胸を小さくする手術について解説!
胸が小さくて悩んでいる人が多い中、逆に胸が大きすぎて悩んでいる女性もまた、意外と多いものです。でも、その悩みは、まるで自慢しているように思われかねないため、周りには相談できずひとりで抱え込んでいる女性も少なくありません。
そんな女性たちのコンプレックスを解消する一手段として、バストを小さくする手術があります。バストの手術といえば大きくする豊胸手術がメインですが、サイズダウンさせる手術も美容外科で行われているんです。
でも手術を受ける前に、あらかじめ知っておいた方が良いこともたくさんあります。今回は、大きなバストに悩む女性のために、その辺りをじっくりとお話していきます。
胸を小さくする手術ってどんなもの?
大きすぎる胸を小さくするため、自分でできる方法をいろいろ試してみたけど無理だったという人や、手っ取り早く手術で小胸にしたいという人もいるはずですよね。そこで、胸を小さくする手術とはどんなものなのか、まずはその内容からご紹介していきます。
どんな手術なの?
胸を小さくする手術は、一般的に「乳房縮小術」もしくは「マンマリダクション法」などと呼ばれています。
術式としては下垂したバストを修正する手術と同じなので、大きいだけでなく垂れていることにも悩んでいる女性には、一石二鳥の手術とも言えます。
しかし、乳房縮小術は胸を大きくする豊胸手術よりも難しい部分もあるため、しっかりと情報を集めて信頼できる医師を選ぶなど、手術を受けることを決めるにあたって慎重な判断が必要です。
実際の施術法とは?
実際の手法にはいくつかの方法がありますが、代表的なものを2種類ご紹介します。
まずは、もっともスタンダードな方法です。
②乳輪と乳頭をバランスの良い位置まで移動します。
③縫合します。
この方法は多くの女性に施術可能な反面、バストの前面に逆T字型の傷跡が残ってしまうというデメリットがあります。
傷跡が気になるという方には、もうひとつの方法がおすすめです。
②乳輪をバランスのよい位置に移動して縫合します。
この方法なら傷跡が目立たないうえに、同時に乳輪や乳頭を縮小することもできるので、そちらにもお悩みの方にもおすすめな方法です。
しかし、バストの横幅の縮小には対応できないため、この方法が合わない女性もいるというデメリットがあります。
乳房縮小術は、下垂を治す手術とほとんど同じなんですね。しかも、術式によっては乳輪乳頭の縮小も同時にできるようで、コンプレックスを一挙に解消することもできそうですね!
でも、麻酔をかけたり皮膚や脂肪組織を切りとったりするわけですから、情報をしっかり集めて慎重に考えた方がよさそうです。
胸を小さくする手術にかかる費用はどれくらい?
バストを小さくする手術について、具体的な施術方法も合わせてご紹介しました。これなら確実なサイズダウン効果が得られるわけですが、どれくらいお金がかかるのかということも重要なポイントですよね。
そこで、バストの縮小手術にかかる費用についても、お話します。
費用の相場
たとえば、少量の脂肪吸引によってバストを小さくするだけなら、30万円程度から施術可能なところもあります。しかし、皮膚を切除しなければならないくらいのサイズダウンを望むのであれば、やはり少なくとも100万円は超えてしまうのが相場となっています。
小さくする度合いが大きくなればなるほど費用も高くなり、サイズによっては150万円を超えることもありますので、事前によく確認するようにしましょう。
追加料金があることも
繰り返しになりますが、バストを縮小する手術は保険がきかず、自由診療扱いとなります。
なので、料金体系もクリニックごとに自由に決めたり表示したりできるため、サイトの乳房縮小術の欄に記載されている料金は、一般的なケースの手術代のみが含まれているということもあり得ます。
たとえば、麻酔代や血液検査代などが別料金として追加されることもありますので、手術全体でいくらかかるのかをカウンセリングでよく確認するようにしてください。
でも、ちょっとだけ小さくしたいという人は、メスを使わずに脂肪吸引法で対応できることもあるみたい。それなら、もっとお手頃な料金で済むんだって!
事前にどれくらい小さくしたいのかを考えておくといいね。それによって術式や料金も変わるから、医師にじっくり相談しなきゃね。
乳房縮小術の注意点とメリット・デメリット
ここまでお読みいただき、乳房縮小術を受けてみようかなぁと考え始めた女性もいらっしゃるかもしれませんね。そんな方には、ぜひここからも続けてお読みいただき、乳房縮小術のより詳しい内容やデメリットについても知っておいてくださいね。
痛みや麻酔について
バストを小さくする手術にはメスを使った切開がありますので、もちろん麻酔を使用します。したがって、手術中の痛みはほぼありませんので、その点はご安心ください。
麻酔の種類は、全身麻酔を使うところもあれば局所麻酔というクリニックもあり、様々です。
全身麻酔が不安という方は、局所麻酔を採用しているところを選ぶと良いですね。
術中は痛みがなくても、術後に麻酔が切れたあとは、強い痛みが出てくることもあります。しかし、痛み止めを処方してもらえますので、不安ならば遠慮なく医師に相談しておきましょう。
授乳はできるの?
バストを小さくする手術では、希望のサイズによっては脂肪だけでなく乳腺も同時に切除するため、将来お母さんになったときに授乳できるのか不安になる女性もきっといますよね。
乳腺をある程度残せば授乳機能は維持することができるため、乳房縮小術を受けても将来的に母乳育児をすることはじゅうぶん可能です。
授乳の希望がある人は、必ず事前に医師に伝えておきましょう。
ただし、乳腺を残すと大幅なサイズダウンは難しいので、希望通りのサイズにはできないこともあります。この辺りについては、ぜひカウンセリングで医師にじっくりと相談してみましょう。
乳房縮小術のメリットとは
身体にメスを入れてまで乳房縮小術を受けるには、大きなメリットがなければ踏み切れませんよね。では、どのようなメリットがあるのでしょうか?
- 確実にバストを小さくできる
- コンプレックスが解消できて自分に自信が持てる
- 服を着こなしやすくなる
- ブラを選びやすくなる
たとえばダイエットをするなど、バストを小さくするという方法はいろいろありますが、短期的かつ確実な効果という点では手術に勝る方法はありません。
大きすぎる胸が長年のコンプレックスという女性も少なくないでしょうから、それを確実に解消できるのは、やはりもっとも大きなメリットと言えるでしょう。
「着たい洋服が似合わない」とか「ブラのサイズがない」という人も多いですから、手術を受ければ服選びや下着選びも今までよりずっとラクで楽しくなるはずです。
手術のデメリットは?
一方、乳房縮小術のデメリットには、やはり傷跡が残ってしまうという点が最初に挙げられます。術後は赤く腫れている手術跡も、長くても1年ほどすれば白い線となり、それほど目立つというわけでもなくなるのですが、やはりよく見れば分かってしまいます。
また、以下のようなダウンタイムがあるのもデメリットと言えます。
項目 | 内容 |
---|---|
シャワー・入浴 | シャワー:当日または翌日からOK(施術部位を濡らさないように) 入浴:1週間後からOK |
腫れ・赤み | 2週間程度でおさまる |
激しい運動 | 4週間後くらいからOK |
術式や状態にもよりますが、術後3日ほどは安静にしておいた方がよいでしょう。
状態がよければ当日からシャワーもできますが、くれぐれも無理をしないようにしてくださいね。
でも、メスで切って縫合するわけだから抜糸も必要だし、2週間くらいは腫れが続くようだし、ダウンタイムはそれなりに覚悟しなきゃいけないみたいですね。
数時間で終わる手術だし日帰りでできるみたいですけど、手術後はやっぱり入院した方がいいのでしょうか?
家にいるとつい動いてしまうし、病院にいた方が確実に安静にできるという意味では入院した方がいいわね。
でも入院費用もかかるし、切除部分がそんなに大きくない人や、自宅で安静にしていられるという人なら日帰りでも大丈夫よ!
乳房縮小術なら確実なサイズダウンが可能!
美容整形外科における手術には、豊胸手術だけではなく胸を小さくしたい人のための縮小手術もあることと、その手術の内容について詳しくお話してきました。世の中には大きすぎる胸に悩む女性もたくさんおり、近年この乳房縮小術を希望する女性も増えているのだそうです。
とはいえ、料金も高額になり得ますし、麻酔やメスを使う身体に負担のかかる手術ですから、安易に受けてもよいわけではありません。しかし、今まで何をやってもダメだった女性にとっては、確実にバストダウンできる手術は、かなり魅力的な選択肢です。
この記事もご参考にしていただきながら、先々の授乳のことなどもよく考えて手術を受けるかどうか決めてくださいね。
でも、主要な美容外科のサイトを見てみると、バストを小さくしたり切除したりする手術についても、きちんと行われていることが分かるわ!本格的にバストを小さくしたい人は、ぜひ検討してみてね。
ただし、高額な費用がかかる可能性も高いし、傷跡は目立たなくなるとはいっても必ず残ってしまうわ。できればいくつかのクリニックを回ってカウンセリングを受けて、よく考えてから手術を受けてね!