。まずは、内的要因に対してできる対策からです。

胸は皮脂の分泌が多く、また汗をかきやすい部分であることに対して、内的な対策はできませんので、ホルモンバランスを整えることに主眼を置いて考えていきたいと思います。

ホルモンバランスを整えるために、生活習慣を改善しよう

ホルモンバランスを乱してしまう生活習慣には、下記のようなものがあります。

  • 睡眠不足
  • 過労
  • ストレス

そのため、睡眠はしっかり取る、疲れたと思ったら休む時間を作るなど、無理がかからないようにすることが大切です。

また、ストレスがたまることもホルモンバランスを乱す原因です。できるだけストレスをためないよう、好きな音楽を聴く・ショッピングに出かけるなど、自分なりのストレス解消法を見つけたいものですね!

食生活を見直すこともホルモンバランスの改善につながります!

ホルモンバランスを整えるためには、食事内容にも気をつける必要があります。ホルモンバランスを整える栄養素には、下記のようなものがあります。

栄養素 多く含まれる食品
大豆イソフラボン 豆腐や納豆など大豆製品
ビタミンB6 マグロ・カツオ・肉類のレバー・ナッツ類・バナナなど
ビタミンE 植物油・ナッツ類・カボチャ・うなぎ・たらこなど
パントテン酸 肉類のレバー・うなぎ・干しシイタケ・アボカドなど

大豆イソフラボンは女性ホルモンと似た働きをするもので、女性ホルモンが減少している時に食べると効果があります。ビタミンB6は、女性ホルモンの代謝のバランスを整える働きを持っています。

ビタミンEは、ホルモンを分泌する器官の働きを安定させます。パントテン酸は、副腎皮質ホルモンの分泌を促す働きがあり、ニキビなどの肌トラブルやアレルギーの症状を和らげます。

ホルモンバランスとは別の観点から見るニキビが改善できる食品

また、ホルモンバランスを整えるのとは別の観点から見る、ニキビに良い食品もあります。

栄養素 多く含まれる食品
ビタミンA カボチャ・ホウレンソウ・ニンジン・肉類のレバー・うなぎなど
ビタミンB2 卵・肉類のレバー・乳製品など
ビタミンB6 マグロ・カツオ・肉類のレバー・ナッツ類・バナナなど
ビタミンC 緑黄色野菜・果物など
ビタミンE 植物油・ナッツ類・カボチャ・うなぎ・たらこなど
コラーゲン 鳥の皮や軟骨など
食物繊維 キノコ類・サツマイモ・ゴボウなど
ミネラル(カルシウム・マグネシウム・亜鉛) チーズ・牛乳など(カルシウム)、昆布・穀物など(マグネシウム)、カシューナッツ・牡蠣など(亜鉛)

ビタミンAは、ターンオーバーを促進させ、毛穴が詰まっているのを解消する働きがあります。ビタミンB2は、皮脂の分泌を抑えます。ビタミンB6にも、皮脂の分泌を抑える働ききがあります。また、新陳代謝も促進します。

ビタミンCには抗酸化作用があり、肌を美しく保つ働きがあります。ビタミンEにも同じ働きがあり、この二つには相乗効果も期待できます。

コラーゲンは、細胞に栄養や酸素を届けます。食物繊維は、脂質の代謝に関わっています。ミネラルにも、ターンオーバーを促す働きがあります。

ビタミンB6・ビタミンEは、どちらの観点から考えてもニキビ予防に効果が高いと言えますね。

逆に、皮脂の主成分である脂肪や糖質を摂り過ぎると皮脂が過剰に分泌されるので、摂り過ぎは避けましょう。それから、カフェインを摂り過ぎるとビタミンB群が吸収しにくくなるので、注意が必要です。

ニキビ対策に役立つ簡単レシピをご紹介!

それでは、簡単に作れるニキビ対策レシピを1つご紹介させていただきます。先ほど確認した、ニキビに良い栄養素を多く含むレバーを使ったレシピです。

簡単!!!レバニラ炒め~2人前~

◎用意するもの◎

  • 牛レバー200g(豚、鶏でもOK)
  • ニラ1束
  • モヤシ1袋
  • 塩コショウ(適量)
  • 焼肉のタレ(大さじ2~3)
  • 酒(小さじ1)
  • しょうゆ(小さじ1)

◎作り方◎
レバーを下処理し、油を適量いれ炒めます。よく火が通ったらお酒を投入しモヤシを入れ炒めながら塩コショウをします。よく混ぜ合わさったら焼肉のたれ、しょうゆを投入し最後にニラをいれ軽く火を通して完成です。

手軽にできて、しかも美味しいので、一度試してみて下さい!

内的要因に対する対処で大切なのは、ホルモンバランスを整えることなんですね。

睡眠をしっかりとったり、ストレスをためないようにしたりすることは女性にっとて大切なことですから、ニキビ多彩策としてぜひ行いたいです。

それから、ニキビ対策に役立つ食品もありますから、毎日食卓に並べるようにして、健康な肌作りに役立てられたらいいですよね。

着る衣服やお風呂タイムを見直そう!外的要因への対策法とは

次に、外的要因に対してできる対策を考えていきましょう。

外的要因については、体の中から変えるという方法ではないので、ニキビの原因になることをしないように気をつければいいわけですね。では、具体的な方法を確認しましょう。

汗をかいたらできるだけ早く拭き取ろう!

汗をかいたままにしておくと、老廃物が肌に触れる時間を長くしてしまいます。そのため、できるだけ早く拭き取ることが大切です。

拭き取る時には、下記の点に注意しましょう。

  • こすると肌が刺激されるのでタオルで押さえるようにして拭き取る
  • 使ったタオルには菌が繁殖するので同じタオルを何回も使わない
  • 雑菌の繁殖が心配な場合はウェットティッシュがおススメ

汗を拭く時にも、肌を刺激しないように、清潔にすることが大切なんですね。

ニキビの原因とならないよう衣服は慎重に選びましょう!

通気性の悪い服を着ていると、酸素が行き届かず、アクネ菌が繁殖しやすい状態を作ってしまいます。そのため、通気背の良い素材の服を選び、酸素が行き届きやすくすることで、ニキビを防いだり治しやすくしたりできます。

また、肌への刺激を避けるために、締め付けるような下着を着ないことも大切です。

それから、汗がついた服や下着を長時間着ているとどうしても菌が繁殖しやすくなるので、汗をかいたら取り替えることも大切です。

ニキビを防ぐために入浴時に注意することとは?

入浴時にも、ニキビを防いだり治りやすくしたりする対策ができます。

まず、使用しているボディーソープに違和感がある場合はただちに使用を止めてください。ですが、体質は人それぞれなので、どんなボディーソープが合うのかはわかりにくいですよね。

そこでおススメなのが、ニキビケア用のボディーソープまたは固形せっけんを使うことです。ニキビケア用のボディーソープや固形せっけんを使うようにしただけで、実際にニキビが治ったという例もあるんですよ。

ニキビケア用のボディーソープなら肌への刺激は考慮されていますし、固形せっけんは界面活性剤の量が通常のボディーソープに比べて少ないので、低刺激になっています。それから、自分がいつも使用している洗顔料を胸にだけ使用する方法もあります。

あとは、肌への刺激を少なくするために、絶対に生地の強いタオルで強く擦らないようにしましょう!出来るのであれば手で洗う事をオススメします。

強く擦らなくても汚れはきちんと落ちますし、ゴシゴシ洗う事によって肌を痛めつけ余計にニキビを悪化させてしまう事もあります。

そしてきちんと流し落とす事も忘れずにしてください。先ほども確認したように、シャンプーやリンスが残ったままになるとアクネ菌のエサになるため、体よりも髪を先に洗うようにすると洗い残しが少なくなりますよ。

お風呂から上がった後はしっかり優しく乾いたタオルで拭きましょう。

私なんて、服とか身体の洗い方とかあまり気にしないから、ニキビができやすくなっちゃうのも仕方ないのか…。

汗をかいても、ついゴシゴシ拭いてしまうし。これからはちょっとは気をつけようかな。

ニキビケア用のボディーソープとか、ちゃんと配慮された商品もあるんだね。そういうのを使うと、自分でケアするのも楽になりそうだよね。

胸のニキビにはアクネ菌以外の原因も!?マラセチア毛包炎とは

ここまで、アクネ菌が原因でできるニキビの原因と対策について確認してきました。しかし、胸にできるニキビをはじめとして、身体にできるニキビに関して言えば、アクネ菌だけが原因とは限りません。

実は、ニキビだと思っていたのにそうではなかったということがありえます。ということは、ニキビだと思って対策をしてみても、実際にはニキビではないので効果が得られない、ということになりますよね。

そのため、通常のニキビ対策をしてみても効果が得られない時には、アクネ菌が原因ではない、別の病気を疑う必要があります。それが、マラセチア毛包炎と呼ばれるものです。

では、胸にできるニキビと間違えられやすい、マラセチア毛包炎について詳しく見ていきましょう!

マラセチア菌はカビの一種!

マラセチア毛包炎とは、マラセチア菌という菌によって引き起こされる身体ニキビの正式な病名です。

マラセチア菌はカビの一種で、真菌という種類に分類されます。

マラセチア菌も、アクネ菌と同じように人間の皮膚に住んでいる常在菌です。そして、アクネ菌と同じように、皮脂を分解する時に毒性を持った物質を作り出し、それがマラセチア毛包炎の原因となります。

胸ニキビだと思って対策をしてみても、効果が出ないというようなことが起こります。頭皮にマラセチア毛包炎ができると、脱毛の原因になることもありますので、気をつけなければいけない病気と言えます。

アクネ菌によるニキビとマラセチア毛包炎の違い

相澤皮フ科クリニックによると、アクネ菌によるニキビとマラセチア毛包炎には以下のような違いがあるそうです。

アクネ菌のニキビと比較すると、あまり痒み、痛みを伴わないのが特徴とされています。この種の身体ニキビはマラセチア毛包炎というのが正確な病名で、厳密には顔ニキビ(尋常性痤瘡)と区別されているのです。

ちなみにマラセチア菌は真菌というカビの一種。ニキビとの違いは、より自然治癒の可能性が低い代わりに医療機関で治療を行えば治りやすく、抗真菌外用薬を塗ると軽快することが多いようです。
引用元:ニキビ研究所×相澤皮フ科クリニック

これによると、通常のニキビほど痒いと思ったり痛みを感じたりしないということですね。また、ニキビのように押した時に潰れて中身が出るようなことが無いとも言われています。

マラセチア毛包炎の場合の対策法

マラセチア毛包炎の場合も、アクネ菌と同じように皮脂や湿気を好むため、体を清潔にすることが予防法となります。

さらに、一度治療をしても清潔にしていないと再発することもありますので、予防法としても再発を防止する意味でも身体を清潔にしておくことは大切です。

また、マラセチア毛包炎になってしまった場合、真菌に効く抗真菌薬を使って治療をすることになります。そのため、胸のニキビがなかなか治らないようなことがあれば、皮膚科の受診をおススメします。

胸にニキビができた場合、それが必ずアクネ菌によるニキビとは限らないことに注意が必要なんですわ。

実は、それはニキビではなく、カビによる炎症かもしれないということなのよね。その病気は、マラセチア毛包炎と呼ばれているんですのよ。

症状はニキビと似ていても、これはニキビではありませんから、対策も変える必要がありますわ。お肌を清潔にすることが大切ですから、気をつけてみるといいかもしれませんわね。

繰り返す、跡が残るなど酷い胸のニキビの場合は皮膚科へ!

いくら自宅でニキビ対策をしても、繰り返したり跡が残ったりするなど、酷いニキビもあります。また、ニキビではなくマラセチア毛包炎であれば、抗真菌薬による治療が必要です。

そのため、繰り返し胸にニキビができたり、酷いニキビができたりする時には、皮膚科を受診することも大切です。

専門医ではきちんとニキビに対応してもらえますので、自宅でのケアに限界を感じた時には、ぜひ受診してみましょう。

では、皮膚科ではどのような治療が行われるのか、見てみましょう。

皮膚科ではこんな方法で治療が行われます!

皮膚科では、下記のような方法で治療を行います。

治療法 内容
ピーリング 肌の表面にある必要のない角質を除去する
イオン導入 ビタミンCやビタミンEを肌の奥に浸透させる
美肌美白マシン マシンを使用してニキビやニキビの跡を改善する
塗り薬や飲み薬を処方する

ピーリングの目的は、ターンオーバーが正常に行えるようにすることです。これによって肌が再生しやすくなってニキビができにくくなりますし、すでにできたニキビの治療やニキビの跡を目立たなくすることができます。

イオン導入の目的は、ビタミンCやビタミンEを肌の奥まで届けることです。塗るよりも100倍近い効果が期待できると言いますから、すごいですよね。これによってニキビの治療ができ、ニキビ跡が薄くなります。また、保湿やターンオーバーの正常化なども狙えます。

美肌美白マシンの目的は、体全体の皮膚の機能を回復させることです。アクネ菌を殺菌することもできるため、ニキビの治療をし、ニキビ跡を薄くする効果があります。さらに美白効果もあるそうなので、胸以外にもニキビがある方は、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。

薬には塗り薬や飲み薬があるのですが、これには炎症を抑える効果やホルモンバランスを整える効果があるものなどがあります。

ニキビ治療によくつかわれる薬と効能

後ほど、ニキビ治療にステロイド剤が有効かどうかを検証しますが、そのためにまずは皮膚科でニキビ治療によく使われる薬とその効能を確認しておきましょう。

治療薬 効果
抗生物質 炎症の原因となるアクネ菌を殺菌する
レチノイド製剤 角質が硬くなり毛穴が収縮して毛穴が詰まるのを予防するために角質を柔らかく保つ
硫黄製剤 殺菌し、角質を柔らかくし、皮脂の分泌を抑える
漢方製剤 長期化したニキビ治療に役立つ
サリチル酸製剤 角質を柔らかくする
過酸化ベンゾイル製剤 強いピーリング効果と殺菌効果を持つ

抗生物質は、アクネ菌を殺菌して炎症を取り除くことを目的としているため、根本的にニキビを治すことよりも炎症を抑えることに重点を置いて使う薬です。そのため、赤みや腫れを伴うニキビに有効ですが、根本的な治療とはなりません。

レチノイド製剤は、毛穴の詰まりを防ぐので、ニキビが発生するのを直接防ぐことになるため、高い効果が期待できる薬です。ただし、炎症を抑える力はありません。

硫黄製剤はさまざまな効果を持っていて、ニキビの悪化を食い止めるのには効力を発揮してくれますが、高い効果が期待できるものではありません。

漢方製剤は、長期化したニキビの治療に向いていますが、ニキビそのものに対するアプローチではないので、局所的な効果は期待できません。そのため、他の方法と併用しながら使うことが勧められます。

サリチル酸製剤は角質を柔らかくする働きがあるので、新しいニキビの発生を防ぐ効果が期待できます。

過酸化ベンゾイル製剤は、酸素を発生させる効果を持っていて、酸素を嫌うアクネ菌を殺菌するのに役立ちます。ただし、肌に負担が大きい方法でもあるので、炎症まで至っていない初期ニキビの治療に向いています。

皮膚科に行くと、ニキビの状態に合わせて適切な治療をしてもらえたり、症状に合った薬を処方してもらえたりするんですね。

それに、ニキビではなくマラセチア毛包炎だったら、抗真菌薬で治療をしなければいけませんし、素人には判断が難しいこともありますし。

自分で対策をしても症状が良くならないようなら、皮膚科にかかるのも一つの方法なんですね。

ステロイドがニキビ治療に使えないのは副作用のせい!

先ほど、皮膚科での治療には炎症を抑える効果を持つ薬や角質を柔らかくするような薬を使うことをご紹介しましたが、なぜステロイド剤を使用しないのでしょうか?

それは、ステロイド剤にはニキビができやすくなるという副作用があるからです。ステロイド剤はとても効果の高い薬なのですが、薬にはそれぞれ向き・不向きがあるので、ステロイド剤はニキビ治療には使われません。

では、ステロイド剤について詳しく見ていきましょう。

ステロイドは怖くない!アトピーなどにはとても効果が高い薬です

ステロイドに対して、みなさんはどのような印象をお持ちでしょうか?一時期、ステロイドは怖い薬だという話が相次いだので、何となく使いたくないと思われる方も多いのではないでしょうか。しかしこの認識は誤解で、アトピー性皮膚炎など特定の症状にはとても効果の高い薬です。

実は、ステロイドが悪者のように言われるようになったのは、マスコミの影響と医療体制の問題が原因だと考えられています。

ステロイド外用剤を過剰に恐れるのは日本人だけです。私がいたカナダ、米国ではそのような悪評はありませんでした。なぜ日本だけでステロイド外用剤の悪評がたったのかには理由があると思います。

ひとつは、マスコミがセンセーショナルな報道を好むこと、もうひとつは日本の医療特有の問題です。

引用元:山手皮フ科クリニック

日本の医療体制の何が問題だったのかというと、皮膚科の専門医以外でもステロイドの処方ができたことだと山手皮フ科クリニックの先生は述べています。

ステロイドは、正しい診断の元で使用されなければ意味がありません。それなのに、詳しくない医療機関で処方された結果、治らないうえに副作用が出てしまったという例があります。

さらに、皮膚科でも不勉強によってステロイドが生かしきれず、副作用が出たこともありました。その事実だけがマスコミに取り上げられた結果、ステロイドの評判が悪くなったのです。

ステロイド剤はこんな症状によく効きます!

ステロイド剤は、下記のような症状にはとても効果があります。

  • アトピー性皮膚炎
  • 湿疹
  • 皮膚炎
  • かぶれ
アトピー性皮膚炎は、本来皮膚の表面にあるはずの保湿成分や油分が少なくなり乾燥していることが原因で起こる皮膚炎です。

肌の表面の保湿成分や油分はバリアの役割を果たしていて、アレルギー物質や微生物などを侵入しにくくしているのですが、これが少ないのでアレルギーが起こりやすくなり、刺激にも弱くなってしまいます。

刺激に弱くなると、少しの刺激を受けるだけでも痒く感じるため、肌を掻いてしまい、さらにバリア機能が破壊されることで刺激によって炎症が起こるという悪循環に陥ってしてしまいます。

ステロイド剤は、人間の身体の中にある「副腎皮質ステロイドホルモン」という名前のホルモンに似せて作られていて、免疫や炎症を抑える働きをします。それによって、皮膚の炎症を抑えることが期待できるのです。

そのため、アトピー性皮膚を始め、湿疹やかぶれなどの皮膚の炎症に効果を発揮します。

ステロイドは医師の的確な診断の下、用法や用量を守って使えば効果が高い薬なので、症状に合わせて処方された場合は恐れずに使いましょう。

ステロイドの副作用に注意!実はニキビができやすくなる!

しかし、効果の高いステロイドですが、全ての皮膚の炎症に効果があるわけではなく、ニキビの治療には向きません。

先ほどご紹介した山手皮フ科クリニックで、ステロイドに関するQ&Aがあるのですが、それによると、ステロイドの副作用にはニキビができやすくなるというものがあります。

Q:ステロイド外用剤を使用するとニキビができやすくなる。
A:○ 本当です

ステロイド外用では、皮膚局所の免疫力を弱めるので、かび(たむし)がでたり、にきびが出ることがあります。いままでと変わった皮膚症状があれば相談してください。

ステロイド治療と並行して、あるいはいったん中止してかび、にきびを治療すればよいです。

引用元:山手皮フ科クリニック

ステロイドは免疫を抑える作用を持つので、薬を塗っている部分が細菌類に感染しやすくなります。そのため、毛穴に細菌が感染して起こるニキビができやすくなるのです。だから、ニキビ治療には向かないんですね。

ステロイドを使えば、皮膚に関する問題は何でも解決するわけではありません。だからこそ、ステロイドを使う際には的確な診断が必要だと言えます。

ステロイド剤にはこんな種類がある!

それでは、ニキビ治療を目的に行った時に皮膚科で出された薬がステロイド剤じゃないかと不安…という方に向けて、ステロイド剤の種類についてご説明したいと思います。

それぞれの強さに対応する薬の名前は、以下の通りです。

薬の強さ 薬の名前の例
Ⅰ群 デルモベート・ダイアコート
Ⅱ群 アンテベート・マイザー
Ⅲ群 リンデロン・ボアラ
Ⅳ群 リドメックス・ロコイド
Ⅴ群 現在は存在せず

この中で、身体に使う場合はⅢ群、顔に使う場合は身体に比べて吸収しやすいのでⅣ群の薬を使うのが一般的です。

ここまで確認してきたように、ニキビの治療薬とステロイド剤は目的とすることが違うんですわね。だから、ニキビ治療にステロイド剤を使うことはないということですわ。

それだけではなくて、ステロイド剤はニキビを酷くするという副作用まで持っているんですのよ。

だから、皮膚の炎症と聞いたら何でもステロイド剤を使えばいいというわけではなくて、症状に合わせて使い分けることが大切なんですわね。

胸のニキビは原因に合った対策をしよう!

以上のことから、胸のニキビを治したりできにくくしたりする対策法は、毎日の生活の中でできるものが多いことがわかります。以下のようなことに気をつけると、ニキビが治りやすく、またできにくくなります。
  • 生活習慣を整える
  • 食事内容に気をつける
  • 汗をかいたらすぐに拭くか、衣服を取り替えるかする
  • 通気性のよい衣服を着て、下着で締め付けない
  • 入浴時にボディーソープや洗い方に気をつける

さらに、胸にできるニキビの場合、ニキビではなくマラセチア毛包炎が原因のこともありますので、それも視野に入れておくことが必要です。

どちらの場合でも、専門家である皮膚科で診てもらえば適切な治療が受けられますので、気になる時は受診しましょう。胸に自信が持てるように、効果的なニキビ対策をしたいものですね!

胸にできるニキビの原因がアクネ菌の場合、生活習慣を整えたり、汗をかいたらすぐに清潔にしたりするなど、日常生活の中でもできる対策がいろいろありますわね。だから、ちょっと気をつけるだけでも改善が期待できることがあるんですわ。

でも、ニキビだと思っていたのに、実はマラセチア毛包炎だったということもありえるんです。これはアクネ菌ではなく、マラセチア菌によって起こる症状ですから、ニキビ対策をしても効果がないということになりますわね。そのため、原因に合わせた対策が必要になるんですのよ。

専門医である皮膚科にかかれば、症状を見て原因も特定してもらえますし、適切な治療も受けられますから、胸のニキビが気になる時にはぜひ受診することをお勧めしますわ。

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