揺らすのに垂れない!?バストアップできるおっぱい体操とは

揺らすのに垂れない!?バストアップできるおっぱい体操とは

揺らすだけでおっぱいが大きくなる。そんな話を聞いたことがありませんか?

実は今回紹介する「おっぱい体操」では、胸を揺らすことでバストアップになる上、その他の健康効果も望めるというのです。

でも、一般的には胸を揺らすと靱帯が伸びて胸が垂れる、というのが定説ですよね。

揺らすと大きくなるのか、垂れるのかハッキリして!…ということで、こちらではおっぱい体操のやり方、効果、本当に大きくなるのか、垂れないのかなどを検証、紹介いたします。

はがして揺らしてバストアップ!これがおっぱい体操だ!

まず気になるのは、「おっぱい体操って何だ?」ってところですよね。

難しい理論は後回しにして、おっぱい体操とは何なのか、誰が作ったのか、やり方を含めて確認してみましょう。

神藤多喜子が生んだ「おっぱい体操」とは?

おっぱい体操を生み出したのは、神藤多喜子さんという女性です。

神藤さんは北九州市立八幡病院産婦人科小児科病棟婦長を勤め、後に助産出張開業し、現在はウェルネスライフ研究所を主催しています。

神藤さんは長年、妊婦さんや母乳育児を行う産婦さんとの関わりの中で、女性たちが授乳に関連する胸の悩みを抱える姿を見てきました。

授乳中に胸が張って痛かったり、赤ちゃんが母乳を卒業した後に胸が垂れてしまうといった悩み。このような悩みをどうにかして解決したいと思い、考案されたのがおっぱい体操でした。

そうです。おっぱい体操は元々バストアップが目的ではなく、もともとは授乳問題に悩むお母さんのための体操だったのです。

母乳改善のための体操は、胸の環境を良くし、女性ホルモンの働きをよくすることでバストアップ効果もありました。

おっぱい体操は、バストほぐしの「ストレッチ」、胸を胸筋からはがす「バストはずし」、胸を揺らす「おっぱい体操」の3つです。

おっぱい体操の準備に!バストほぐしストレッチ

おっぱい体操の準備として、胸の周りの筋肉のストレッチを行います。詳しいやり方は動画にもありますが、文章でも記載するので参考にしてください。

まずは動画のように、腕からストレッチしていきます。

■腕のストレッチ
1.左腕を肩の高さまでまっすぐにあげる。

2.手のひらを上や下に向けるように腕全体をねじる動作を4回行う。

3.手の平を下に向け、手首を下に90度曲げて5秒静止させ、上に曲げて5秒静止させる。この動作を4回行う。

4.右腕も同様に行う。

次はわき腹です。

■わき腹のストレッチ
1.左腕を垂直にあげて、ひじを頭の後ろに90度に曲げる。

2.右手で左腕のひじをつかむ。

3.息を吐きながら身体を横に倒してわき腹を伸ばす。

4.息を吸いながらゆっくりと身体をまっすぐに戻す。

5.3、4を4~5回繰り返す。

6.右腕も同様に行う。

次に胸のストレッチを行います。

■胸のストレッチ
1.両腕を垂直にあげ、ひじを曲げて頭の後ろで両ひじを持つ。

2.ひじを後ろに倒すようにして胸を伸ばして戻す。これを10回行う。

3.左右のひじの手を組み替えて、同じ動作をさらに10回行う。

最後に肩のストレッチを行います。

■肩のストレッチ
1.右手を肩の付け根に添える。

2.ひじを曲げて、左肩の付け根と鎖骨を動かすように大きく後ろ向きに10回、回す。

3.右側も同様に行う。

4.両腕のひじを曲げて、両腕で大きく後ろ向きに10回腕を回す。

以上でおっぱい体操前の準備ストレッチは終わりです。

このストレッチを毎回行うのが望ましいですが、時間がない時には省略しても構いません。

おっぱい体操に必須!バストはずし

ストレッチが終わったら、次はバストはずしを行います。

バストはずしの前に、胸周りを優しくマッサージして、胸を胸筋からはがしやすくします。

■胸周りのマッサージ
1.左腕を垂直にあげ、手の甲を前に向ける。

2.右手で二の腕をひじから腋へと10回さする。

3.左の肩甲骨の肉を胸の前へ持ってくるように、右手で10回さする。この時、手は熊手のように大きく開いて行う。

マッサージが終わったら、次はいよいよ胸筋から胸の肉をはがしていく作業です。

■バストはずし
1.左胸の脇に手を沿え、脇の筋肉から胸を引きはがすように、胸を10回、上に持ち上げる。

2.左胸の下に手を沿え、下の筋肉から胸を引き剥がすように、胸を10回上に持ち上げる。

3.右側も同様に行う。

バストはずしが終わったら、再度胸をさすって落ち着かせます。

■胸周りのマッサージ
1.両手を谷間に沿え、山を描くように脇の方へと胸の上を10回さする。

2.右手を谷間に沿え、山を描くように左脇の方へと胸の上を10回さする。

3.右も同様に行う。

4.両手を鎖骨の下に添え、脇に向かって10回さする。

このバストはずしは、おっぱい体操にとって揺らすことと同じ位重要なポイントです。どうしても時間がなくて工程を省略したい場合でも、バストはずしだけは必ず実施してください。

胸を揺さぶる!おっぱい体操

いよいよ胸をぷるぷる揺らすおっぱい体操です。

■バスト揺らし1
1.左胸に右手を沿え、胸を斜め上に持ち上げる。

2.持ち上げた状態から、1秒に3回程度の速さで25~30回しっかりと揺らす。

3.左胸の下に手を沿え、胸を真上に持ち上げる。しっかりと

4.持ち上げた上体から、1秒に3回程度の速さで25~30回揺らす。

5.右側も同様に行う。

斜め方向への揺らしが終わったら、次は真上方向に揺らします。

■バスト揺らし2
1.両胸を両手で真ん中に寄せて谷間を作り、真上に持ち上げる。

2.持ち上げた状態から、1秒に3回程度の速さで25~30回しっかりと揺らす。

揺らし終わったら、最後にマッサージをして胸を落ち着かせます。

■胸周りのマッサージ
1.谷間の前で、両手の甲を合わせる。

2.甲を合わせたまま、手を揺らすように、上方向に谷間を10回さする。

3.両手を鎖骨の下に添え、脇に向かって10回さする。

時間がない時には、胸周りのマッサージだけ省略してください。

へぇー。「おっぱい体操」はバストアップの為の運動じゃなくって、授乳問題を解消するための体操だったんだねー。

母乳改善もできるし、バストアップ効果もあるみたいだしし良いことばかりのスゴイ体操なんだね。

1回目から効果あり!?おっぱい体操のその効果とは?

おっぱい体操のやり方がわかると、次に気になるのがその効果ですよね。

バストアップ自体は継続して行っていくことが望ましいのですが、何と1回だけでも効果が出始める人もいます。

そして継続して行うと、バストアップの他に意外な健康効果が望めます。ではおっぱい体操の効果を確認していきましょう。

1回目から実感できる「おっぱい体操」の効果

おっぱい体操はそもそも、脂肪の塊である胸が、その下の胸筋に張り付いてガチガチに固まっているのをはがしてほぐすという体操です。

胸が胸筋にくっつきすぎて、胸がカチカチだったり谷間が広がり気味だったりする方にはうってつけの体操です。

というのも、胸がカチカチなのは筋肉に張り付いて固定されているせい、谷間が広いのは筋肉に引っ張られて左右に胸が開くからです。

胸筋に張り付いている胸をはがしてやると、下や脇方向に引っ張られていた胸が開放されて、ツンと胸が上向くのです。

もちろん、継続して行わないと本当のバストアップ効果は望めません。

しかし、たったの一度でも張り付いた胸を開放することによって、胸はフカフカになり、胸が上向くという目に見えた効果が期待できます。

継続で得られる血流効果でバストアップ!

バストアップを行うには様々な方法がありますよね。その中でもバストアップに一番重要なのが女性ホルモンです。

女性ホルモンを多く分泌させたり、サプリを飲んだり、様々な手段で女性ホルモンを増やしてもバストアップが成功しない場合があります。

その原因は、女性ホルモンが胸に届いていないということです。

どんなにバストアップに良い女性ホルモンを増やしたり摂取したりしても、胸に届かなければ意味がありません

バストアップ体操は、胸筋に張り付いて血流を悪くしている胸をはがし、血の通うスペースを確保します。

そして更に胸を揺らし、ストレッチを行うことによって、血のめぐりを更によくしてくれます。

血流がよくなると、それまでガチガチに固まっていた胸でさえぎられていた女性ホルモンが、胸によく届くようになります。

こうして、おっぱい体操によって胸の血流を良くし、女性ホルモンを胸に届けることによってバストアップが実現します。

更に血流がよくなると体が暖められ、子宮も温まります。子宮は温まるとより女性ホルモンを分泌しやすくなります。

おっぱい体操単体では、女性ホルモンが足りずバストアップまでできない可能性もあるため、他のバストアップ術を併用する必要はあります

バストアップだけじゃない!継続効果の恩恵

おっぱい体操でよくなるのは血流だけではありません。リンパの流れもよくしてくれます。リンパの流れが悪いと、体がむくんだり、吹き出物ができたり、何かと体調が悪くなりがちです。

しかし、おっぱい体操はリンパの流れを良くするので、むくみが取れて、顔の吹き出物も減り、美しい肌へと導きます。

また、血流をよくすることで体温が上がり、代謝がよくなるので、冷え性の改善、免疫力の向上が効果として期待できます。

代謝がよくなると、ダイエットにおいて痩せ安やすくもなります。血流がよくなると女性ホルモンも全身をめぐりやすくなります。

女性ホルモンは女性の身体を様々にサポートして美しく、健康にする力を持っています。おっぱい体操はバストアップだけでなく、女性の健康そのものをサポートしてくれるのです。

「おっぱい体操」は1回目から効果が実感できる素晴らしい体操なんですね。しかもバストアップだけに効果があるじゃなく、リンパの流れまで良くなって美容にもいいんですね。

「おっぱい体操」は健康にも良いみたいですし、良いことだらけの体操ですね。

ホントに垂れないの?おっぱい体操の落とし穴

おっぱい体操っていいこと尽くめじゃん!と思ったところで、最初の疑問に戻ります。

「胸を揺らすことで本当に胸が垂れないのかどうか」

結論から言うと、残念ながら「おっぱい体操のやり方次第では垂れてしまう」というのが正解です。

つまり、おっぱい体操をやっても垂れさせずにバストアップもできるし、やり方次第では胸が垂れるだけ、という事もあるのです。

ではどうやると垂れて、垂れるのを阻止しておっぱい体操を行うにはどうすべきでしょうか。

胸が垂れるのはクーパー靱帯が伸びてしまうから

胸をツンと上向かせて、垂れないようにしているのは、胸を上から吊っているクーパー靱帯です。

このクーパー靱帯は一度伸びると、二度と縮みません。

そして、走ったりして胸が揺れたりしてクーパー靱帯が引っ張られたときや、加齢によって少しずつクーパー靱帯は伸ばされていきます。

その結果、伸びたクーパー靱帯は胸をひっぱりあげることができず、胸が垂れてしまうというわけなのです。

胸が揺れると胸が垂れる、というのは揺れによってクーパー靱帯を伸ばしてしまうからなんですね。

おっぱい体操は靱帯を守るように揺らせ!

おっぱい体操を行うときは、胸を揺らしています。これではクーパー靱帯を伸ばしてしまうのでは!と懸念しますよね。

でも、おっぱい体操の工程を思い出してみてください。揺らす直前に、胸を持ち上げています。この揺らす前に、胸を持ち上げる動作が、垂れ予防になります。

ブラジャーなどをしていない状態では、胸は下方向へ下がり、クーパー靱帯も引っ張られてピンと伸びた状態です。しかし胸を持ち上げると、クーパー靱帯は浮いて胸との間でゆったりと浮いて余裕ができます。

この胸を持ち上げた状態から上へ下へと胸を揺らしても、クーパー靱帯は胸と胸筋の間でたゆんだ余裕の中で動くだけです。

つまり、しっかりと胸を持ち上げて揺らせば、クーパー靱帯に負荷をかけずに胸を揺らすことができるのです。

ちょうど手で持ち上げている状態はスポーツブラで胸を固定しているのと同じ状態になります。

逆に言えば、胸を持ち上げずにおっぱい体操を行えば、クーパー靱帯がブンブンと振られ、伸ばされてしまうので危険です。

おっぱい体操を行う際には、必ずクーパー靱帯に余裕を持たせるように胸を持ち上げて揺らしましょう。

ふーん。おっぱい体操はしっかりと胸を持ち上げて揺らせば、クーパー靭帯を伸ばす事なくバストアップできる事が分かったよ!

だけど、胸を持ち上げろと言われてもどれ位持ち上げたらいいの?教えてよー。

だからそれは動画を見れば一目瞭然でしょ。

でもちゃんとやり方に気をつけないと、垂れてしまうこともあるから注意が必要ね!

おっぱい体操はやり方を遵守!垂らさずバストアップさせよう!

胸を垂らさずにバストアップができるおっぱい体操はいかがでしたでしょうか。

もちろん胸は、やり方を間違えるとクーパー靱帯が伸びて、垂れの原因になりかねません。しっかりと動画を見てチェックして、正しい手順で行ってくださいね。

おっぱい体操はバストアップできるだけでなく、血流をよくして美肌効果などの女性に嬉しい効果もあります。

継続が大事ではありますが、まずは一度気軽にやってみてはいかがでしょうか。

どうですか?神藤多喜子さんが生み出した「おっぱい体操」はこんなにも素敵な体操なんですよ!リンパの流れも良くするので、むくみもとれて美しい肌を手に入れることができます。

ただ、揺らす前にしっかりと胸を持ち上げて揺らすことを意識しておっぱいを垂らさない様に注意しましょうね!