ブラジャーをリメイク!もう使わないブラが可愛い小物に変身!
皆さんは、サイズが合わなくなったり、ゴムがへたれたりしてきたブラジャーって、どうしていますか?もう使わないのは判っていても、何となく捨てづらいなと思ったことありませんか?
それから、新しいのにワイヤーのあたり方が良くなくて結局数回しかつけなかったブラジャーなんかも、捨てるのはもったいなくて箪笥の肥やしになりがちです。
今回は、そんな処分に困ったブラジャーを、リメイクに活用するという方法をご紹介します。なかなか捨てられないブラジャーを使って、可愛い小物を作ってみませんか?
北米発!ブラをリメイクした「Bra Purse」が人気!
ブラジャーをリメイクするということの発端は、2010年にアメリカで流行した「Bra Purse(ブラパース)」にあります。まずは、そんな歴史から見ていきましょう。
Bra Purseってどんなもの?
Purseとは、「財布」とか「ハンドバッグ」という意味で、Bra Purseとは文字通りブラジャーをリメイクして作った小さなバッグのこと。
元々は乳がんの啓発活動の一環として作られ始めたもので、2010年以降アメリカのファッショニスタたちの間で人気となりました。
パッと見では、元々ブラからできているとは分からない作品も多いですし、細部まできれいに作ればちょっとしたパーティーなんかにも持っていけそうですね。
ブラパースの作り方
このブラパースの簡単な作り方をご紹介します。
②2つのカップのワイヤー部分を手芸用の接着剤で貼り合わせる、または、針と糸で手縫いします。
③お好みでリボンやスパンコールなどの装飾をつけます。
④ストラップ用に、お好みの紐を接着剤か針と糸でつけて完成です。
手芸用の接着剤でできるので、不器用な方でも作れます。
リメイクって難しそうだけど、針と糸を使わなくてもいいなら、やってみようかなって気になるなぁ。
装飾をたくさんつければ、多少雑でもごまかせそうだね!
リメイク前の準備も大切!ブラをていねいに解体しよう
小物を作る前には、ブラジャーの解体作業が必要になります。再利用できる部分と、どうしても使えない部分を分けて解体しましょう。
ホック部分は土台ごとカットする
ブラジャーのホック部分は、1個1個外せば、全く別のものに使えますが、土台ごとカットしておけば、保管も楽ですし、再利用する時に固定も楽です。なので、ブラジャーのホック部分は、土台ごとカットして切り離しましょう。
ホック部分とブラジャーの背中に当たる布部分の境目でカットします。
小物への再利用は難しいですが、スカートやワンピースなどを作ったときに利用すると便利です。
背中で止めるタイプでなく、前にホックがある場合も取り外しておきます。カップにホックがついている場合には、ハサミではなく、糸を解いて取り外しておきます。
カップ部分の解体方法
ブラジャーのカップを切り離すときには、谷間の中央にリボンなどの飾りがついていればまずそれをカットして取り外します。これは小物に流用できるので丁寧にカットしてください。
次に、カップからアンダーベルトを外します。このとき、多少面倒ですが、ハサミで切るよりも糸を解いて取ったほうが綺麗になります。
カップについているレース部分ですが、これは使用目的に沿ってレースを取り外すかどうかを決めます。とりあえずレース部分だけたくさんストックしておきたい、という場合にはレースをはずします。
レースを外すときも、はさみを使うとほつれて使い勝手が悪くなってしまいますので、面倒ですが糸を解きます。
カップの下部分ならハサミでカットしても問題ありませんが、上部分は必ず糸を解いて外してください。
アンダーベルトは捨てても良さそうですが、それ以外はパーツごとに分けて保管しておけばリメイクしたくなったらすぐ使えますね。
ブラの解体なんて処分するときでさえしたことがないので、こんな注意点はあらかじめ知っておきたいですね。
レースや肩紐で髪飾りやポプリ袋を作ってみよう!
ブラジャーの中で一番使い勝手が良く、リメイクに利用しやすいのがレース部分ですね。華やかなレースの部分を何枚か集めて小物を作ると、創作の幅も広がります。また、ブラのストラップ部分も、伸びてしまっていても折りたためばリメイクに使えるんです。
では実際に、それらを使って小物をリメイクする方法を見ていきましょう。
レースを集めてシュシュを作ろう
結んだ髪を彩るシュシュは、いくつあってもいいものですよね。ブラから外したテープタイプのレースを使ってシュシュを作る方法をご紹介します。
・ブラカップのレース3~4組分
・ゴム(20cm程度)
【作り方】
①レースの表面を合わせて、裏面が出るように横向きに重ねて、右端を縫います。
②縫ったレースを表を上にして開いて、右側のレースに次のレースを重ね、同じように右端を縫います。同じ作業を用意したレースの半分全てに行い、細長いレース紐を作ります(目安は50cm程度ですがお好みで調整してください)。
③残りのレースでも①~②の手順で同じ長さのレース紐を作ります。
④両端5cmずつ折り返し口を残して、2本のレース紐を中表にして縫い合わせます。
⑤レース紐を表に返し、返し口用に残した部分どうしを合わせ、端から1センチほどのところで縫い合わせます。
⑥両側から軽く引っ張り、輪にします。
⑦返し口からゴムを通して、ゴムの両端をしっかり結びます。
⑧返し口を縫い、完成です。
大きくボリューミーなシュシュを作りたければ、もっと多くのブラが必要になります。
最適なシュシュのボリュームは、お好みや髪の多さなどによっても違ってくるので、適宜調整してくださいね。
レース1組で作るポプリ袋
カップ全体を覆うタイプのレースなら、ブラ一着分でポプリ袋がひとつ作れます。
・カップ全体分のレース1組
・紐やリボン
【作り方】
①取り外したレースを、胸の下部分が左右対称になるように丸くカットします。
②レースの表と表を合わせて、裏面が外に出るように重ねて、口部分を残して縫い合わせます。
③表にひっくり返し、袋の上部分をリボンなどで結んで出来上がりです。
カップサイズが大きめのブラなら、ちょっとした小物入れにもなりますよ。
肩紐で巻きバラが作れる!
言葉で作り方を説明するのはなかなか難しいので、動画で見てみましょう。
ブラの肩紐の幅はいろいろなので、自分の好きな幅や色で作ってみてください。巻いてしまうので、多少ストラップが伸びたりヨレたりしていても大丈夫です。慣れればそれほど難しくないですよ。
完成したバラの後ろに、ヘアゴムを丸くカットしたフエルトで貼りつければ、かわいいヘアアクセサリーにもなります。
ブラパースも作ってみたいけれど、BカップかCカップが最適なんですよね?私はFカップですが、こんなサイズのブラに最適なリメイク品って何があるんでしょう?
Fカップなら片手くらいの大きさの袋ができるから、バッグの中に入れておくコスメポーチや、生理用品入れにちょうどいい大きさよ。
大き目サイズのブラならストラップの幅も広めになるから、巻きバラも大き目なものができるわよ。
捨てられない愛着のあるブラもリメイクすればまだ使える!
いかがでしたでしょうか。もう使わないんだけど何となく捨てづらいブラって、きっと誰もがひとつやふたつはありますよね。そんなブラも、意外と簡単にまったく別の姿に生まれ変わらせることができるんです。
今回ご紹介したリメイク術はほんの一部ですが、特にレースは使い勝手がいいので、人形の服や帽子に作り変えたり、アクセサリーに流用したりと、改造の幅が広いです。
また、ブラパースは形がほとんど決まっているので、裁縫初心者でもしっかりしたものが作りやすいですよね。
使わなくなったブラジャーがあったら、一度作ってみてはいかがでしょうか?
でも、こんなふうにリメイクできるなら、お気に入りだったブラを捨てなくてもいいし、かわいい小物もできるし、うれしいことだらけよね!
針と糸を使わなくてもできるとってもカンタンなものから、ちょっと手の込んだものまで、リメイクできるグッズはいろいろあるから、自分にできそうなものからチャレンジしてみてね!