脂肪注入豊胸とは?定着率の高さと施術の流れを解説!
バストは程良く大きく形よく、でもウエストや太ももは引き締まっているというのが、多くの女性が憧れるボディラインですよね。でも現実はなかなか厳しいもので、貧乳なのに贅肉は多いという女性も少なくないのではないでしょうか。
でも、そんな方々に朗報です!脂肪注入法による豊胸術を受ければ、バストアップとシェイプアップが同時に叶うのです。
今回は、そんな脂肪注入法による豊胸にスポットを当てて、詳しくご紹介します。かつての脂肪注入法から日々進化して、コンデンスリッチなどと呼ばれる新しい方法もできていますので、理想の体型になりたい方はぜひご検討くださいね!
脂肪注入法とはどんなもの?歴史と最新の方法
最初に、脂肪注入法とはどんな豊胸法なのかについてご紹介します。従来の方法から、最新式の脂肪注入法までいろいろなものがありますので、進化の過程を追いながらお読みくださいね。
脂肪注入法とその歴史
脂肪注入法とは、ごく簡単に言えば、自分の脂肪を採ってバストに注入する豊胸法です。
従来は、採取した脂肪をそのまま注入していましたが、これは吸収されてしまう脂肪も多く、つまりは効果が続かない上に感染症やしこりなどの後遺症も多い手法でした。
そこで、以下のような新しい脂肪注入法が誕生しました。
種類 | 特徴 |
---|---|
・コンデンスリッチ ・ピュアグラフト |
・採取した脂肪から不純物を取り除いて濃縮したものを注入する ・定着率は80%程度 |
・セリューション ・CAL組織増大術 |
・採取した脂肪から不純物を取り除き、 さらに脂肪幹細胞を混ぜたものを注入する ・定着率は80%~90%程度 |
近年は、これらの新しい脂肪注入法で施術するクリニックが主流で、注入した脂肪の定着率アップや後遺症のリスクを下げることができるというメリットがあります。
コンデンスリッチ法とセリューション法の違い
上記の通り、進化した脂肪注入法には、主にコンデンスリッチ法とセリューション法とがありますが、その違いを詳しく見てみましょう。
両者の違いは、成長因子を含む脂肪幹細胞を混ぜるか否かという点にあるのです。脂肪幹細胞が含まれていれば、注入後に幹細胞の働きで新たな脂肪を作れるので、より高い効果が期待できるとされています。
しかし、セリューション法だと採取した脂肪の半分を幹細胞抽出のために使用するので、バストに注入できる脂肪量は減ってしまうというデメリットがあります。
定着率はセリューション法の方が若干高いとも言われていますが、大差はないと言えます。しこり等のリスクが下がるという点は同じですので、費用についてご説明している術式別費用一覧もご参考に、料金のことなども含めて総合的に判断することをオススメします。
脂肪を採取できる部位とは?
お伝えしているように、脂肪注入法では、まずバストに注入するための脂肪を自分の身体から吸引して採取しなければなりません。
このように、お腹や太ももだけでなく、腰や腕など脂肪があるところであれば、様々な部位から脂肪を採取することができます。
じゃあ、このお腹や太ももの贅肉を取ることができて、しかもバストアップもできちゃうってことだよね!それって、すごくうれしい方法だね!
手触りや見た目も本物のバストに近いみたいだし、新しい方法なら効果も長持ちするし、上手なクリニックを選べば術後の満足度も高そうだね。
実際の施術はどんな感じ?脂肪を吸引するところからスタート!
それでは次に、脂肪注入法の実際の流れを見てみましょう。
脂肪注入法の施術
脂肪注入法の施術は、以下のような流れで行われます。
↓
麻酔をする
↓
脂肪吸引をする
↓
脂肪から不純物を除去し、施術法によっては濃縮したり、幹細胞を抽出して混ぜたりする
↓
バストに注射器で注入する
さらに、脂肪を吸引する部位がたくさんあれば、その分かかる時間も負担も大きくなります。とはいえ、入院の必要はなく、日帰りで施術が可能です。
吸引した脂肪の加工
吸引した脂肪は、以下のような流れで濃縮されます。
セリューション法の場合は、ここにさらに脂肪幹細胞を抽出して混ぜる工程が加わります。
脂肪注入自体は30分ほどで終わりますが、脂肪吸引や脂肪の加工に時間がかかるため、コンデンスリッチ法なら1~2時間、セリューション法なら短くても3~4時間ほどを要します。
脂肪吸引の時点でかけた麻酔を注入時までキープできるので、基本的には麻酔は1回で済みます。しかし、体質などによっては例外もありますので、きちんと麻酔管理ができる麻酔科医がいる病院を選びましょう。
それに、コンデンスリッチ法やセリューション法だと、濃縮や幹細胞抽出の手間がかかるのですね。豊胸される側は麻酔でまどろんでいる間に済むとはいえ、麻酔の時間が長くなる分、身体への負担は増えるということですね。
でも、従来よりもレベルの高い技術で、しこりも出来にくいし定着率も良いというのは期待が持てますね!
両方やっているクリニックもあれば、どちらかひとつだけというところもあるから、クリニック選びは慎重にね。
脂肪注入豊胸は日帰りでできるけど、吸引したところに負担がかからないよう、できれば3日間くらいはお休みを取っておくことをオススメするわ。
コンデンスリッチ法なら定着率アップ!術後に気をつけることは?
最後に、術後に気をつけることについてご説明しておきます。豊胸手術後の生活についてもしっかりイメージしてから、無理のないスケジュールで施術を受けましょう。
コンデンスリッチ法なら持ちがいい!
すでにお伝えしたように、かつての脂肪注入法は採取した脂肪をそのまま入れていたので定着率が悪く、40~50%ほどと言われていました。
死活細胞などの不純物も一緒に注入していたので、しこりなどの後遺症を起こすリスクも高かったのです。
リスクについてはこちらをご覧ください。
しかし、不純物を取り除いて濃縮するコンデンスリッチ法なら、1.5カップ~2カップのバストアップが期待でき、定着率も先述の通り80%ほどにまでアップしているので、術後に近い状態を長くキープできます。
とはいえ、シリコンバッグ挿入法に比べれば確実性は劣りますし、効果には個人差があります。施術直後だけでなく時間が経過したあとの症例写真もチェックして、医師にも意見をもらいながら最適な方法を選びましょう。
術後はココに気をつけよう!
脂肪注入豊胸をしたあとは、以下のような点に注意しましょう。
項目 | 内容 |
---|---|
シャワー | 3日目からOK (術部を濡らさなければシャンプー等は翌日からOK) |
入浴 | 1週間後程度からOK |
腫れや痛み | ・腫れは長くても1か月程度(吸引部分) ・筋肉痛程度の痛みが3日ほど |
激しい運動 | 1か月ほどは控える |
ブラの着用 | 1か月ほどは控える (ワイヤー入りのブラは3か月ほど控える) |
脂肪吸引した部位を2~3日圧迫する必要がありますが、事務系など身体的負担の少ないお仕事なら、状態が良ければ翌日から出勤する人もいます。
術後3日目、1週間後、1か月後、というように、しばしば通院や診察が必要なので、自己判断でサボったりせず、必ず医師に診てもらいましょう。
また、定着率が下がる恐れがあるため、術後1年半くらいはダイエットを控えると良いと言われています。
また、バストを圧迫することもNGです。せっかく注入した脂肪をダイエットで減らしてしまわないよう、お気を付けください。
でも、効果が高くて、自然な触り心地のバストが手に入るんだから、3か月ワイヤー入りブラができないくらいどうってことないっていう女性も多いかもしれないね!
定着率が高くなった脂肪注入豊胸なら自然な手触りで満足度もアップ!
豊胸術にもいろいろありますが、自然な手触りにこだわるなら脂肪注入法が一番です。
かつての脂肪注入法は、身体に吸収されてしまって効果が長持ちせず、しこりができてしまうこともありましたが、コンデンスリッチ法なら8割は定着すると言われています。見た目や感触だけでなく効果の持続期間という面でも優れた豊胸法というわけですね。
ただし、身体から脂肪を吸引しなければならないため、バストだけでなく吸引部分についても負担がかかります。お手軽な方法とは言えないので、実施の前にはよくお考え下さいね!
でも、だからといって、デメリットが全然ないわけではないわね。痩せ型の人には向かないのは変わりないし、効果が高まった分、料金も高くなったことは新たなデメリットとも言えるわね。
それから、医師に不安な点をしっかりと確認して、自分できちんとリスクやデメリットを把握しておくことが何よりも重要よ。そうすれば、柔らかな触り心地の理想のバストを手に入れることも夢じゃないわ!