胸が大きい人のワンピース着こなし術!綺麗に見せるためのコツ教えます
世の中には胸が小さいことで悩む人がいる一方、胸が大きいことで悩む方もいらっしゃいますね。
そんな胸の大きさで悩む方の中には、ワンピースが似合わない、ワンピースのせいで太って見えてしまう、胸が強調されるからワンピースが着たくない、と思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
でも似合わないから、恥ずかしいからとワンピースを諦めるのはとってももったいないですよ!
胸が大きくても大丈夫です。ちゃんと似合うワンピースは必ずありますし、綺麗に見せるためのコツもあります!
今回は胸が大きくてもワンピースを綺麗に着こなすための4つのポイントを紹介します。
ポイントはお腹を締めること!ボディーラインに合うワンピースを
ワンピースを着ると太って見えてしまう最大の原因が、胸が大きすぎてお腹周りの布が余ってしまうことです。
お腹周りの生地を余らせず、お腹をキュっと締めて、太って見せないためのワンピース選びが一つ目のポイントです。
ワンピースごとの特徴は次の通りです。
種類 | 形のタイプ | 胸の大きい人の着用 |
---|---|---|
Aライン | 全体がAの形 | × |
マキシワンピース | 胸から下の切り替えがないくるぶし丈のワンピース | × |
チュニック | 切り替えがなく腰丈のワンピース | × |
エンパイア | 胸に切り替えがありスカートに形がない | ○ |
プリンセス | 胸は締りスカートは膨らんだ形 | ○ |
ボディコンタイプ | 体にピタっと沿ったワンピース | ○ |
それぞれのワンピースを具体的に見て行きましょう。
胸を基点に広がり太って見えがちなAラインは避ける
Aラインのワンピースは避けた方が無難です。Aラインワンピースはその名の通り、胸を基点としてAの形にすそ広がりになっています。
胸が大きいと胸からのラインですそが広がると、とても大きなAになってしまうため、太って見えがちです。
胸のラインから絞れないマキシワンピースは避ける
マキシワンピースは、上から下までふんわりとした雰囲気で甘く可愛い服ですね。
しかし、胸と下半身との切り替えが一切ないので、これも胸のラインのまま、お腹周りで生地が余って太って見えてしまいます。
どうしてもマキシワンピースを着たいという場合には、太めのベルトなどで、ウエストを絞り、お腹周りの生地を余らせない工夫が必要になります。
ふんわりとしたシルエットのチュニックは避ける
チュニックはマキシワンピースと同様、お腹の切り替えがないので、太って見えがちです。
特にチュニックはお腹周りをカバーするために購入する人も多く、お腹周りが特にゆるく作られているものが多いものです。妊婦の方がマタニティドレス代わりにチュニックを着ることもあるくらいです。
逆に言えば、体型をカバーできる=太って見られがちということですから、「綺麗に着こなす」というのとは程遠いですね。
マキシワンピースはベルトでお腹を締められますが、マキシワンピースと違ってチュニックは、ウエストにベルトをつけて楽しむ服でもないため、購入は避けた方が無難でしょう。
お腹を締めたエンパイア・プリンセスのデサインを選ぶ
エンパイアライン、プリンセスライン等のデザインは、お腹を引き締めたデザインが特徴です。
このため、胸のラインのまま、スカートがお腹が出っ張ることがなくて、太って見えづらいです。
エンパイアラインのワンピースは、古代ローマの女神の衣装をモチーフにしたワンピースの形で、胸のすぐ下に切り替えがあり、スカートの裾は切り替えのところからストンと降ろされていて、あまり広がりがありません。
胸のすぐ下の締まったラインで下に降りるので、太って見えづらいです。
そして、エンパイアラインはお腹周りを締めないので、もしお腹周りがぽっちゃりしていてもお腹のラインが目立ちづらく体型カバーにもなり、一石二鳥です。
プリンセスラインは、名前の通り童話に出てくるお姫様のドレスのようなラインのワンピースでスカートがフワっと広がってお腹もカバーするのに対して、胸の部分はピッタリとフィットする形で、胸回りがスマートに見えます。
このワンピースは胸からお腹までがボディーラインに沿って締まっているので、着痩せします。
すっきりとした胸回りに対して、裾は大きく広がっているので、胸が目立ちにくく、胸への視線を外しやすいという効果も狙えるでしょう。
体のラインに合わせたぴたっとしたワンピースを選ぶ
太って見えないようにするため、できるだけ体のラインに沿った形のワンピースを選ぶようにします。
ボディコンみたいにピチピチのものを選ぶ必要はありませんが、ある程度体に沿ったラインであれば、太って見えることはありません。
特にお腹周りはブカブカでないものを選ぶことが重要です。ワンピースが胸やおしりに合っていても、お腹がブカブカだと太って見えるので気をつけてくださいね。
胸元を強調するワンピースは避けよう
どんな形のワンピースでも、胸を目立たせたくないのであれば、胸を強調したデザインのワンピースは避けるべきです。
単純に胸が大きいけど綺麗にワンピースを着こなしたい場合は問題ありませんが、胸が恥ずかしくてできるだけ目立たせたくない人は、ベアトップなどは購入しないように注意が必要です。
ボディコンタイプや、エンパイア、プリンセスラインのように、お腹がキュっとしまってれば、太って見えなくていいっていうのはとても参考になります。
逆にウエストが締まらないチュニックやAラインワンピースは太って見えたり、下手すると妊婦と間違えられちゃうってのも、納得です。
でも、お腹をキュっと閉めたら逆に胸を強調してしまって、綺麗にワンピースを着こなせないんじゃないですか?
単純にプリンセスラインのワンピースだと、確かに胸が大きく見えてしまうかもしれないけど、そこはワンピース全体のデザイン、色、一緒に身につける小物で全体のバランスを整えていくのよ。
その話は、この後しましょう。
全体バランスは胸から目線を外すアイテムで調整しよう!
どんなに形の良いワンピースを選んでも、やっぱり胸が目立ってしまって嫌だ…という方もいらっしゃるでしょう。でも大きい胸を小さくすることは難しいですよね。
胸をカバーしてワンピースを綺麗に着こなすための2つ目のポイントは、小物を使ったり、ワンピース自体のモチーフやデザインの工夫で、できるだけ胸から視線を外して全体のバランスを整えることが重要です。
首元に目立つアイテムで視線を外そう!ネックレスの使用
首にパールなどのような粒の大きなネックレスや、天然石や七宝焼き、ビーズやスワロフスキーといった目立つモチーフのネックレスを配置すると、目線をネックレスに集め、胸の印象を薄くすることができます。
特に胸元が強調されるVネックやベアトップのワンピースなどでは、小物の調整で胸の印象を薄くする必要があります。
ネックレスは胸を目立たせなくするためのものなので、視線の先が胸とネックレスが重ならないように、短めのものを選ぶと良いでしょう。
首元に目立つアイテムその2!巻き物を使おう
少し寒いから上着を羽織りたい…でも、ジャケットは胸を強調してしまう、ということもあるでしょう。そんな時にはストールやスカーフを使います。
ストールは温かい上、肩全体を覆うように羽織ると、胸を隠す事ができるので、胸の印象を薄くすることに活躍します。ただし、肩幅が広いとやや太って見えてしまうこともあるのが難点です。
肩幅の問題を解決してくれるのはスカーフです。首に巻くだけで印象が明るくなりますし、チョウチョ結びなどの結び方やスカーフの柄次第で、首元の強調が調整できます。
もちろん、スカーフも首元の強調につながるので、胸の印象を薄くすることに効果もあります。
何も着けなくても!?綺麗な鎖骨で首もと強調!
マフラーやスカーフの巻物や、ネックレスなどは嫌だという人にオススメなのが、首もとや鎖骨を強調するという方法です。
首元が浅いV字になっているなど、鎖骨を綺麗に見せてくれるワンピースを選ぶと、視線が自然と首元に集まり、胸元から目線が外されます。
このタイプのワンピースを選ぶ時・着る時の注意点は、次の3つです。
- 胸元・谷間が見えるような襟ぐりが深すぎるものは選ばない
- 胸に目立つモチーフを着けない
- できれば髪をアップにするなどしてより鎖骨・首元を目立たせる
顔は注目を集めやすいパーツですが、顔を見づらい人は胸元を見てしまう人も多いです。顔の近くの白い首元・鎖骨をさらけ出して目立たせる事によって、胸元ではなく首元に視線を集めて、胸を目立たせずに見せることができます。
ただし、鎖骨を見せる目的でも、かがんだ時などに谷間や胸元が見えるようなワンピースは、逆に胸を強調してしまうので注意が必要です。
Vネックのものは首もとや鎖骨を綺麗に見せてくれますが、胸が普通サイズの人は大丈夫でも、胸の大きい人は谷間が見えがちなので、購入する前には必ず試着して、胸元チェックをしてくださいね。
眩しい足が視線を釘付け!足を強調する
思い切って足を出してみるというのも、胸から視線を外す効果が大きいのです。美脚を強調するミニスカートはハードルが高い、という人であれば、ひざを出す程度でも構いません。
ミニ丈が着れない場合には、美脚効果を更に倍増させるために、高いヒールの靴を履くのも手段の一つです。足はアイテムではありませんが、ワンピース選びの参考にしてみてくださいね。
胸に目立つモチーフは着けない
胸を目立ちにくく、綺麗にワンピースを着たいのであれば、胸を強調したデザインのワンピースはNGです。
フリルをあしらったものなどの立体的なデザインは胸を強調しがちです。また、目立つイラストや印象的なデザインが胸元に施したものも避けるようにしましょう。
ワンピース自体は平凡でも、胸元にブローチやロングネックレスなどの小物を配置すると、胸を目立たせる一因になるので、控えてくださいね。
もしもお気に入りのブローチをどうしても使いたい!という場合は、帽子やかばん、スカーフといった他の小物に着ける工夫をしてみると良いでしょう。
ロングネックレスだけは残念ですが、諦めてください。
小物と同様に、目立つイラストや柄、立体デザインのワンピースが欲しい時は、胸以外の場所にあしらわれたものを選ぶと良いです。
目立つデザインで胸から視線を外すのと、好きなデザインを買えて一石二鳥になりますよ。
鎖骨をあえて出して首もとを強調したり、目立つネックレスを使ったり、スカーフとかをあしらったり、ミニスカートで足を出したり…。体を露出するのは少し恥ずかしいですが、全体のバランスは綺麗になりますね。
あと、胸元に目立つモチーフを避けることで、胸を目立たせない、っていう工夫も必要なことがわかりました。
寒色で締めて暖色のポイント使いでメリハリを!色選びのコツ
色味によっても太って見えたり、着やせ効果が狙えたりもします。基本は膨張色である白よりも、収縮色である落ち着いた黒系統の方が着やせ効果が狙えますが、全身黒というわけにもいきません。
落ち着いた色味をピンポイントで用いた上手な色選びが、胸を目立たなくさせて綺麗にワンピースを着こなすための3つ目のポイントです。
白などの膨張色を避ける
膨張色は白だけでなく、赤やオレンジなどの暖色系も含みます。胸周りにこの色が来ると、目立つのもありますし、膨張してしまいますので、胸がより大きく強調されてしまいます。
膨張色は避けて、青や黒といった寒色系の収縮色のワンピースを選んだ方が胸を小さく見せることができます。
小物やワンピースで色分けしてメリハリの色選び
ワンピースに落ち着いた色味のものを選んだら、靴やバッグ、ネックレスなどは明るい色味のものを選ぶと良いでしょう。
もしもワンピースも、小物も全て全身黒づくめにしてしまうと、傍からみたときに黒い塊に見えて、逆に太って見えてしまいます。
体は落ち着いた色味で引き締め、小物は明るい色味で膨張させることによって、全体にメリハリがつき、より身体をほっそりと強調することができます。
上半身と下半身で色を切り替えて胸の縮小と下半身の膨張を狙う
上下でデザインや色の切り替えがあるワンピースの場合には、上半身に寒色、下半身に暖色のデザインのものを選ぶと、胸を目立ちにくくできます。
胸周りは寒色で収縮させ、下半身は暖色で膨張させることによって、目線を下に導きやすくなります。
ワンピースのデザインによっては、下半身が膨張色になることによって、太って見える場合があるので、プリンセスラインなど、お腹の締まったデザインのものを選ぶように注意してくださいね。
上下で、胸元を黒系の縮小色、下半身を白系の膨張色で胸を小さく見せるってのもテクニックの一つなんだね!勉強になった!
ポイントも大事だけど一番は試着!ドンドン試そう!
いかがでしたでしょうか。体に沿ったラインのワンピースで太って見せるのを軽減し、体に合ったブラでスラリと見せ、派手なモチーフや小物で胸から視線をそらし、落ち着いた色味で着やせ効果を狙う。これがワンピース選びの基本です。
ただし、基本はあくまで基本。胸の大きさや形は人それぞれ違いますから、似合うワンピースを探すには、やはりどんどん試着をして本当に自分に似合うかどうか確認することが必要不可欠です。
試着をたくさんするのは最初は戸惑うかもしれませんが、素敵なワンピースでのお出かけを思い描いて、あなただけのワンピースをぜひ見つけてくださいね。
ブラジャーで背中をスッキリ見せたり、首元や足を強調したり、胸元以外に目立つポイントを作った着こなしも重要です。着こなしと言えば、どんなにステキなワンピースやコーディネイトでも、姿勢悪く歩いていたら綺麗に着こなしたことにはなりません。
お気に入りのワンピースを見つけたら、背筋を伸ばして「私ってすっごく綺麗」くらいの気持ちで歩いてみてください。自信を持つことが、綺麗な着こなしの一番のポイントですよ。