妊娠線は胸にもできる!予防法とできてしまった時の対策とは

妊娠線は胸にもできる!予防法とできてしまった時の対策とは

お腹に赤ちゃんができたら、だんだん大きくなっていくお腹に妊娠線ができないか、ちょっと心配になる女性も多いですよね。でも、妊娠線はお腹だけではなく、二の腕やお尻、そして胸にもできることがあるのです。

今回は、中でも胸にできる妊娠線についてお話します。胸の妊娠線は「授乳線」とも呼ばれることがあり、妊娠中だけではなく授乳期にできることもあります。胸に消せない線が残るとなると、かなり気になりますよね。

でも、妊娠線ができないようにする予防法や、できてしまった妊娠線への対策もあります!妊娠中や授乳中の方はもちろん、将来的に妊娠を希望している女性もぜひ参考にしてくださいね。

バストの妊娠線ってどんなもの?できてしまう理由とは

妊娠すると、女性の身体はどんどん変化していきます。バストに妊娠線ができる原因も、そんな身体の変化の中にあります。まずはその辺りから見ていきましょう。

妊娠中のバストの変化

妊娠中のバストの変化
図のように、妊娠期間を通して徐々にバストサイズが大きくなっていきます。もちろん個人差はありますが、変化の大きい人では7か月前後のうちに2カップ程度サイズがアップすることもあります。かなり急激なサイズアップと言えますね。

授乳中にもバストが大きくなる!?

出産後も、授乳をする女性はバストサイズが変化し続けます。

授乳期になると、赤ちゃんがおっぱいを吸うことでプロラクチンというホルモンが分泌されます。プロラクチンは乳腺を刺激するホルモンなので、授乳中にも乳腺は発達します。

また、母乳がたくさん分泌されると、胸が張ることもありますよね。このような理由から、授乳中にも胸が大きくなることがよくあるのです。この辺りについて詳しいことは、こちらの記事にまとめてあります。併せて参考にしてくださいね!→妊娠中や産後の胸の変化

急激なサイズアップが妊娠線の原因

お腹にできる妊娠線は、お腹が大きくなるスピードに皮膚の伸びが追い付かず、裂けてしまうことが原因です。

お腹の内部は水分を多く含む脂肪なので膨らんでも大丈夫なのですが、表面の皮膚には脂肪ほどの水分量がないため、柔軟に伸びることができずひび割れてしまうというわけです。

そして、胸に妊娠線ができるのも、これと同じメカニズムです。先述の通り、妊娠中や授乳中には胸が急激に大きくなることがあり、それに皮膚の伸びが追いつかなくて裂けることがバストに妊娠線を作る原因なのです。
お腹に妊娠線ができるというお話は、出産した友達からも聞いたことがありますが、バストにもできることがあるんですね!

バストもお腹と同じように急激に大きくなるのですから、妊娠線が胸にできるというのも言われてみれば納得です。

急にふくらんだバストに皮膚が追い付けなくて、表面が裂けた跡が線になってしまうんですね。

バストに妊娠線を作らないためにできる2つの対策

お話してきたように、バストに妊娠線ができる原因は、胸が急激に大きくなることと、皮膚には水分が少なく伸びにくいため急な変化に対応できないことの2つです。

ということは、この2つに対する対策ができれば、妊娠線を予防することができるということです。では、どのような予防策があるのか、具体的に見ていきましょう。

体重をコントロールしよう

妊娠中に胸が大きくなるのは自然なことなのですが、妊娠線を防ぐためには急激に大きくならないよう気をつけなければなりません。そのためには、適切な体重コントロールが必要です。

多くの妊婦さんは、産婦人科で体重を増やしすぎないよう言われた経験がおありなのではないでしょうか。

それは、赤ちゃんや母体の健康を保ち、出産をスムーズにさせるための指導なのですが、同時に妊娠線予防としても大変有効なんです。

どれくらい体重を増やすべきかという基準は、BMIによって以下のように目安が設けられています。

BMI 適正な体重増加
18.5未満 9~12kg
18.5~25 7~12kg
25超 5㎏未満
(個別に指導を受けるのが望ましい)
【BMIの出し方】
 BMI=妊娠する前の体重(㎏)÷身長(m)÷身長(m)

【体重58kg、身長159cmの人の例】
 58÷1.59÷1.59=22.9なので、BMI=22.9

この表を参考に自分のBMIを計算して、どれくらい増やしてもよいのかを頭に入れておきましょう。

体重を増やしすぎないコツ

上記の目安からすると、標準的な体型の女性なら10㎏前後の増加が望ましいのですね。よく芸能人が妊娠中に20キロ増えたなんてことが話題になったりしますが、これは明らかに増えすぎです。

標準体型の方は10か月の妊娠期間に10㎏増が目安ですが、妊娠後期はとても体重が増えやすくなるので、前半の増加は抑えておくに越したことはありません。

1か月1㎏未満の増加にとどめるとよいでしょう。

増やしすぎない秘訣は、やはり食事です。以下のポイントに注意しましょう。

  • 1日3食バランスよく食べる
  • 油分や糖質を摂り過ぎない
  • ファストフードやスイーツ、スナック菓子などは避ける
  • フルーツを食べすぎない

「赤ちゃんの分まで二人分食べなきゃ」なんていう人もいますが、それだと食べ過ぎになります。要は健康的なダイエットメニューと同じで、何でも適度に食べることが大切です。

口当たりがよくてビタミンも摂れるからといってフルーツをたくさん食べる妊婦さんが時々いますが、フルーツは糖質やカロリーが高い食材です。フルーツの摂り過ぎで太ってしまう妊婦さんは少なくないのでご注意ください。

保湿を心がけよう!

次に、皮膚の水分量について考えていきましょう。皮膚に水分が少なく伸びにくいのなら、皮膚を保湿すれば改善できるということです。

具体的には、こんな方法があります。

  • 石けん選びに気をつける
  • お風呂でゴシゴシこすらない
  • お風呂のお湯はぬるめにする
  • お風呂上がりにはスキンケアをする

お風呂では、皮脂を落としすぎないおだやかな成分の石けんを選び、ナイロンタオルなどは使わず、手でそっと洗うようにしましょう。冬なら石けんは使わず、お湯だけでもじゅうぶんです。

また、お風呂のお湯が熱いと、脂肪を早く分解してしまいます。そこで、39℃くらいの温度がおススメです。

お風呂上りに妊娠線予防のクリームをお腹に塗っている妊婦さんは多いと思いますが、それをバストにも塗ることをおすすめします。

そうして保湿することで、胸の妊娠線予防ができます。

妊娠したら、赤ちゃんの成長のためにもいっぱい食べなきゃいけないのかと思ってたけど、そんなことないんだね!

赤ちゃんのためにたくさん食べていたら、太り過ぎて妊娠線ができちゃったなんてこともありそうだね。

太り過ぎや乾燥に気を付けて、クリームをバストにも塗るようにするといいんだね。

元々痩せている人は、ある程度体重を増やすことも必要だけど、標準体型や太り気味の人は体重を増やしすぎない方がいいわ。

妊娠中に太り過ぎると、妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病のリスクが上がるし、産道にも脂肪がついて難産になることもあるのよ。

体重を適正に管理できれば、安産の確率も上がるし妊娠線予防にもなるし、メリットだらけなのよ!

できてしまった妊娠線を薄くするための対策とは?

すでに妊娠線ができてしまったという方も、いらっしゃるかもしれませんね。胸にできてしまった妊娠線は、お腹のそれと一緒で、残念ながら消えることはありません。でも、薄くすることは可能です。

では、どのようにすれば薄くなるのか、見ていきましょう。

保湿が大切!

妊娠線の予防法としてご紹介した保湿ですが、実はできてしまった妊娠線を薄くするのにも役立ちます。乾燥すると、できてしまった妊娠線が広がりやすくなります。そのため、まずは保湿をすることでこれ以上広がらないようにすることが大切です。

具体的な方法としては、予防対策のところでご紹介したものと同じです。石けんやお湯の温度などに気を付け、クリームなどで保湿をしましょう。

さらにオススメなのが、クリームを塗る前にオイルを併用することです。

ただし、授乳をしている場合、赤ちゃんに影響が出ないオイルを選ぶ必要があります。

授乳中でも大丈夫なオイルは、以下のような種類のものです。

  • ホホバオイル
  • オリーブオイル
  • ココナッツオイル
中でも、ホホバオイルがおすすめです。ホホバオイルはベビーマッサージにも使われているものなので、安心して塗ることができます。オイルは、開けてから長時間経つと酸化して逆に肌に刺激となってしまうので、新鮮なオイルを使うよう気をつけましょう。

オイルに重ねるクリームには、できてしまった妊娠線専用のクリームもあります。このクリームは自然の材料で作られているので安心感がありますし、保湿に役立つビタミンCも配合されているのでさらに効果的です。

もちろん専用のクリームでなくても構いませんが、お腹にできた妊娠線に使う場合とは違って、赤ちゃんの口に触れる可能性があるので、成分にだけは気をつけましょう。

新陳代謝を高めよう!

授乳線が消えない理由は、皮膚の真皮にまで傷がついてしまっているからです。
ターンオーバーのしくみ
皮膚には、図のように層になった表皮があり、表皮の一番下の基底層のさらに奥に真皮があります。表皮に傷がついた場合、ターンオーバーで新しい皮膚と入れ替わるため目立たなくなります。

しかし、真皮はターンオーバーが極端に遅いので、妊娠線が残るわけです。真皮のターンオーバーには、5年以上もかかると言われているんです。

でも、皮膚がターンオーバーしやすくなるような対策をして新陳代謝を高めることで、できてしまった妊娠線を薄くすることが可能です。

新陳代謝を高める方法

新陳代謝を高める方法としては、下記のようなものがあります。

  • 体を温める効果のある食べ物を摂る
  • 軽い運動をする
  • マッサージをする
  • ストレスをためない

体を温めるような食べ物を摂ると、血行が促され新陳代謝が高まります。

おススメの方法は、朝起きてすぐに白湯をコップ1杯飲むことです。その他緑茶・ウーロン茶には代謝を上げる作用がありますし、ホットココアに含まれているカカオポリフェノールは体を温めるので冷え性対策に良いと言われています。

ウォーキングやヨガなど、軽い運動をするのも新陳代謝を高めるのに役立ちます。赤ちゃんと一緒にお散歩をするのもいいですね!

マッサージにも、新陳代謝を高める効果があります。手にクリームをつけて、気になるところをやさしくマッサージしましょう。

いったんできてしまった妊娠線を完全に消すことは、残念ながらできないみたいですね。

でも薄くすることはできるので、あきらめる必要はなさそうです!

保湿や新陳代謝を活発にすることを心がけるなど、妊娠線を薄くする対策って、お顔の美肌対策と同じと考えてよさそうですね!

妊娠したらお腹だけでなくバストにも妊娠線対策をしよう!

お話してきたように、お腹の妊娠線と同じメカニズムで、バストにも妊娠線ができることがあります。

その効果的な予防対策には、体重コントロールと胸の保湿があります。妊娠線は一度できてしまったら完全には消えないものなので、妊娠中から早目の対策をしておきましょう。

とはいえ、対策していても妊娠線ができてしまうこともあり得ます。できてしまった妊娠線への対策としては、やはり保湿と新陳代謝を高めることが大切です。

出産後も美しい胸を保つために、妊娠線予防やできてしまった妊娠線を薄くする対策を、積極的に行いたいものですね!

妊娠中は生まれてくる赤ちゃんとの生活を楽しみにしつつも、体調がすぐれなかったり、いろいろと不安なことが出てきたりと、大変な時期でもあるわよね。

出産準備にも追われるし、そんな心身ともに忙しい日々の中で自分に対するケアは後回しになってしまいがちだけど、産後に後悔しないためにもお腹だけでなくバストの妊娠線対策もしておきたいわね。

基本は保湿と体重管理で予防して、もしも妊娠線ができてしまったら、引き続きの保湿に加えて食事やマッサージなどで代謝を活発にする対策がおすすめよ。

お肌がきれいだとそれだけで美乳度もアップするから、無理のない範囲で対策してみてね!