献血豊胸ってどんな方法?施術の流れや効果をご紹介!

献血豊胸ってどんな方法?施術の流れや効果をご紹介!

豊胸手術というと、シリコンバッグなどを挿入する方法を思い浮かべる人が多いかと思いますが、実は他にもいろんな方法があります。中でも比較的知られていない方法として、献血豊胸というものがあります。

今回は、その献血豊胸をテーマに、これが一体どのような方法なのか、実際の手順はどんな感じなのかをご紹介していきます。

その他の豊胸法と比べると実施しているクリニックも少なく、マイナーなイメージのある献血豊胸ですが、こんな方法もあるんだということを知っておくだけでも意味がありますし、選択肢も増えます。その他の方法を検討中の方も、ぜひ目を通してみてくださいね。

人工物を入れたくない人にオススメ!献血豊胸はこんな豊胸法です

まずは、「献血豊胸」という言葉を聞いたこともないという人のために、それがどのような方法なのか基本的な部分についてご紹介します。

献血豊胸ってどんなもの?

献血豊胸は、クリニックによっては「PPP+PRPジェル豊胸」、「プラズマジェル」等とも呼ばれており、自分の血液を利用して行う豊胸法です。

血液の中の少血小板血漿(PPP)と多血小板血漿(PRP)を遠心分離させて取り出し、特殊な機器でジェル化したものを注入してバストを膨らますという方法です。

豊胸バッグ挿入法が最古の豊胸術であるのに対し、この献血豊胸は豊胸法の中でも最新の方法なのです。

献血豊胸のメリット

献血豊胸に使われるPPPやPRPとは血小板のことで、たとえば包丁で指を切ってしまったときなどにその傷が自然治癒するのは、この血小板の働きのおかげです。つまり血小板には成長因子が含まれており、細胞を増やしたり組織を修復したりする働きがあるのです。

この私たちの身体に流れる血液に備わった自然な働きは、近年、再生医療にも使われるようになり、大変注目されています。そして、それを豊胸にも活用したものが、献血豊胸というわけなのです。

ただ単にジェル状の内容物でバストをふくらませるだけでなく、PPPやPRPに含まれる成長因子のおかげで注入後に脂肪細胞が成長するため、触り心地の良い仕上がりになることも献血豊胸の特徴のひとつです。

また、原料は自分の血液ですから、アレルギーの心配がありません。

感染のリスクはゼロではありませんが、それは他の豊胸法でも同じですから、アレルギーや副作用の心配がないというだけでも、じゅうぶん安全性の高い方法だと言えます。

献血豊胸のデメリット

献血豊胸では自分の血液を使うので、採取できる血液量が少なければ、当然ジェル化して注入できる量も少なくなります。基本的に、最大1~2カップアップまでなら可能とされていますが、人によっては望み通りのサイズアップができないこともあります。

どれくらいの量を採血できるのかは、体重や体格、血中のヘモグロビンの量、さらには施術当日の体調によって健康上問題ない範囲内で決まりますので、たくさん採血できない痩せ型の人や小柄な人、貧血気味の人にはあまり向かない方法です。

そのような方は、シリコンバッグ挿入法や脂肪注入法など別の豊胸法の方がよいかもしれませんので、まずはカウンセリングを受けて医師に相談してみましょう。

自分の血液からジェルを作って、それをバストに注入するのが献血豊胸ということだね。

PRPに含まれる成長因子は、顔のプチ整形にも使われているんだって!そう聞くと、なんだか効果が高そうだね~。

でも、この方法でやってくれるクリニックは、まだそれほど多くはないみたいだね。

まずは採血から!献血豊胸の施術の流れを確認しておこう!

献血豊胸について、基本的なところがお分かりいただけたでしょうか。ここからは、献血豊胸の実際について、より具体的なところを見ていきましょう。

献血豊胸の施術の流れ

献血豊胸は、以下のような流れで施術されます。

カウンセリングで注入量や注入部位をデザイン

安全な範囲内で必要量の血液を採血

採取した血液を加工してジェル化

局所麻酔

注射器でジェルをバストに注入

麻酔をしますので、手術中の痛みはほとんどありません。

採血の手間やジェル状に加工する時間を含めても40分ほどで完了しますし、ダウンタイムも短いので、お手軽な方法であると言えますね。

希望のバストになれるかも!

献血豊胸は、形が決まっているシリコンバッグと違って、ジェル化したものをいくつかの部位に小分けにして注入できるため、バストを好きなようにデザインできます。
色々なバストデザイン
このように、谷間を作ってみたり、デコルテにボリュームを出してみたりと、希望のバストになれる可能性があるのです。しかし、使用できる血液には限度があるため、注入量が足りずに理想通りにはいかないというケースも、当然あり得ます。

血液量が足りない場合は、同じようにバストデザインが可能で、かつ採血の必要がないヒアルロン酸注入法の方がよいこともあります。なりたいバストについて相談し、最適な豊胸法について医師にアドバイスを求めてみるのもよいでしょう。
身体的な負担は採血と麻酔と注入の注射だけなんて、とっても簡単!こんな方法でバストアップできるなんて、すごいですね!お仕事が忙しい女性でも、お休みの日にサッと豊胸できそうです。

しかも、採血できる範囲内ならば、好きな部位に好きなだけ注入できるので、理想通りの大きさや形が実現できるそうです。これは、かなりうれしいことですね。

貧血と効果の持続期間に注意!献血豊胸の術後に気をつけること

献血豊胸の実際についてお話してきましたが、お読みいただいてこの方法に興味が湧いたという方も多いかもしれませんね。しかし、あらかじめ知っておいていただきたい注意点もいろいろあります。最後に、その辺りについてもお話しておきます。

バストアップ効果は永続しない!

お伝えしてきた通り、献血豊胸は自己血液で行うため、安全な反面、体内に吸収されてしまいやすいのです。

したがって、バストアップ効果の持続期間は半年~1年くらいであることを覚えておきましょう。

効果が持続している間に、追加でPPP+PRPジェルを注入することで、持続期間を長くすることもできますが、それにはまた費用がかかってしまいます。決してお安い金額ではないので、経験者の感想なども参考にしながら検討してみましょう。

献血豊胸の費用に関しては、こちらをお読みくださいね!

献血豊胸の術後はココに気をつけよう!

献血豊胸は豊胸術の中では比較的お手軽な方なので、術後の生活にはそれほど大きな影響はありません。

項目 内容
シャワー 翌日からOK
入浴 3日後からOK
腫れや痛み 腫れはほとんどなく、痛みは1週間程度
激しい運動 3週間程度は控える

施術後は血を採った後ですから、貧血にはくれぐれもお気をつけください。水分を意識的に摂取し、もしもめまいやふらつきを感じたら、すぐに病院へ行きましょう。そうでなくても、医師の指示通りに検診は受けましょう。

また、1週間くらいは軽くバストマッサージを続けるよう指示されることも多いので、それも忘れないように自宅で行いましょう。

しこりができるケースも

まれに、献血豊胸をしたあと、バストにしこりができたという口コミが見られます。

特に、ヒアルロン酸にPPPジェルを混ぜる施術を行っているところで、しこりとなるケースが多いようです。
PPP+PRPジェルがしこりになってしまったものは、ヒアルロン酸によるしこりと違って除去が難しいと言われています。このような後遺症を避けるべく、不安な点はとことん医師に質問することをオススメします。

献血豊胸のリスクについては、こちらも参考にしてくださいね。

ダウンタイムがほとんどないのは、すごくありがたいね。パーティーの前とか、急ぎでバストアップしたいときなんかには、とっても便利!

半年くらいで元に戻るという意味でも、メイクみたいな感覚でできる豊胸法ってわけだね。

でも、どれくらいの量を採血する必要があるのかな?血を見るのが苦手な人は、ちょっと怖いかもね。

そうね。目安としては、1カップ大きくするのに約200㏄の血液が必要よ。この方法は、貧血の人は施術できないから、気をつけてね。

一般的な献血で200mlを採れる人の条件は女性で40㎏以上、400mlだと50㎏以上となっているから、献血豊胸の場合もあまり痩せている人は、貧血じゃなくてもやめておいた方が良さそうね。

女性は元々、貧血気味の人が多いから、この方法で豊胸できる人はある意味ラッキーかもしれないわね。

自分の血液でお手軽にバストアップ!献血豊胸も選択肢のひとつ

豊胸バッグ法やヒアルロン酸注射、脂肪注入法は豊胸術としてよく知られていますが、献血豊胸についてはこの記事を見て初めて知ったという方も少なくないかも知れませんね。

術式としてはヒアルロン酸注入法に近いのですが、自分の血液を加工したものを注入するという意味では少々異なります。また、ヒアルロン酸注入法ほど、多くのクリニックで行われているわけではいないようです。

ですから、病院選びも数少ない中から慎重に行い、信用できる医師の元で、しっかりカウンセリングを受けて検討しましょう。また、貧血にはくれぐれもご注意くださいね!

豊胸手術はシリコンを入れる方法から始まって、いろんな技法が開発され続けてきたわ。そして最新のものが、今回ご紹介したPPPジェルやPRPジェル注入法、いわゆる献血豊胸よ。

身体的な負担は採血時と注入時の注射だけ、しかもダウンタイムもほぼゼロという、とってもお気軽な方法だから、興味が湧いた方も多いんじゃないかしら?

ただ、血液をたくさん採るわけだから、体質によっては向かない女性も少なくないはずよ。体質的に問題ない人でも、体調の良い時に行う必要があるわね。やってみたい人は、長くても1年ほどで元に戻ってしまうことを理解したうえで試してみてね!