プロゲステロンとは

2017/03/21

女性ホルモンがバストアップに重要なのは、有名なお話ですよね。しかし、その女性ホルモンには2つの種類があることをご存じですか?今回の記事では、そんな2つの女性ホルモンのうち、「プロゲステロン」にスポットを当ててご紹介します。

もうひとつの女性ホルモン「エストロゲン」にくらべると、あまり良いイメージがない方も多いかもしれませんが、プロゲステロンも女性にとって大切なものなんです。実は、バストアップに関しても、プロゲステロンが果たす役割は大きかったりするんです。

理想のバストに近づくためにも、プロゲステロンという女性ホルモンについて、ぜひ知識を深めておきましょう!

プロゲステロンとはどんなもの?その働きをチェック!

ちょっと聞き慣れないという方も多いかもしれない「プロゲステロン」。これは、いったいどんなものなのでしょうか?まずは、その辺りから見ていきましょう。

プロゲステロンとは

プロゲステロンとは女性ホルモンの一種で、エストロゲンが「卵胞ホルモン」と呼ばれているのに対し、プロゲステロンは「黄体ホルモン」とも呼ばれています。そう呼ばれるのは、プロゲステロンが主に卵巣の黄体という組織から分泌されているからです。

生理周期と女性ホルモン量

そんなプロゲステロンは、10歳頃から分泌が急激に増加し、エストロゲンほどではないにしても、40代後半くらいからどんどん分泌量が減っていきます。

このことからも分かるように、女性としての成熟や生理、妊娠などに深く関わるホルモンです。

プロゲステロンの働き

先にも少し触れたように、プロゲステロンの働きは月経周期や妊娠に大きく関連しており、月経周期に伴って以下のように分泌量が変化します。

基礎体温と女性ホルモン

生理開始から2週間ほどすると、排卵が起こります。この時期は黄体期と呼ばれ、プロゲステロンが多く分泌される時期です。排卵時にガクンと下がった基礎体温は、その後プロゲステロン値とともに上昇し、子宮内膜をフカフカにして来たるべき妊娠に備えます。

妊娠が成立するとプロゲステロン値は高いままとなり、普段は主に卵巣から分泌されるプロゲステロンが妊娠中には胎盤からも分泌され、妊娠を継続させる働きをします。

つまり、プロゲステロンの役割には、

  • 基礎体温を上げる
  • 子宮を妊娠に向けた状態に準備する
  • 妊娠が成立したらそれを維持させる
  • 乳腺を増殖させる

このようなものがあるのです。女性機能をうまく調整するためには、なくてはならないホルモンというわけですね。

へえ~!生理前にはプロゲステロンがいっぱい分泌されて、妊娠に備える働きをするんだね。それで、妊娠したらそのままプロゲステロンがたくさん出てる状態が続くことで、妊娠を維持できるんだ!

赤ちゃんを産むためには絶対に必要なホルモンが、このプロゲステロンってわけだね。

バストアップとプロゲステロンの関係とは?

プロゲステロンの働きについてお話してきましたが、次はバストアップとの関係について見ていきましょう。

プロゲステロンが乳腺を増やす!

先にも触れましたが、プロゲステロンの働きのひとつに、乳腺を増やすというものがあります。

バストの断面図

このように、バストの中身は乳腺と脂肪、クーパー靭帯で構成されていますので、乳腺が発達すればバストも大きくなります。また、乳腺が増えれば、乳腺を守るためにその周囲に脂肪がつきやすくなりますので、さらなるバストアップが期待できるというわけです。

バストにハリを出す効果も!

上記の生理周期とホルモンバランスのグラフを見ていただくと分かるように、生理前にはプロゲステロンが多く分泌されます。その影響で様々な症状が起こるのですが、その中のひとつに「胸が張る」というものがあります。

生理前に、バストが大きくなったり胸のハリを感じたりする女性はとても多いですよね。これは、実はプロゲステロンの作用によるものだったんです。

このように、プロゲステロンには乳腺を増殖させて、それに伴って脂肪も増やすという効果と、バストにハリを持たせる効果があるのです。

つまり、プロゲステロンをしっかり適切に分泌しないと、バストアップは難しいということなのです。

プロゲステロンには、乳腺を増やす働きと、バストにハリを持たせる働きがあるんですね。

言われてみれば、生理の前になるとバストが張るような感じがしたり、いつもより大きくなっているような気がしていましたが、これはプロゲステロンの影響だったんですね!

ということは、プロゲステロンがじゅうぶんに分泌されないと、基礎体温も上がらず、排卵も起きず、バストも発達しないままということ…。プロゲステロンって、大事なんですね!

プロゲステロンは女性の身体にどんな影響を及ぼすのか

プロゲステロンは、生理や妊娠など女性としての機能を調整して維持する役割を持ち、さらにはバストアップにもつながる重要なホルモンであることをお話してきました。

しかし一方で、プロゲステロンはバランスを崩しやすいホルモンでもあるのです。プロゲステロンの分泌が順調ではなくなると、どんなことが起こり得るのでしょうか?

プロゲステロンの基準値

プロゲステロンの量は血液検査で測ることができ、月経周期の各時期によってそれぞれ以下のように基準値の範囲が決まっています。

時期 正常値(ng/ml)
卵胞期(生理後~排卵まで) 0.2~1.5
排卵期 0.8~3.0
黄体期(排卵後~生理まで) 1.7~27.0
閉経期 0.1~0.8

このように、排卵後、妊娠のために子宮の準備をする時期(黄体期)には高値になり、妊娠しないと低下して月経が起こります。しかし、妊娠すると妊娠を継続させるために、プロラクチンは高値のままになります。

これが、健康な女性の体内で、生理周期に合わせて毎月行われているサイクルです。

黄体期の身体の変化

生理前のプロラクチンの数値が高くなる黄体期は、基礎体温で言えば高温期とも呼ばれ、以下のような様々な不調が表れやすい時期です。

  • イライラ
  • 気分の落ち込み
  • 頭痛
  • 腹痛
  • むくみ
  • 肩こり
  • 肌荒れ
  • 便秘
  • 眠気

このように実に様々な症状がありますが、これらはほんの一部で、生理前にはなんと200もの不快な症状が起こり得ると言われています。それをまとめてPMS(月経前症候群)と呼びます。つまり、PMSの直接的な原因が、プロゲステロンというわけですね。

プロゲステロンは妊娠に不可欠!

上記のように、プロゲステロンは不快な諸症状の元となり、別名「ブスホルモン」なんていう呼ばれ方をされてしまうこともあるわけですが、決して悪いものではありません。

プロゲステロンが足りないと、このような問題が起こってしまうのです。

  • 生理不順
  • 不妊
  • 不育症(流産を繰り返す)
  • 脳下垂体の異常

つまり、プロゲステロンが少ないと自然妊娠が難しくなったり、せっかく妊娠しても継続できなかったりという、卵巣機能不全や黄体機能不全と呼ばれる状態になってしまうのです。

無事に出産するまで妊娠を継続するためには、プロゲステロンが不可欠だというわけですね。

ですから、不妊にお悩みの人や生理の周期が長いという人は、プロゲステロンがうまく分泌されていないかもしれません。ゆくゆくは赤ちゃんを望んでいるならば、できるだけ早く婦人科を受診しましょう。

プロゲステロンが多すぎる場合は?

繰り返しになりますが、生理前に分泌量が増したプロゲステロンは、妊娠するとそのまま高値が続きます。しかし、中には妊娠していないのに基準より高いプロゲステロン値が続くこともあります。

その場合、以下のような病気の可能性があります。

  • 副腎がん
  • 卵巣の機能障害
  • 副腎の機能障害

プロゲステロン値が低くなることに比べると、高くなるケースは少ないのですが、副腎のガンなどによって高値を示すこともあります。

すなわち、プロゲステロンは多すぎても少なすぎてもダメで、エストロゲンとともにバランスのとれたホルモン量を保っていることが重要だというわけですね。

う~ん、プロゲステロンは多すぎても少なすぎても、身体や美容面にいろんな問題が出てきちゃうのか~。ちょうどいい量をバランスよく分泌しなきゃいけないんだね。わたしたち女性の身体って、本当に複雑なんだね!

生理前の便秘や肌荒れ、私もよく経験するよ。これもプロゲステロンのしわざだったんだね。ってことは、私の身体はプロゲステロンをしっかり分泌できてるってことでもあるのかな?

プロゲステロンの正常値があるみたいだけど、自分の数値はどうやって調べればいいの?

基本的には、生理が毎月決まった周期で順調に来ていて、気になる症状もなければ、ホルモンバランスは問題ないと考えられるわ。

プロゲステロンやエストロゲンの数値は、不妊治療や不育症の検査の一環として、病院で血液検査をしたときに異常が見つかることが多いわね。

生理周期に関連した症状がある人や妊娠希望の人は、一度婦人科や産婦人科で先生に相談してみるといいわよ。

プロゲステロンを適切に保つにはどうすればいいの?

プロゲステロンは不足しがちなホルモンであること、適切なホルモンバランスを保つことが大切であることをお話してきました。では、そのためにはどうすればよいのでしょうか?

更年期からのリスク

月経周期に応じてプロゲステロン量が増減するのは、主に初潮から閉経までのことです。先述の通り、本来分泌されていなければならないその時期にも、プロゲステロンが不足することはよくあります。

しかし、先にご紹介したグラフからも分かるように、プロゲステロンは特に50歳前後になると、健康な女性であってもその分泌量が減少します。そして、エストロゲンとのバランスが崩れることも相まって、更年期障害と呼ばれる諸症状が起こり得るのです。

更年期には、ほてりやのぼせ等のよく知られている症状以外にも、子宮がんや乳がんなどのリスクも高まることが分かっています。これも、プロゲステロンやエストロゲンといった女性ホルモンが少なくなる影響なのです。

プロゲステロンのバランスを整えるには

お話してきたように、プロゲステロンがバランスよく保たれていないと、健康面でも美容面でも様々な問題が出てきます。でも、以下のような点に気をつければ、プロゲステロンを適正な数値に保ちやすくなります。

  • 栄養バランスのとれた食生活を心がける
  • しっかり眠る
  • ストレスをためない

つまり、生活習慣を見直せばよいということですね。生活習慣が整えば、自律神経のバランスも良くなりますから、適切なホルモン分泌につながります。(この辺りについては、ぜひこちらの記事もご参考にしてくださいね!→女性ホルモンを増やす方法)

食事では、緑黄色野菜やフルーツ、ナッツ類など、ビタミンEやビタミンCを多く含む食材を積極的に摂ると効果的です。また、ストレスをためるとコルチゾール値が上がり、そのせいでプロゲステロンが低下するので、ストレスをうまく解消することも大切です。

プロゲステロンクリームとは?

プロゲステロンが足りない時に簡単に補充できるアイテムとして、プロゲステロンクリームがあります。その名の通り、プロゲステロンが含まれているクリームで、お腹や手、足の間などに塗って使用します。

海外製のものがインターネット等で気軽に入手可能なのですが、生理があるのか、閉経後なのかによって使い方が異なり、生理周期に合わせて使う時期と休む時期があるなど、使用上の注意がたくさんあるので、慎重に使う必要があります。

子宮内膜症のセルフケアやバストアップに使う女性もいますが、使用に当たっては必ず医師に相談してください。

ホルモン療法

更年期やPMSが辛いという人には、病院で治療を受けるのもオススメです。特に、更年期の急激なホルモンバランスの変化には、ホルモン剤を使用した治療が適用になります。

これは、ホルモン補充療法(HRT)と呼ばれており、エストロゲンとプロゲステロンの内服薬や、塗り薬および貼り薬があります。更年期障害などの治療であれば保険が適用されますので、少ない自己負担でつらい症状をやわらげることができます。

ただし、ホルモンはほんのわずかな量で全身に影響を及ぼし得る、とても繊細なものです。うまく調節しないと、逆に乳がんなどのリスクを上げることにもなりかねないので、医師の指導の下に治療を行ってください。

更年期の前後にはいろんな症状が出て困るという話は、私も母から聞いたことがあります。そこには、プロゲステロンやエストロゲンの急激な減少や、バランスの乱れが関係していたんですね。

それでも、症状がつらいときには、プロゲステロンクリームやホルモン補充療法など、頼もしい対策もあるので安心ですね。

それに、生活習慣を整えるのも大切ですね。一番簡単で安全にできる対策ですから、まずはここから気を付けたいです!

プロゲステロンのバランスを整えてバストアップに繋げよう!

今回は、女性ホルモンの一種であるプロゲステロンについてお話してきました。プロゲステロンは、基礎体温をあげて排卵を促し、子宮内膜を厚くして妊娠の準備をし、妊娠を継続させるという、女性の身体の根幹ともいえる機能を発動させるためのホルモンです。

女性の身体を女性らしくするためのホルモンですから、もちろんバストアップ効果も期待できます。逆に言えば、プロゲステロンが不足していると、バストもうまく育たないということです。

プロゲステロンを順調に分泌させるには、食事や睡眠、ストレス解消などの基本的な生活習慣がとても大切です。日々の生活を大切にしながら、バストアップも叶えていきましょう!

女性ホルモンの中でも、プロゲステロンは特に基礎体温の上昇や妊娠に深く関係しているのよ。

しかも、プロゲステロンがバランスよく分泌されることで、乳腺が増えてハリのあるバストになることができるわ。それを実現するためには、まず毎月の生理を意識してみるといいわよ。

生理がしばらく来ていないなんていう女性は、要注意!偏った食事やストレスの多い生活をしているなら、まず生活習慣の改善から意識して、プロゲステロンをしっかり分泌することがバストアップへの近道よ!

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