陥没乳頭とは?原因を解説!

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女性の中には、「私の乳首はみんなのとちょっと違うみたい…」とお悩みの方も少なくないのではないでしょうか。中でも、本来出っ張っているはずの乳首が平坦だったり、くぼんでいたりする陥没乳頭は、決して珍しくないお悩みです。

この記事では、そんな陥没乳頭とはどんなものなのか、原因は何なのかということについてご説明します。

陥没乳首について基本的なことを知りたい方には、とても参考になる記事となっています。悩んでいる方は、ぜひ目を通してみてくださいね!

そもそも陥没乳頭ってどんなもの?

陥没乳頭は珍しくないことは冒頭でも触れたとおりですが、実際のところどんなものなのか正確なことはわからないという人もいらっしゃるのではないでしょうか。また、自分の乳首が陥没乳頭なのかどうか、判断がつきかねている人もいるかもしれません。

そこで、まずは陥没乳頭とはどのようなものなのかについて、お話していきます。

陥没乳頭とは

陥没乳頭は、簡単にいえば乳首が出っ張っておらず、乳輪の中に埋まっているもののことです。
陥没乳頭とは
図のように、一口に陥没乳頭といっても、乳首がほぼ全て埋まってしまっている重度のものから、少し凹んでいるだけの軽度のものまで、状態は様々です。

左右どちらかだけ陥没しているという人もいますが、両方ともに陥没している人が大半で、女性だけでなく男性にも陥没乳頭の方はいます。

仮性と真性がある

陥没乳頭には、「仮性」と「真性」とがあります。

仮性陥没乳頭の場合、乳頭に刺激が与えられると乳首が出てきます。この場合は、普段は深く凹んでいる状態だとしても、それほど深刻ではありません。

しかし、刺激を受けても乳頭が出てこない場合は真性陥没乳頭であり、何らかの対策が必要となるケースが多いです。

陥没乳頭はトラブルが起こりやすい!?

陥没乳頭の女性の中には、その見た目が気になって友達同士で温泉へ行けないなんていうお悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。陥没乳頭は、このような外見上の問題だけでなく、以下のようなトラブルの元となることもあるんです。

  • へこんでいる部分に汚れや雑菌がたまりやすい
  • かゆみや乳腺炎などが起きやすい
  • 授乳しにくい
乳頭は汗をかきやすい部位でもあります。そこが陥没していれば、汗や雑菌、ボディソープの洗い残しなどが溜まりやすく、かゆみなどのトラブルが生じやすいのです。

また、赤ちゃんに母乳を飲ませる場合も、凹んでしまっていればそうでない場合よりも難しくなります。

とはいえ、陥没乳頭でも授乳できる可能性はじゅうぶんあります。それについては下記記事にまとめておりますので、ぜひお読みください!


軽度で特に困っていなければそのままでもよいのですが、症状が気になる方や重度の陥没で将来授乳を希望する方なら、早めに治療をしていくことをオススメします。

陥没乳頭の治し方についてはこちらの記事をご参照くださいね。

陥没乳頭って、凹み方の程度も刺激によって出てくるかどうかも、人によっていろいろなんだね!

陥没の度合いが少ないとか、刺激で出てくる仮性陥没乳頭なら、実質的な問題は少ないんだね。

でも、将来赤ちゃんにおっぱいを飲ませたいなら、美容外科とか病院で相談だけでもしておくと良さそう!

なぜ凹んでしまうの?陥没乳頭になる原因とは

陥没乳頭というものについて概要をご説明しましたが、ではなぜ乳首が凹んでしまうのか疑問に思う方もきっといらっしゃいますよね。次は、陥没乳頭になってしまう原因についてお話します。

乳管が短いことが原因!

大人になってから乳首が凹んでいることに気づいたという女性もいらっしゃるかもしれませんね。

しかし、陥没乳頭は原則として先天性のものであり、乳腺で作られる母乳を乳首まで届ける乳管の長さが足りないことが直接的な原因です。
陥没乳頭の原因
乳管の長さが足りなくなる原因は、乳房の成長に対して乳管の成長が追い付かないことです。

短い乳管束が乳首を引っ張ってしまうため、陥没してしまうというわけなのです。つまり、バストが急激に大きくなることも、陥没乳頭の要因となり得るのです。

バストサイズと乳管の長さがアンバランスなことが原因ですから、日本人女性のバストサイズの平均が大きくなってきていることに伴い、陥没乳頭の女性も増えてきています。近年は5人に1人が陥没乳頭ともいわれており、全く珍しいことではないのです。
バストの成長に乳管の発達が追い付かないことが、陥没乳頭の大きな原因なんですね!

確かに、胸が急に大きくなって乳管だけが短いままだったら、内側から引っ張られてしまいますから、先っぽの乳頭は凹んでしまいますよね。

胸も乳管もバランスよく成長できればいいですが、自分ではどうしようもない部分も大きいですから難しいですね…。

そうよね。陥没乳頭は基本的には先天的なもので、生まれつき乳頭周辺の線維組織が未発達で陥没乳頭になることもあるんだけど、多くは乳管とバストのアンバランスな成長が原因のようね。

だから、バストが膨らみ始める思春期前後から、凹みが目立ち始めるケースが多いわ。

確かに自分ではコントロールが難しいけど、急激に太るとバストも急に大きくなるから、特に成長期には太りすぎないよう気を付けるといいわね。

陥没乳頭は乳管の未発達が原因だった!

お話してきたように、陥没乳頭とは乳首がくぼんでいる状態のことを指し、その原因はバストの大きさに対して乳管が短いことにあります。

陥没乳頭は見た目の問題だけでなく、垢や雑菌が繁殖してかゆみなどの症状が出やすかったり、授乳が難しかったりと、様々な問題にも発展し得るものです。

特に、今後授乳をする可能性のある女性で陥没乳頭の人は、できれば妊娠する前に何らかの対策を始めておくと後々助かるはずです。ほかの記事もご参考に、適切な対処法をお試しください!

陥没乳頭がどんなものかということと、その原因がお分かりいただけたかしら?バストの成長に乳管の成長が追い付かないことが大きな原因だから、バストが大きい女性に陥没乳頭の人が多いともいえるわね。

最近は陥没乳頭の女性が増えてきているから、悩んでいる女性も「自分だけじゃないんだ」と思えば少し気持ちが軽くなるんじゃないかしら?

陥没乳頭は決して病気というわけではないんだけど、乳腺炎になりやすかったり、授乳を考えていたりするなら、早めに対策をすることをオススメするわ!