コーヒーがバストアップに良くない理由
最近はお店でも自宅でも美味しいコーヒーが飲めるようになり、コーヒー好きにとっては嬉しいですよね。でも実はバストアップにおいては、コーヒーを飲む事が逆効果になってしまうことをご存じでしょうか。
朝食やおやつタイムに何気なく飲んでいるコーヒーですが、カフェインという成分が入っています。カフェインは体に良いという説とそうではないという説があります。残念ながらバストアップに関してはカフェインはNGです。
バストアップに悪影響をもたらすカフェインが含まれているコーヒーはできれば避けたい食品ですが、コーヒーの何が悪いのか詳しくご紹介しましょう。
コーヒーに入っているカフェインとはどんな成分?
コーヒーといえばカフェインですが、カフェインとはどのような成分なのでしょうか。カフェインの摂り過ぎはよくないということですが、なぜ良くないのでしょうか。その答えを知るためにはまずはカフェインについてご説明します。
コーヒー100mlには約60mgのカフェインが含まれています。インスタントの場合も同様です。コーヒーに含まれるカフェインは人の体に様々な影響を及ぼします。
カフェインの主な効果
- 興奮作用
- 解熱鎮痛作用
- 強心作用
- 覚醒作用
カフェインには胃液の分泌を促進する働きがあり、摂り過ぎると胃が荒れることがあります。また血圧を上昇させるという研究結果も発表されています。妊娠中はカフェインの摂取を控えるように言われることからも、カフェインの摂り過ぎは体にあまり良くないということがわかります。
しかし、一方でカフェインには記憶力や運動能力を向上させたり、疲労を回復させる働きがあります。運動前にカフェインを摂取すると運動能力を高めることができ、また勉強中や仕事中に眠らないため、あるいは集中力をアップさせるためにコーヒーを飲むこともあります。
カフェインは必ずしも悪い作用ばかりではないのですが、バストアップを希望する人にとっては必ずしもおすすめできる成分ではありません。カフェインがなぜバストによくないのかもっと詳しく見ていきましょう。
バストアップには逆効果みたいだけど、なぜなんだろう。
コーヒーがバストを小さくしてしまう本当の理由
スウェーデンの大学教授らによる研究発表によると1日3杯以上コーヒーを飲むとバストが小さくなると言われています。
果たして本当なのでしょうか。バストを小さくする原因はやはりカフェインにあるようです。
コーヒーに含まれるカフェインがバストを小さくする理由
- 覚醒作用による不眠になりホルモン分泌が妨げられる
- 鉄分の吸収が阻害され貧血になる
- 自律神経が乱れホルモンバランスが崩れる
- 血管が収縮することで冷え性になる
- 利尿作用によりカルシウム不足になる
- 脂肪分解酵素リパーゼを活性化する
覚醒作用により深い眠りが妨げられる
昔から夜コーヒーを飲まない方がよいと言われているのはカフェインに覚醒作用があるからです。覚醒作用とは気持ちが高揚し、感覚が研ぎ澄まされてしまうことです。疲労が解消され、活動的になって眠れなくなってしまうことがあります。
子供の頃寝てる間に成長ホルモンが出ると言われましたが、バストも寝ている間に成長します。そのため午後22時から午前2時頃までのゴールデンタイムにはしっかり熟睡している必要があります。
コーヒーを飲むことにより安眠が妨げられるとバストが成長することができません。カフェインを摂取した30分後から3時間ほどは覚醒作用が続くと言われています。
寝る前はコーヒーを避け、安眠作用のあるトリプトファンなどを含むスキムミルクなどを飲むといいかもしれませんね。
鉄分の吸収が阻害され貧血になる
カフェインには体内で鉄分の吸収を阻害してしまう働きがあります。鉄分は血液の中の赤血球に含まれ、酸素を運ぶ役割を果たしています。
またカフェインには利尿作用がありますので、尿と一緒にビタミンやミネラルを排出してしまいます。
鉄はミネラルの一種です。体内で鉄分が欠乏すると貧血となり、めまいや立ちくらみを起こしてしまうこともあります
また血液の流れがスムーズにいかなくなり、ホルモンバランスが崩れたり、バストに十分な栄養を届けられなくなることも考えられます。そうなるとバストアップへの道は厳しくなってしまいます。
自律神経が乱れホルモンバランスが崩れる
カフェインには交感神経を優位にする働きがあり、自律神経が乱れてしまうことがあります。交感神経はストレスを感じたり、緊張したりするときに働く神経です。本来リラックスし安静にすべきときでも、興奮状態になってしまうのです。
交感神経が活動的になり、自律神経が乱れるとホルモンのバランスが崩れ、バストアップに必要な女性ホルモンが正常に分泌されなくなってしまいます。
女性ホルモンが正常に分泌されないとバストアップに影響をもたらすことは避けられません。
血管が収縮することで冷え性になる
また血管が収縮することで、血行が悪くなり、女性の大敵である冷え性を引き起こします。冷え性は体のあちこちに不調をもたらしますので、バストにもよいことはありません。
利尿作用によりカルシウム不足になる
コーヒーに含まれるカフェインには利尿作用があります。コーヒーを飲み過ぎるとトイレが近くなるのはこのためです。
利尿作用により、尿と一緒にビタミンやミネラルが排出されてしまいます。
先程の鉄分不足により貧血になるという話をしましたが、同時にカルシウム不足にもなってしまいます。カルシウムはバストの土台となる骨や筋肉を強化する上で欠かせないミネラルです。
土台がしっかりとしていなければバストを支えることができず垂れたり、形が崩れたりしてしてしまいます。
また骨や筋肉を作るたんぱく質の合成に必要なビタミンCも一緒に排出されてしまうのも問題です。
脂肪分解酵素リパーゼを活性化する
カフェインにダイエット効果があるというのはよく知られていますが、カフェインは脂肪分解酵素であるリパーゼを活性化します。脂肪燃焼によるダイエット効果はありますが、バストの脂肪までなくなってしまうことも考えられます。
バストの中身というのはほぼ乳腺と脂肪です。よくダイエットをすると二の腕やウエストよりも先に胸が小さくなってしまうといわれているのはそのためです。
コーヒーに含まれるカフェインには以上のような作用があり、これでは胸を小さくしてしまう成分と言われても仕方ないでしょうね。ただし、実はバストアップにも良い効果はあるようなのです。
血管の収縮作用によって冷え性になったり、利尿作用でカルシウムが排出されてしまったり、やっぱりバストアップにカフェインはよくないみたいです。
コーヒーにはバストアップに良い影響もある!?
コーヒーはバストを小さくする悪者ということを強調してしまいましたが、コーヒーにはバストアップ効果もあるのです。先程、コーヒーは1日3杯程度というお話をしましたが、適度なカフェインはバストに良い影響をもたらします。
カフェインは女性ホルモンエストロゲンを増やす
カフェインは女性ホルモンであるエストロゲンを増やすという研究成果が出ています。
それも白人よりもアジア人女性に効果があるようなのです。
前述の通り、女性ホルモンは女らしい体を作り、バストアップにつながります。排卵をコントロールしたり、骨粗しょう症を防いだり、女性ホルモンはとても大事です。更年期障害を緩和する作用もあります。
カフェインは女性ホルモンを増やしてくれるのです。
ポリフェノールは抗酸化作用でホルモンバランスを整える
赤ワインやチョコレートにも含まれるポリフェノールはコーヒーにも含まれています。ポリフェノールには抗酸化作用があり、細胞や血液の老化を防いでくれます。バストの細胞を若々しく保つことができるのです。
また血中のコレステロール値を下げてくれるので、血液の流れがスムーズになりバストに栄養が運ばれやすくなることも考えられます。
コーヒーに含まれるポリフェノールにはどんな作用があるのかな。
コレステロール値も下げてくれるから、血液がさらさらになってバストに栄養を運びやすくなるのよ。
カフェインを摂り過ぎないコーヒーの飲み方をご紹介
カフェインはバストに良くないと言われてもコーヒーが大好きな人はなかなかやめたり、量を減らすのは難しいかもしれません。それなら賢くコーヒーを飲むという手もあります。
飲むならカフェインが少なめのコーヒーを!
通常のコーヒーのほかに、デカフェやノンカフェイン、カフェインレスのコーヒーも市販されています。
デカフェやカフェインレスはカフェインがほんの少し入ったコーヒーのことで、ノンカフェインは全くカフェインが含まれていないコーヒーのことを指します。
風味や香りはそのままにカフェインの量を減らしたり、無くしたデカフェやノンカフェインのコーヒーを取り入れることでカフェインの摂り過ぎを防ぐことができます。
その他にもたんぽぽの根を干して作るタンポポコーヒーもコーヒーに似た風味でありながら、カフェインが全く含まれていません。妊娠中にタンポポコーヒーを愛飲する人も多いようです。
コーヒーにはぜひミルクの代わりに豆乳を!
コーヒーはカフェオレやカプチーノ、コーヒーケーキやコーヒーゼリーなどいろいろな食べ方、飲み方があります。カフェインの摂り過ぎにならないためにちょっとした工夫をしましょう。
カフェオレはミルクを多く入れることでコーヒーの量を減らすことができます。
またミルクの代わりに豆乳を使うと、バストアップに効果が高いとされる大豆イソフラボンを摂取することができます。
大豆製品には女性ホルモンと似た働きをすると言われる大豆イソフラボンが含まれています。女性にとって大豆製品は積極的に食べたい食品です。
豆乳のバストアップ効果についてはこちらの記事をご覧ください!→
ミルクの代わりに大豆イソフラボンを含む豆乳でカフェオレを作るのがおすすめです。
1日3杯までならOK!コーヒーの飲み過ぎはバストにNG!
コーヒーはバストを小さくするというのはあながちウソではないようです。
一方でコーヒーに含まれるカフェインは女性ホルモンの分泌を促してくれますし、ポリフェノールは抗酸化作用やストレス緩和作用などが期待できます。カフェインを摂取するべきなのか否か迷ってしまいますが、1日コーヒー3杯までなら飲んでも問題ありません。
むしろコーヒーをいきなりやめることでストレスを溜めてしまう方が問題です。また適度なコーヒーの量であればカフェインやポリフェノールの良いところだけで取り入れることができそうです。
あまり神経質になりすぎず、自分のペースで量を減らしたり、ノンカフェインの飲料に置き換えていければ良いですね。
コーヒーをノンカフェイン飲料に置き換えたり、豆乳でカフェラテを作ったり、工夫しながらコーヒーの飲み過ぎに気を付けるといいわよ。
大好きなコーヒーを適量飲んで、これからもきれいなバストを目指しましょう!