ブラつけない、が心地いい!?「ノーブラ生活」の多くのメリット

ブラつけない、が心地いい!?「ノーブラ生活」の多くのメリット

女性がかならず行う身だしなみのひとつが「ブラを着けること」。ブラを着けないなんてありえない!そう考えている人も多いでしょう。

しかし「ブラの締め付けがキツい…」「ブラとかなんで着けないといけないんだろう」と思う瞬間があるのも真実ですよね。

そんな女性にぜひとも知っていただきたいんです!「ノーブラも悪くはない」ということを!

…とはいえ「下着を着けるのは女性の常識。ノーブラのメリットってあるの?」と思う方もいるでしょう。そこで今回は、ノーブラのもたらすメリットやデメリット、うまく生活に取り入れる方法をご紹介します。

意外とたくさん!?ノーブラでいることのメリットとは

ノーブラはあまりメリットがない、そういうイメージが強いかと思います。

しかし意外にもノーブラのメリットはたくさん!「ブラジャーを着けるのが当たり前」と思っていた人でも思わず「えっ、ノーブラって実は悪くないんじゃ…?」と思うかもしれません。

特に「ブラがないと胸が垂れてしまうのでは?」という疑問についてもお答えしちゃいます!

ノーブラ=垂れるは間違い!?むしろバストアップになる!?

ノーブラ。この単語から予想されるものといえばやはり「胸が垂れてしまう」ことではないでしょうか。

しかしこの認識は実は間違い!?なんと、研究結果によればノーブラ=垂れる、ではない、むしろバストアップになるなんて話もあるんです。

フランスのフランシュ=コンテ大学が15年をかけて330人の女性のバストサイズを計測し続け研究した結果によると、ノーブラで過ごし続けた女性はなんと!ブラを着用していた女性に比べるとバストの垂れが少なかったそうなんです。

「ブラを着けているほうがバストの垂れを防止しそうなのになんで?」と思いますよね。

人間のカラダとは面白いもので、ブラを着けてサポートしないことで、バストの筋肉が「バストを支えよう!」と必死に頑張ってくれて重力に耐えるための筋肉が発達するのだとか。

逆にブラを着けていると筋肉が「自分が支えなくてもブラが支えてくれるだろう」と働きを放棄。なのでバスト自体が垂れやすくなってしまう…というカラクリのようです。

確かに肌であっても「栄養を与えすぎる」ことで肌が本来の働きをしなくなり、自身で肌をツヤツヤにする機能が低下してしまう…という話はよく聞きます。それと同じことがバストでも起きている可能性があるんですね!

ブラをしていないと絶対に垂れてしまう!と思っていた女性にとってはこれは驚きの事実なのでは?

乳がんの発生率が減少する可能性もあり!

女性の発症率が高く、最近はニュースでも話題になっている「乳がん」。最近では若い女性の発症率も高いため、より身近な病気であると感じている女性も多いと思います。

なんと、ブラジャーを着けていることで「乳がん」の発生率が高まるリスクがあるのだとか。

その理由は「締め付け」。より形をよく見せる、ボリュームをアップさせるなどの目的でガッチリとホールドする商品も多く出ています。しかしそれはカラダを締め付けてしまうというデメリットも…。

締め付けることでリンパの流れが悪くなります。リンパはからだの老廃物を流す大切な役割を持っていますので、リンパの流れが滞ると体内に老廃物がたまってしまう…ということ!

がん細胞はリンパ節にできることが多いので、締め付けが強くリンパの働きが悪くなっていると乳がんになる確率が上がる…というのは納得できる話ではありますね。

もちろんブラジャーを着けているすべての女性のリスクが高まるわけではありませんが、ブラを着用していて「自分に合ってない」「締め付けがキツい」と思っているなら要注意。サイズが合っていないブラを着けている可能性が高いです!

アメリカのFred Hutchinson Cancer Research Centerの研究結果によると、ブラジャーの着用による乳がんの発生リスクは同等で、ワイヤーの有無や着用開始年齢、カップサイズなどの影響もないようです。

つまり、ノーブラでもブラを着けていても乳がんが発生する確率は同じ、という結果が出ています。

なのでブラジャーを着けることで確実にリスクが高まるというわけではありません…が、身体のサイズに合わないブラジャーは身体にいい影響を与えないのは事実ですね。

肩こりの解消にノーブラが一役買うことも!

下着による締め付けのリスクは乳がんだけではありません。今や多くの女性がデスクワークをしていて「肩こり」に悩まされることが多くなっています。この肩こりの原因のひとつもブラジャーを着用していることにある、という説もあるんです。

「肩ひもにバストの重さがかかっているから肩こりになるってこと?」と思った方、それも正しいのですがそれだけではありません。

先ほど「乳がんのリスクが高まる可能性がある」理由として「ブラジャーの締め付けによるリンパの流れの滞り」を挙げました。リンパの流れにくわえて、締め付けによって影響が与えられるもの…それが「血行」です。

血の巡りが悪くなることで肩周りの老廃物が流れず、肩こりの原因になってしまうこともあるんです。肩ひもが食い込んでしまうと肩が圧迫されますし、血行が悪くなってしまうのも納得ですね。

肩こり以外にも身体の痛みや胸の痛みといった不快感も軽減されるそうです。それだけ締め付けているという行為は身体に悪影響がある、とわかりますよね。

なによりも締め付けられない「開放感」はピカイチ!

最後は「開放感」です。外出や仕事でしっかりとバストを支えてくれていたブラジャーを脱いだとき、「はぁ~っ」と思わず声が出てしまう、なんて人は多いのではないでしょうか?

やっぱり何も着けずに自然なままでいるのは高いリラックス効果をもたらします。

とってもかわいい下着メーカーとして有名な「ピーチ・ジョン」が行ったアンケートによると、「仕事中にブラジャーを外したくなった経験」を持つ女子はなんと69%!

かなりの割合で「ブラの締め付けが気になるー!」という女子が多いことがわかりますよね。

しかもその締め付けがどれくらいのストレスになるか?を同アンケート内で質問されているのですが、第1位が「朝の満員電車と同じレベル」!第2位が「気が進まない飲み会と同じレベル」ですから、かなりのストレスを感じていることがわかります。

ノーブラになることでそんなストレスから開放されるのですから、これは普段からブラの締め付けによるストレスを感じている女子からすれば最大のメリットと言ってもいいのではないでしょうか?

ノーブラはデメリットばかり…そんな印象が強かったんですけれど、そんなこともないんですね。むしろ開放感があったり、血流がよくなって肩こりの解消になったりといいことのほうが多いように見えちゃいます。

仕事中にブラをはずしたくなる…これは私も経験があるんですよね。本当に締め付けがつらくて…。自分に合っていないサイズのブラを着けていたのかもしれませんが、息苦しくなってしまうのは本当にイヤですよね。

ノーブラでいれば締め付けは全くありませんから、かなり魅力的に感じますね。

やっぱり気になる!ノーブラでいることのデメリットは?

非常に魅力的なノーブラのメリット。…とはいえ、デメリットがまったくもってゼロ!というわけではありません。

むしろブラジャーにメリットが全くなく、デメリットしかないのでしたらここまで女性の常識として浸透していませんもんね。

ブラジャーをやめてノーブラで過ごす!と決めた場合、これからご紹介するような「デメリット」が現れる可能性があります。

ノーブラだとバストが垂れるという調査結果もあり

先ほど「ノーブラだとむしろ垂れずに上がる!」という話をしたばかりなのにデメリットに「垂れる」ってどういうこっちゃ!と思わず言いたくなる方も多いでしょうが、ちょっとこらえてください。

バストが垂れてしまう理由は

  • ホルモンバランスの変化
  • クーパー靭帯の伸び・切れ

の2つが主なのですが、クーパー靭帯は一度伸びたり切れてしまうと二度と元にはもどりません。つまり一度垂れたらそのまま、ということになります。

ではどうすればクーパー靭帯が伸びてしまうのか…それはバストそのものの重さであったり、上下の揺れによる刺激によって起こります。

なので普段の生活で「階段をいつもダッシュで上り下りしている」人や「アフター5でテニスなど激しい運動をしている」ような女性がノーブラで過ごすとクーパー靭帯が伸びて・あるいは切れてしまいブラをしていたときに比べると垂れてしまう可能性があるんです。

「ノーブラにしたいけど激しい運動はできないの?」と疑問に思った方もいるかもしれませんが大丈夫です。次のトピックで解決策をご紹介します。

バストの形が変わってしまう可能性がある!?

バストの作りは多くは脂肪でできています。脂肪はとてもやわらかいため、簡単に移動してしまうことがあります。

「ブラで脇肉や背中肉を持ってきてバストにしていると、いつのまにかそれが定着してバストが大きくなっていた!」なんて話を聞いたことがある方、いらっしゃいませんか?

それは脂肪を胸に持ってきて定着させることで、ムダ肉をバストにしちゃう!という方法ですよね。

いわゆる「寄せブラ」などでサイドのムダなお肉を持ってきてバストを維持しているような場合、ノーブラになることでバストだったお肉がサイドや背中に流れてしまう可能性も0ではありません…つまり、バストダウンしてしまう可能性もあるんです!

また、カップの中に収めて形を維持していた場合、それが維持できなくなることでバスト自体の形が悪くなってしまう可能性も十分に考えられます。普段から寄せてあげるようなブラを使っていたり、ガードルを着用している女性は要注意かもしれません。

日本ではノーブラの文化がほぼないため、外出しにくい

海外…特に欧米に旅行にいくと、夏であれば多くのノーブラ女性がいます。アメリカ人女性がノーブラでキャミソール・ホットパンツ・サンダルを着用して歩いている…なんてすぐ想像できる方が多いのでは?

日本でもそのままのスタイルで歩いている女性はよく見かけますが、これを日本人女性ができるか?…と言われると…ですよね。

確かに昔、着物が一般的だった時代は女性はノーブラでした。しかし今は洋服が主になり、下着(ブラジャー)を身に着けるのが一般的となっているためなかなかいまさらノーブラなんて!という方も多いと思います。

ごみ捨てくらいならまだしも、さすがに街の中を歩くのはちょっと…という感じですよね。ノーブラとなるとやはり乳首も気になりますし、ニップレスを貼ってまでノーブラにしたいか?と言われると「そこまでは…」という方がほとんどなのではないでしょうか。

冬などコートを着てしまえば中はわからない時はまだ大丈夫だと思いますが、夏にキャミソールでノーブラはなかなか勇気が出ないですよね。

ビジネスシーンなど着用できないシーンが多い

いくらノーブラでいこう!…とはいえ、さすがに会社でノーブラで行くのは抵抗が多すぎますよね。

もちろんビジネスシーンだけではなく、TPOを考えるとどれだけのシーンでノーブラでいけるのか…?となると、正直ノーブラでOKなシーンはほとんどないように思います。

自分はノーブラで過ごしたい!と思っても世間がなかなか許してくれない…となると、ノーブラで会社に行きます!なんて言えたもんじゃないですよね。特に今の日本は「ブラジャーをするもの」という意識が常識となっているので、さらにやりにくい環境にあると言えそうです。

ノーブラってめっちゃいいじゃん!…って思ったけど、やっぱりなんだかんだでデメリットもあるんだね。

特に形って結構重要じゃない?日本って美乳文化がもてはやされてるし、ブラで寄せてあげてしたほうが男子も喜びそう…そんなイメージがあるんだよね。これだけのデメリットがあっても、そんなにノーブラっていいものなのかな?

確かに、いきなり24時間すべてノーブラで過ごしなさい、といわれたら抵抗がある人はかなり多いと思うわ。オフィスでノーブラなんて考えられない!という人ばかりでしょうし、胸元が気になって仕事に身が入らない人もいるかもしれないわね。

確かにノーブラはメリットも多いのだけれど、すべてノーブラというのはかなり難しいと思うわ。家の中だけとか限られた時間であっても締め付けから開放してあげる、という形で取り入れ始めるのがベストだと思うわよ。

こんな時はノーブラNG!ブラを着けておきたいシーンとは

ノーブラに多くのメリットがあるといってもこのときだけは!ブラを着けたほうがいいですよ…とオススメしたいシーンが実はあります。

そのシーンとは「スポーツをするとき」と「寝るとき」です。なぜこの2シーンでブラを着けたほうがいいといわれるのかを解説していきたいと思います。

スポーツをするときは必ずブラを!スポーツブラがおすすめ

先ほど、バストが垂れてしまう原因として「クーパー靭帯の伸び・切れ」を挙げました。

クーパー靭帯は普段の生活で簡単に伸びたり切れたりしてしまうことはありませんが(それでも加齢やバストの重さにより伸びることもあり、全く伸びないというわけではありません)、上下に身体が激しく揺れるような運動をするとクーパー靭帯が伸びてしまいます。

一度伸びた・切れたクーパー靭帯は戻ることがないため激しい運動、そうでなくとも「スポーツ」に分類されることをする行為をするときは必ずブラを着けるようにしましょう。

さらに、着けるのであれば「スポーツブラ」が最適です。スポーツブラは普通のブラと違い激しい動きに耐えられるようにしっかりとしたつくりになっています。とはいえ締め付けで苦しくなる、というケースは少ないでしょう。

スポーツブラには「ハーフトップ」タイプが多く、サポーターのような役目も果たしてくれます。そのため締め付けで辛くては意味がありません!

ノーブラ自体はいいものですが、激しい揺れはバストの垂れを招くという研究結果もしっかりと出ています。垂れずに美しいバストを維持するためにもスポーツ時はブラの着用を心がけてください。

寝るときは「ナイトブラ」を着けると形崩れを防げる!

実は、バストの形が一番崩れやすいシーンは「睡眠時」なんです。なんで睡眠時に…?という疑問をお持ちだと思いますが、睡眠時はリラックス状態なため筋肉も休んでいます。筋肉が休んでいるということは、それだけバストが無防備な状態…ともいえます。

寝相にもよるのですが、うつぶせで寝てしまうとバストが自分の身体の重さでつぶれてしまいます。

しかし、寝る時専用に作られた「ナイトブラ」をすればそんなことにはなりません。

バスト全体をサポートするので、バストの形が崩れることなく快適に眠ることができるんです。とはいえ、ブラといえば気になるのは締め付け。

ナイトブラを着けて寝ることで、美しいバストの形を保てるだけでなく、さらに良質な睡眠も手に入れることができるんです!

ノーブラ生活を試してみたい、という方は起きているとき(家にいるとき)はノーブラで、逆に寝るときにこういったナイトブラを着けて寝るのがよさそうですね。

ノーブラはいい!って言っても、どんなシーンでもノーブラでOKってわけじゃないんだね。

クーパー靭帯って聞いたことあるけど、激しく揺れると伸びちゃうんだ…。ノーブラだと筋肉がついてバストが垂れにくくなるって言われてるけど、クーパー靭帯そのものが伸びてしまったら垂れちゃうから、これは防ぎたいところ!

夜寝ているときのケアも大事ってところも知らなかったな。バストの形をキレイに保つにはナイトブラをしたほうがいいんだね。

ノーブラは意外といいことアリ!家の中からでも始めてみては?

今の私たちの常識では「ノーブラなんてありえない!」という意識が非常に強かったと思います。しかし最近の研究ではノーブラは悪くない、むしろバストには良い!という結果も出てきました。

実際ブラの締め付けに悩んでいる女子は多いようですし、そこから開放されたいという強い気持ちがノンワイヤーブラなどの「着心地がもっといいブラジャー」を下着メーカーから発売させるほどの大きな意見になっていると言えます。

ブラをはずして「はぁ~」とリラックスできるのであれば、それはわずかであってもブラがストレスになっている可能性があります。ノンワイヤーブラやカップ付きのインナーを上手に利用して、少しでもストレスを軽減することから始めてみましょう。

そして家ではノーブラで過ごす。これだけでもだいぶ気分もラクになるはずです。

「垂れるからずっとブラを着けていた」という方は、それが意外と大きなストレスになっているかも。ちょっと怖いかもしれませんが、ノーブラ生活を始めてみてはいかがでしょうか?

ブラジャーを着けないことで様々な恩恵を受けることができるなんて意外よね。でも肩こりで悩まされている女子は、いきなりノーブラになれ!とは言わないから、できるだけブラを着ける時間を短くしてみるのはいいかもしれないわね。

ブラをはずすのが怖くても、今はノンワイヤーだったりハーフトップだったり、バストを支えながらも女子がラクでいられるインナーが沢山売られているわ。価格もそう高いものではないし、一度お試しで購入してみるのも悪くないと思うわよ。

女性からすれば「ありえない」かもしれないノーブラ生活。だけど一度始めてみると意外とクセになっちゃうかもしれないわよ?