寿命はいつ?なかなか捨てられないブラジャーの捨て方
いつも横に逃げたり、下に垂れようとしたりする胸を支えてくれるブラジャー。使い続けていると、サイズが変わったり、形がよれたりして、新調しないといけなくなりますよね。
でもブラジャーを買い換えることはよくあっても、古いブラジャーを捨てられない、という人は意外に多いんですよね。今回はそんなブラジャーの捨て時の見極め方、処分方法をお伝えします。
一般的なブラジャーを捨てるべき時の見極め方
まずは誰でも気付きやすいブラジャーの捨て時をチェックしましょう。
新しいブラジャーを買う時に捨てる
新しいブラジャーを買う時には今まで使っていたブラジャーが不要になりますよね。
「まだ使えるしな~」と仏心を出さず、新しいブラジャーを買った時には買った数だけ古いブラジャーを思い切って捨てましょう!
生地にほつれや破れができた時
ブラジャーのレースや生地が破れた時はわかりやすい捨て時ですね。布が磨耗してワイヤーが飛び出たりした時には、胸をしっかり支えられないどころか、ワイヤーで肌を傷つける可能性もありますから、すぐに捨てましょう。
肩紐やホック部分の生地、レース部分がほつれてくるのも捨て時サインです。破れていなくても、生地が薄くなってしまったらそれも捨て時サインなので見逃さないでくださいね。
生地がほつれたりしていてもまだ装着できるし…と思われるかもしれませんが、生地の薄さやほつれは、ブラジャーが伸びてしまっていて、きちんと胸をホールドすることができない状態なので、買い替えが必要なんですね。
サイズが合わなくなった時
綺麗な胸を保つためにも、ブラジャーのサイズが変わった時にはどんなに新しくても合わないブラジャーは処分すべきです。
- ブラジャーが谷間で浮く
- 背中のベルトが上にずれ上がる
- カップが胸から浮いている
- 肩紐が落ちる
- ジャンプで胸が大きく揺れる
- 腕をあげると下から胸がはみでる
- カップの両脇から肉がはみでる
以上の7つに当てはまる場合は、いずれもサイズが合わなくなっているサインなので、新しいブラジャーを買うと共に、合わないブラジャーを処分してくださいね。
ワイヤーが曲がった時
カップの形を支えるワイヤーが歪んで曲がってしまった時には、ブラジャーの捨て時です。ワイヤーが歪むと胸を綺麗な形に収めることができないばかりか、下手すると体に刺さって痛いです。
また歪んでいると変な方向にワイヤーが行くことも多く、そのままワイヤーが生地から飛び出ることもあるので、ワイヤーが歪んでしまったと感じたら早めに処分することをお勧めします。
ワイヤーが曲がっているのとは違いますが、試着せずに購入したブラジャーで、装着したらワイヤーが食い込んだり当たったりするブラジャーも合ってないので、もったいないかとは思いますが処分した方が良いです。
急な体重変化などで、新しいブラジャーが合わなくなってしまった時も、胸のためには、もったいなくても捨てなきゃいけないんですね。
見落としがちなブラジャーの捨て時
さて先に紹介したわかりやすいブラジャーの捨て時のほかにも、実は気付きにくいけど捨てた(買い換えした)ほうがいい場合もあります。
特にブラジャーのサイズが変わっていない時には、新しいブラジャーを買う機会も少なくなりがちなので、捨て時を見逃しがちなのではないでしょうか?
一見気付きにくい、ブラジャーの捨て時サインを次はチェックしましょう。
タグの字が薄くなった時
ブラジャーのタグの字が薄くなった時も捨て時の一つです。
ワイヤーや肩紐のゴムなどはしっかりしている、と思っていても、タグの字が読み取れないくらい洗濯を繰り返してたということなので、当然ブラジャー自体もクタクタになっている筈です。
洗濯方法や使用状況によってブラジャーの持ちは変わるので、何回洗濯したらだめになる、という決まりはありませんが、少なくともタグが擦り切れるほど洗濯しているのであれば、充分な使用回数でしょう。
着け心地がいいと思っていても、肩紐などがよれたりしていないか、チェックしてみて処分しましょう。
着け心地が良すぎる時
しっかりと胸を支えられるブラジャーは得てして少しきつめに感じますが、ブラジャーが体に馴染みすぎてきつさがなく、とっても着け心地がよくて楽だと感じた時は、捨て時の可能性があります。
ゆったりとして着け心地が良い場合には、大抵背中のゴムが緩んだり、生地が伸びたりしている証拠です。もしくは、痩せてサイズが合わなくなっている可能性もあります。
着け心地が良すぎると感じたら、サイズやゴムの伸びをチェックして捨てるべきか判断してくださいね。
カップにシワや型崩れができた時
ワイヤーや肩紐に問題がなければよく見落としがち、ブラジャーのカップがよれたりシワができたりして型崩れしてしまっている時。これは捨て時です。
ワイヤーが大丈夫なら使えると思う方は多いかもしれませんが、カップが型崩れしていると胸をしっかり支えたり、形を維持できなくなるので、このようになったら捨てるべきでしょう。
ちなみにこの状態は適当にたんすにしまっていたり、ブラジャーを洗濯機で専用ネットにもいれずに乱暴に洗っていたりするとよく起こります。
ペアのショーツを処分した時
必ず捨てなければならないという訳ではありませんが、ペアで購入しているショーツを処分する時には、ブラジャーもそれなりに使用している筈です。
きちんと見てみるとほつれや肩紐のゆるみなどの捨て時サインが出ている可能性もあります。
一般的にはショーツの方がブラジャーよりも短命なようですが、ブラジャーがまだ使えてもペアではなくなることを理由にブラジャーを処分するのも一つの捨て時サインかもしれません。
タグが読めなくなるほど洗濯したり、ワイヤーが曲がってなくてもカップにシワが寄ってたら捨て時ね。
あと、長ーく使ってるブラジャーが楽すぎる時は、サイドベルトとか伸びちゃってる可能性があるから、ちゃんとチェックするのよ。ペアのショーツを処分する時は、ブラジャーも古くなってるだろうから、捨て時かもね。
ブラジャーの捨て時を早める原因って?
本来なら、もっと長く使えたはずなのに、普通よりもブラジャーの捨て時が早まってしまった…なんてことはよくあるもの。そんな捨て時を早めてしまう原因を、紹介します。
ズボラ洗濯はブラジャーの寿命を縮める元!
毎日洗うブラジャー。ついつい、適当に洗濯機に放り込んでいる、っていう人は意外に多いのではないでしょうか。それが、ブラジャーの捨て時を早めてしまう罠なんです。
ブラジャーが傷みやすい洗濯方法を、傷みやすい順から並べます。
- 洗濯機で洗濯ネットなしで他の衣類と一緒に洗う
- 洗濯機で洗濯ネットありで他の衣類と一緒に洗う
- 洗濯機で洗濯ネットありでブラジャー単体で洗う
- 洗濯機で洗濯ネットありでブラジャー単体でおしゃれ着洗いをする
- 手洗いでゴシゴシ洗う
- 手洗いで押し洗い・ゆすぎ洗いをする
そうです。洗濯機を使うのが、一番ブラジャーの傷みが早いんです。
ブラジャーの正しい洗い方や干し方について詳しく解説している記事もありますので、ぜひ読んでみてくださいね!
嬉しいけどお財布に大打撃?ダイエットが成功したら
意外でしょうか?ダイエットをすることは、実はブラジャーの捨て時を近づける原因になります。
ダイエットが成功したら、すぐにブラジャーのサイズが変わっていないか、確認してください。
胸は基本的に痩せにくい部位ではありますが、アンダーバストや背中が痩せることによって、バストサイズが小さくなっていることが多いです。
リンパマッサージや、くびれを作るダンスを行っている人は、体重以上に見た目のボディラインが変わることも多いため、「1kgも痩せてないよー」と思っても、ダイエット中はこまめにブラジャーのサイズを測ってみてください。
そして、ダイエットに成功していたら、どんなに新しいブラジャーでも涙を呑んで処分しましょう!
当たり前?バストアップしたらブラジャーを変えよう!
日々の努力が実って、バストアップできた!もしくは、少しずつ大きくなってきたかも!?という時は、要注意です。ブラジャーのサイズを見直しましょう。
バストアップをすることは、実はブラジャーの捨て時を早める原因なんですね。
小さいブラジャーをつけていると、バストアップも順調にいきませんし、そのまま小さいブラジャーをつけ続けていると、形が崩れて美乳作りが難しくなります。
バストアップ中は、頻繁に買い替えることになってしまい、すごくもったいないのですが、美乳、理想のバストのために、こまめにブラジャーを買いなおして、古いブラジャーはさっさと捨てちゃいましょう。
ああ、洗濯方法や干し方を間違えると、すぐにブラジャーがボロボロになっちゃうって意味で捨て時を近づける原因になるのかあ。
ブラジャーは手洗いがベスト、干し方はゴムを伸ばさないようにアンダーバストを吊って自然乾燥すべし!なんだね。わかったよー!
ブラジャーを捨てる方法は?可燃?不燃?
いやいや、ブラジャーを捨てないといけないのは判ってるけど捨てられないのよ…とお思いの方はとっても多いでしょう。
確かに下着を捨てるのは、誰かに見られたりしないかとか、そもそも不燃ごみなのか、何なのか判りづらいですよね。
そんな風に躊躇して気付いたら、たんすの下着のコーナーが古いブラジャーで埋め尽くされてるなんてことはありませんか?
こちらではブラジャーを捨てる安心な方法から、ちょっと変わった処分方法までをチェックしてみてください。
普通の処分方法
一般的な処分方法としては、ごみとして捨てる方法ですね。ゴミとして捨てる時には次の3点に気をつけてください。
- ワイヤー、ホックを取る
- 可燃・不燃など自治体の規則に従う
- 見られたくなければ紙に包んで捨てる
ブラジャーを捨てる区分は各自治体によって異なりますが、布地部分に関しては、ほとんどの場合で可燃ごみで問題ありません。
しかし、ワイヤーの取り外しは要注意です。
何でもかんでも燃やしてくれる焼却施設のある自治体ならいいですが、金属が可燃ごみに混ざっていると焼却炉の中で絡まって機械に挟まったりひっついたり、機器の故障につながることもあり危険です。
また、ゴミ袋にそのまま入れるのではなく、紙に包んで中身がわからないように捨てるというのも注意が必要ですね。
紙に包んでも万が一誰かに見られた場合が心配な人は、ばらばらに切って、ブラジャーだとわからなくしてから包んで捨てるのが安全です。
ちなみに自治体の資源回収に出すと、古着の資源回収は燃料などに加工してリサイクルするのではなく、使える衣類はそのままどこかに寄付されてしまいます。
万が一、知らない誰かに自分のブラジャーが着けられてしまうとも限らないので、資源回収には出さないように気をつけてくださいね。
ワコールでリサイクルする
捨てるのは何となく抵抗があるけど、もう古くて着けない、という方にお勧めなのがワコールのブラ・リサイクルです。
これは、ワコールが毎年期間限定で開催しているブラジャーのリサイクル活動です。
ブラ・リサイクルはトリンプでも不定期に開催していますが毎年ではなく、今の所毎年開催しているのはワコールのみです。
ブラ・リサイクルの流れは次の3ステップです。
- お店でリサイクルバッグを受け取る
- 処分するブラを袋に入れて封をする
- お店にリサイクルバッグを持っていく
ちなみに、ワコールのサイトによると、回収後のブラは封をしたままの状態でPRFという再生燃料に加工され、再生紙を作る工場で使われます。最終処分されるまで、誰も中を見ないので安心です。
もったいなければリフォーム!
捨てられない理由が「もったいないから」という理由の人もいますよね。
確かに、古くなってしまったブラジャーならまだしもサイズが変わったために買い換えざるを得なかった新しいブラジャーは捨てるのもったいないです。
そんな時には処分すべき新しいブラジャーをリフォームしてみませんか?
ブラジャーにはおしゃれで可愛いレースがあしらってある場合がほとんどなので、解体してリフォームして小物へ変身させることが可能です。
レース部分を集めてシュシュやポプリ袋を作ったり、カップが大きければ化粧ポーチやミニバッグに改造することもできます。
新しいブラジャーは捨てづらいけど…そんな時は、ブラジャーを改造してポーチにしてみる?!すごいね、面白いかも!
でも、普通にブラジャー捨てるのって、具体的には燃えるゴミ?燃やせないゴミ?それとも資源回収?分かんないなー。
ちなみに資源回収は、使える衣類はそのまま加工せずに、どこかに寄付されちゃうから、ブラジャーが誰かに着られる可能性があるし、その前に仕分けのために人に見られるから要注意よ!
新しいブラジャーだけをタンスにしまおう
いかがでしたでしょうか。捨てるべきブラジャーはもしも装着すると、胸をしっかりと支えられず、胸の型崩れなどに繋がるので、どんなに愛着があっても使用すべきではありません。
たんすの中の古い捨てるべきブラジャーは天寿を全うしたと思ってしっかりと処分してください。処分方法は捨てるでもリサイクルでもリフォームでも何でもかまいません。
新しい型崩れのないブラジャーは胸を支えてくれる大切な相棒です。古いブラジャーに押しつぶされて型崩れしないように、たんすの中には新しいブラジャーだけをしまうようにしましょう。
愛着があったり、新しいのにサイズが合わなくなったブラジャーは捨てにくいわよね。それに、どうやって捨てていいか悩んだりもするしね。
サイズが合わない、ベルトや紐がゆるんだり、ワイヤー・カップが歪んだブラジャーは捨て時=体に合わないブラジャーね。
サイズが変わる以外では、日々の手入れで寿命を延ばすことができるから、洗濯は手洗いにするなどして、できるだけブラジャーの捨て時を遠ざけたいものよね。
それでも型崩れしたり、体に合わなくなってしまったブラジャーは、地方自治体の捨てるルールに従って、思い切って処分しちゃった方がいいわ。