生理とバストアップの関係

生理とバストアップの関係

生理は、女性に様々な影響を与えます。その1つがバストのハリですよね。バストが張ることで1カップほどサイズアップをする人もいますが、実はこのバストアップはむくみが原因というケースもあるのです。

また、普段からバストアップのために何かをしているという人は、生理中にそれを続けることで体に悪影響を与えてしまうことがあるということを知っていますか?

生理とバストアップは無関係ではありません。生理がバストアップにどのように影響を与えるのか、バストアップをする上で知って得する情報、そして知らなきゃ危険な情報をご紹介しておきましょう!

生理中にバストが張るのはホルモンが関係!?その要因をご紹介

生理とバストの関係でまず思い浮かぶのは、生理が近づくとバストが張る、サイズがアップする、ということではないでしょうか。実際、生理中には1カップ以上バストアップするという人も少なくないのです。

生理時期にバストが張るのは、ホルモンバランスの変化が関わっています。生理が近づくと、徐々にプロゲステロンというホルモンが増加してきます。

プロゲステロンには、体内の水分を保持する働きがありますので、分泌量が増えれば水をためやすくなる、むくみやすくなってしまうことがあります。この働きが、血流やリンパの流れを阻害して胸の張りを引き起こしていると言われているのです。


つまり、手足のむくみと同じような状況が胸でも起こっていると言えるわけですね。生理時期にバストが張ってしまうのは、見た目のサイズがアップして嬉しいと感じる人もいるかもしれません。

しかし、実は女性にとって良いことではないということは覚えておきましょう。

生理周期と女性ホルモン分泌量の関係をチェック

女性ホルモンは、生理周期によってその分泌量が変わってきます。生理に関わるホルモンは、主に次の2つです。

それぞれのホルモンの役割を、簡単にご紹介しましょう。

ホルモン名 役割
エストロゲン 女性らしい体を作る
卵胞を成熟させる
プロゲステロン 妊娠しやすい体を作る
体内に水分を蓄える
子宮内膜を維持する

生理周期と基礎対応、ホルモンの変化についてはこのようになっています。
★図作成中★

プロゲステロンは、生理前に分泌量がピークになっていることが分かりますね。生理とホルモンには、深いかかわりがあるということをしっかりと認識しておきましょう。

生理時期の胸の張りって、バストサイズがアップするから結構嬉しかったんだよね。でもそれが良いことじゃなかったなんて!

むくみって言われちゃうと、確かにいいものではないよね。女性ホルモンが増えることでむくみやすくなって、それが血行不良に繋がって張っちゃうのか…。なんか残念だなぁ。

生理中でも大丈夫?気になるバストアップマッサージの注意点

バストアップ法と言えば様々な方法がありますが、自分で気軽に行える方法として思い浮かぶのはマッサージではないでしょうか。マッサージは、正しい方法さえ知っていれば、お金をかけずにいつでも手軽に行うことが出来るというメリットがあります。

しかし、生理中にバストアップマッサージをするというのは大丈夫なの?そんな疑問を持つ人もいるかもしれません。結果から言えば、生理1・2日目のバストアップマッサージさえ気を付ければ、あとは問題ありません。

生理1・2日目にバストアップマッサージを行うと、生理として排出されるはずの子宮内膜が剥がれる働きが阻害されてしまう可能性があります。ですから、生理1・2日目のマッサージは控えるようにしておきたいのです。

あと注意しなければいけないのは、痛みを感じるようなバストアップマッサージをしてはいけない、という点です。

バストアップマッサージは、乳腺の発達を促すという意味で効果が期待できるものです。また、生理期間に胸が張ってしまうという場合は、血流やリンパの流れを改善する働きもあります。

しかし、バストは女性の体の中で非常にデリケートな部分です。

痛みを感じるようなマッサージをしてしまえば、逆にリンパや血管を痛めてしまう恐れがあります。

良くしようと思っているのにかえって逆効果になる、というケースもありますので注意したいですね。

生理期間でも、バストアップマッサージを行うことは可能なのですね。ただ、生理1・2日目には控えた方がいいということは覚えておくようにします。

バストアップマッサージは、特別なことを行わなくても簡単な方法があるのですね。入浴後など体が温まっている時に行うと更に効果があるということなので早速始めてみます。

生理中のバストアップサプリはNG!知っておきたいその危険性

あとは、バストアップの方法としてサプリメントを摂取するという方法があります。しかし、バストアップサプリは毎日欠かさずに摂取すれば良い、摂取した方が良い、というものではありません。

実は、生理中にバストアップサプリを摂取してしまうと、体に悪影響を与えてしまう恐れがあるのです。

なぜ、体に悪影響を与えてしまうのか、その原因はバストアップサプリの成分にあります。バストアップサプリの主な成分に、プエラリアがあります。

このプエラリアは、卵胞ホルモンであるエストロゲンと同じ働きをすることが知られています。エストロゲンには、体を女性らしく作る働きがありますので、乳腺を発達させてバストアップする効果も期待できるのです。

このエストロゲンを、体外から取り入れようとするのがバストアップサプリの基本的な考え方となるわけですね。

しかし、生理中は女性ホルモンのバランスが極めて不安定な状況にあります。女性ホルモンのバランスが不安定になる事で、以下の症状を引き起こすとも言われていますね。

  • 頭痛
  • イライラ
  • 肌の調子の悪化
  • 冷え
  • だるさ
生理中はホルモンバランスが崩れやすいので、上記の症状も出やすくなっています。そこにサプリメントでエストロゲンに似た成分を摂取してしまえば、更にホルモンバランスを崩してしまうことになりかねません。

生理中のホルモンバランスの崩れは、次のような弊害が起こる可能性があります。

  • 出血過多
  • 生理痛が重くなる

生理中にプエラリア系のバストアップサプリを摂取するのは、控えるようにしておきましょう。

バストアップサプリって、続けなきゃ意味がないものだって思ってたんだけど生理中はダメなんだね。女性ホルモンがたくさんあった方がバストアップ効果がありそうなのに。

ホルモンって多ければ多い方がいいってわけじゃないの?

確かに、バストアップサプリは女性ホルモンを補うことで乳腺の発達を促していくものよ。ただ、女性ホルモンっていうのは生理周期に合わせてその分泌量が変わってくるの。

ホルモンの分泌量が少ない時期に補えれば、当然効果があるのは分かるわよね?でも、ホルモン量が不安定になる時期に外部から女性ホルモンに似た成分を摂取してしまうと、ホルモンバランスの崩れを促してしまう恐れがあるわ。

ホルモンバランスが崩れてしまえば、生理の経血量が増えてしまう、生理痛がひどくなるといった症状を引き起こす恐れもあるの。だから、サプリメントは適切な摂取をするように心がけてほしいわね。

生理との関係を理解して効果的なバストアップを目指そう!

バストアップには、女性ホルモンが大きく関わっています。女性ホルモンが多くなれば、乳腺の発達を促してバストアップにつなげることが出来るのです。ただし、生理周期によって女性ホルモン量は変化しています。

特に、バストアップサプリで体の外から女性ホルモンと類似成分を摂取する際は、ホルモンバランスを大きく崩さないよう、不安定にならないように気を付けなければいけません。ですから、生理中のサプリメントは控えた方が良いのです。

バストアップマッサージは、生理1・2日目にさえ気を付けていればあとは継続して行うことが可能となっています。生理前に血流やリンパの流れが悪くなることで張ってしまうバストのケアにもなりますからね。

生理とバストアップの関係をしっかり理解して、効果的に、上手にバストアップを続けていきましょう。

バストアップはマッサージにしても、サプリメントにしても、継続しなければ意味がないものよね。ただ、控えなければいけない時期があるということは忘れてはいけないわ。

女性ホルモンのバランスを崩してしまう、リンパを痛めてしまうことになれば、せっかく頑張ってバストアップしたいと思っても逆効果なの。焦る気持ちもあるかもしれないけど、適切な方法で行うということが何よりも大切なのよ。

あとは、しっかりと睡眠をとり、バランスの良い食事を摂るという基本的なことも忘れないようにしたいわね。しっかりとした知識を持てば、あなたの目指すバストアップを効果的に行うことが出来るわよ。