気づいてないのはアナタだけ?臭すぎる「チチガ」の正体とは
運動時や夏の暑い日など、自分の体臭が気になったことはありませんか?
脇の下が臭ってしまう「ワキガ」というのはご存じの方も多いでしょうが、実は乳首から臭う「チチガ」というのもあるんです。これは女性にとって放ってはおけない問題ですよね。
そこで今回は、「チチガ」とは何かというところから、その原因や治療法についてもご紹介したいと思います。
「私、臭ってるかも…」なんて思っているとつい気持ちも暗くなりがちですから、この記事を参考にしていただき、気になるニオイを改善して積極的な毎日を過ごしましょう!
知っておきたい!チチガとは一体どんなもの?原因は何?
まずは、チチガとはどんなものなのか、原因は何なのかというところから見ていきましょう。
チチガとは
皆さんも「ワキガ」という言葉は、何度も聞いたことがあると思います。実はこの「ワキガ」は脇の下だけではなく、外陰部や乳輪などのデリケートな部分にも発生することがあるのです。
その中でも外陰部からワキガに似た臭いが発せられるものを「スソワキガ」、乳輪からニオイが発生するものを「チチガ」と呼ぶのです。
チチガは別名「乳輪ワキガ」ともいいますが、乳輪や乳首、胸のみではなく、その周りの部分から発せられる臭いについても「チチガ」と言います。
臭いのメカニズムとは?
私たちの身体には、汗を出す元となる汗腺があります。その汗腺には、「アポクリン腺」と「エクリン腺」という2種類が存在します。
エクリン腺というのは、身体中の広い範囲に多数存在する汗腺です。主な役割は、体温の調節です。エクリン腺から出る汗の大部分は水分であり、運動時などにかく臭いのないサラッとした汗はエクリン腺から出されるものです。
一方、アポクリン腺は、ワキの下やデリケートゾーン、それに耳の中や乳輪の周りに存在するものです。
これがワキガやすそわきがにも共通する、チチガのメカニズムです。
チチガの原因とは
アポクリン腺は誰にでもあるものですが、全員がチチガというわけではありませんよね。やはり気になるのは、どうして一部の人が「チチガ」になるのかということなのではないでしょうか。
チチガになる人の特徴や時期として、以下のようなものが挙げられます。
- アポクリン腺の数が多い
- 遺伝
- 第二次性徴・妊娠・出産などによるホルモンバランスの変化
生まれ持ってアポクリン腺が多い人や、両親もワキガやチチガだという人は、やはりチチガになる確率が高くなります。
両親のいずれかがワキガやチチガの場合、50%の確率で遺伝すると言われています。
チチガのチェックリスト
自分のニオイはなかなか気づきにくいものです。反面、過剰に気になってしまって、本当は臭ってないのに自分が臭いと思い込んでしまう人もいます。そこで、本当にチチガの可能性が高いのかどうかを知ることができるチェックリストを確認してみましょう。
- 酷いワキガである
- 耳垢に湿り気がある
- 下着に黄色いシミが付く
- 下着が湿っている
- 味に苦みを感じる
- 両親ともに、またはいずれかがワキガやチチガである
これらに当てはまる項目が多ければ多いほど、チチガである確率が高くなります。
それにしても、自分が臭ってるかもしれないと思うと、かなり不安ですよね。
チェックリストも参考にしつつ、信頼できるパートナーや友人、家族などに勇気を出して聞いてみるのもひとつの手ですね。
気になったらまず始めよう!自分でできるチチガ対策とは?
「やっぱり私はチチガかも…」と思ったら、まずは自分でできる対策から始めてみましょう。
清潔を心がけよう!
チチガの対策としては、常に清潔を心がけるということが最も大切です。
アポクリン腺から出た汗や皮脂が服に染みついたままでは、細菌が繁殖してしまいますし、それが悪臭へと繋がりますから、汗をかいたらなるべくこまめに着替えるというのが鉄則です。
また、臭いの気になる部位(チチガの場合は乳輪周り)をこまめに洗うということも、臭いを防ぐ手段ですね。
食生活を見直そう
食べ物が身体のニオイの原因になることは多々あります。そこで、チチガの人は以下のような食べ物をできるだけ避けるようにしてみましょう。
- 肉料理や揚げ物など脂質の高いもの
- コンビニ弁当やファストフード
- スパイスや辛いものなど発汗作用の高いもの
- 塩分・糖分を多く含むもの
- アルコール
これらの食べものは、アポクリン腺を活発にさせたり、汗をかきやすくしたりしてしまうので、臭いの原因となります。
これらすべてを断つ必要はありませんが、油を使うなら植物性の油にするだけでも違いますし、タンパク質は魚で摂るというのも体臭対策として効果があります。少しずつ控えて、自分の食生活を見なおしてみましょう。
市販の専用クリームを使おう!
スプレーなどの制汗剤やデオドランド剤もたくさん市販されていますが、香りをつけるだけではチチガそのもののニオイを防ぐことはできません。
それらのデオドランド剤の使用や、食事や清潔に注意するだけでは不安だという方は、臭い自体を抑える効果のある、ワキガ専用のクリームを使ってみることをオススメします。
こちらのクリアネオには保湿効果のある天然成分が含まれていて、余分な汗・皮脂・垢の分泌を抑えます。さらに協力殺菌成分で、人が発する臭いをカットします。
ワキガ対策クリームですが、脇だけでなく乳首や陰部などのデリケートゾーンにも使用できますので、一度試してみても良いかもしれませんね。
チチガでなくても、夏場は特に汗が気になるから、トイレ休憩のたびに拭き取りシートを使ってる女性も多いよね。
チチガやワキガが気になる場合は、市販の専用クリームを使うのもいいね!病院に行くのに抵抗がある人にはうれしい対策グッズだよね。
これで解決!病院でできるチチガの専門的な治療法とは?
自分でできる対策だけでは心もとなくて、病院でできる専門的な治療を望む方もいらっしゃるでしょう。そんな女性のために、チチガの治療方法にはどんなものがあるのかをご紹介します。
ウルセラドライ法
従来のワキガ治療法としては、メスを使って臭いの元となる汗腺を取り除いてしまう方法が主流でしたが、近年は切らない治療法も進化しています。そして、そんな切らないワキガ治療と同じ方法が、チチガ治療についても有効です。
- 治療効果が高い
- 傷跡が残らない
- 短時間で施術が終わる(40分ほど)
- ダウンタイムがとても短い
ウルセラドライ法による治療は、美容外科・美容皮膚科の中央クリニックにて受けることができます。費用については15万円ほどがかかりますが、回数を重ねる毎に半額や、それ以下に減額となっていきます。
全国に分院があるので、どこにお住いの方でも治療が受けやすいのも特長です。ただし、中央クリニックの中にもウルセラドライ法を取り扱っていない分院がありますので、ご注意ください。
ビューホット
ビューホットも、ウルセラドライ法と同様にメスを使わない超音波による治療法です。メリットもウルセラドライ法と同じですが、ビューホットの場合は20分ほどとさらに短時間で施術が可能です。
ビューホットは中央クリニックでもできますし、それ以外の美容外科や美容皮膚科でも施術をしているところがたくさんあります。料金は15万円~25万円ほどが相場です。
保険が利かないので、ちょっとお値段は高くなってしまいますが、チチガがひどくコンプレックスだという人は検討してみてもよさそうですね。
ワキガの治療は手術をして汗腺を取ってしまうと聞いたことがありますが、チチガの場合にはそのような手術はしないのですか?
将来赤ちゃんに母乳をあげたいという女性にはメスを使った治療はリスクが高いし、乳輪に傷跡が残ってしまうのもネックなのよ。
だから、チチガについては傷跡が残らなくて効果も高い、超音波を使った治療が主流なのよ。
チチガの原因と対策を知って臭いが気にならない毎日へ!
女性にとって、ニオイは大変デリケートな問題ですが、中でも女性のシンボルであるバストから不快な臭いがしてしまうチチガは、大きなコンプレックスになり得るお悩みです。
でも、そんなチチガも日頃からできる対策や、病院での治療などで解決することが可能です。臭いが軽減して気にならなくなったというだけでも、ずっと気分が明るくなりますから、まずは日常生活の中でできる対策から始めてみましょう。
空調が整っている現代は、夏はもちろん冬でも汗をかきます。一年中、臭いを気にしないで快適な毎日を過ごせると良いですね。
アポクリン汗腺から出る汗に雑菌などが繁殖するのがニオイの原因だから、汗をかいたらこまめにふき取ったりして、清潔を心がけることが第一の対策よ。
もっと完璧に治したいなら病院での専門的な治療という選択肢もあるから、自分に合った治療法を見つけてみてね。
チチガを解消できれば、今よりもバストに自信が持てるようになるし、さらなるバストアップも目指せるようになるわよ!