シリコンバッグを挿入する豊胸法とは?その特徴と手術方法

シリコンバッグを挿入する豊胸法とは?その特徴と手術方法

「豊胸手術」と聞いて多くの人がイメージするのは、おそらくシリコンバッグなどをバストに挿入する方法なのではないでしょうか。この方法は、他のものと違って確実で永続的な効果があることで、昔から人気があります。

豊胸法の中でも何かと不安にもなりがちなシリコンバッグ挿入法ですが、効果が高いのは確かですから、漠然と恐怖を感じているだけなのは少々もったいないですよね。そこで、この記事では、バッグを挿入する豊胸法の実際に迫ります。

詳しく見ていくと、挿入するバッグの種類や挿入の部位にもいくつかのタイプがあります。それぞれについて、どのようなものなのかご紹介していきますので、参考にしてみてくださいね。

シリコンバッグ挿入法の特徴は?バッグの種類とともに知っておこう

さっそく、シリコンバッグ挿入法による豊胸術について、その特徴を見ていきましょう。シリコンバッグにもいろいろなものがあるので、その種類についてもご紹介していきます。

シリコンバッグ挿入法とは

シリコンバッグ挿入法は、その名前から想像できるように、身体の一部を切開して、そこからシリコン製のバッグを挿入してバストを大きくするという方法です。

シリコンバッグは、「人工乳腺」「インプラント」「プロテーゼ」など、クリニックによって様々な呼び方がありますが、基本的にはどれも同じです。

この方法の特徴は、以下のようなものが挙げられます。

  • バストアップ効果が確実で永続的
  • 身体への負担が大きい
  • 費用面の負担も大きい

やはり、ヒアルロン酸豊胸や脂肪注入豊胸等と違って、シリコンバッグは体内に吸収されることがないため、効果が確実かつ永続的であることが最大のメリットです。

その反面、身体やお財布への負担が大きいというデメリットがあります。(費用についてはコチラをご参考に!→豊胸手術にかかる値段はどれくらい?種類別費用一覧

シリコンバッグは進化した!

バッグをバストに入れる豊胸手術には、怖いイメージを持っている人も多いかと思います。確かに、かつては質の悪いシリコンが使われ、破損などの事故が起きたり、感触が不自然だったりする問題がありました。

しかし、豊胸用のシリコンはどんどん改良されて耐久性も上がり、現在使われているものは感触も自然になってきています。今でも生理食塩水バッグを使うところもありますが少数派となっており、「ソフトコヒーブシリコン」と呼ばれるものが主流です。

ソフトコヒーブシリコンは、万が一体内でバッグの表面が破れても中身が漏れない「コヒーブシリコン」をさらに改良したもので、手触りがとても自然なのが特長です。

つまり、「安全性」と「手触り」という、シリコンバッグ挿入法に対する不安の2大要素を解消できるほどに、シリコンバッグが進化しているというわけなのです。

シリコンバッグの種類

シリコンバッグには、形や表面の素材などにおいていくつかの種類があります。まずは、材質の種類からご紹介します。

  • スムースタイプ
  • テクスチャードタイプ

スムースタイプのバッグは表面がツルツルしています。逆にテクスチャードタイプは表面がざらざらしています。

スムースタイプは自然なバストラインを出すことができ、手触りも柔らかい特徴があります。テクスチャードタイプは、表面に特殊な加工がしてあるので、手術後の被膜拘縮を防ぐといわれています。

このように、スムースタイプとテクスチャードタイプとがあり、近年は後遺症予防という点からも、テクスチャードタイプの方がよく使われる傾向があります。

また、シリコンバッグの形状については、以下のようなものがあります。

  • ラウンドタイプ
  • アナトミカルタイプ

ラウンドタイプは丸い形で、動きに合わせて流れるので自然なバストになります。アナトミカルタイプは、元々バストのような形をしていてデコルテ部分にボリュームがないので、下垂したバストには向かないこともあります。

これらの種類から、どんなバストになりたいのかという希望や体型に合わせて選ぶことができます。

へえ~、シリコンバッグって、こんなに進化してたんだ!安全性も高まってるから、昔よりもずっと安心して豊胸できるようになったんだね~。

それから、バッグの材質も形にも種類があるんだね!みんな同じ形のバッグを入れるならバレやすいんじゃない?と思っていたけど、ぜんぜんそんなことないんだね!

元々のバストの形や、皮膚や脂肪の薄さによって最適なシリコンバッグが変わってくるのか。自分の判断だけでは難しそうだから、事前のカウンセリングでみっちりと相談しなきゃね!

挿入位置は3通り!シリコンバッグを挿入する手術はどう行われるの?

シリコンバッグ挿入法の基本についてお話しましたが、次は実際の手術法や挿入位置などについて見ていきましょう。

バッグを入れる位置

シリコンバッグ挿入法は、バッグの種類だけでなく、バッグを入れる位置にも以下の3つの種類があります。
シリコンバッグの形状
そして、それぞれの特徴は以下のようになっています。

挿入部位 特徴
乳腺下法 ・谷間が作れる
・手触りが比較的柔らかい
・術後の痛みが少ない
・妊娠、出産、母乳育児等で下垂したバストにも向いている
・Aカップ以下の人、皮下脂肪が少ない人には向かない
リップリングやカプセル拘縮などの後遺症が目立ちやすい
大胸筋下法 ・もともと貧乳の人にもオススメ
リップリングやカプセル拘縮などの後遺症が目立ちにくい
・手触りが比較的硬い
・術後の痛みが強い
大胸筋膜下法 ・皮膚が薄い人や脂肪が少ない人に向いている
・術中の出血が多く、術後の痛みも強い
・新しい方法で高度な技術が必要なため、実施しているクリニックは比較的少ない

希望や体型などによって、医師と相談しながら最適な挿入部位を決めていくことになります。挿入部位は仕上がりに大きく影響しますので、慎重に決めるようにしましょう。

切開部位にも種類がある

さらに、シリコンバッグを挿入するために、身体のどこを切開するかということについても以下のような種類があります。
シリコンバッグを挿入する際の切開箇所
それぞれの切開部位の特徴は、以下の通りです。

切開部位 特徴
ワキの下 ・日本ではもっともよく行われる方法
・バストに傷がつかず、跡が目立ちにくい
・バッグサイズが大きいケースでは挿入しづらい
乳輪周辺 ・欧米でよく行われる方法
・傷痕が比較的目立ちにくい
乳房の下 ・挿入位置までの距離が近いため、技術的に簡単で安全性が高い
・術後の痛みが少ない
・バストが大きい人は傷痕が目立たないが、小さめの人は目立つことがある

日本の豊胸バッグ挿入法では脇の下を切開することが多いですが、これもやはりご自分の希望や体型などによって最適なものが異なります。希望を伝え、医師の意見もよく聞きながら決めましょう。

シリコンバッグ挿入法の施術法

バッグの種類や切開部位が決まったら、いよいよ手術です。当日の手術の流れは以下のようになっています。

麻酔

切開

シリコンバッグ挿入

切開部位を縫合
以前は、手術中にいったん麻酔を醒まして、サイズや形が希望通りであるか本人に確認することもあったのですが、手術中の恐怖心やぼーっとした状態であることから正常な判断が難しく、また、再び麻酔をかけるため術後の回復が遅れることもあり、現在では行わないところが多いです。

施術時間は挿入部位によっても異なりますが、おおよそ1時間半~2時間ほどかかります。基本的に入院の必要はなく、その日のうちに自宅へ帰れます。

麻酔科医のいる美容外科を選ぼう

シリコンバッグ挿入法は、すべての豊胸術のうちもっとも身体的負担が大きく、麻酔も基本的には全身麻酔が使用されます。

しかしクリックによっては全身麻酔ではなく硬膜外麻酔という背骨に麻酔を注射する方法を使うところもあります。

この方法は外科医自らが麻酔を行うので、医師の経験が少ないと麻酔の効きが弱かったり、逆に効きすぎてしまうというリスクもあります。

また、全身麻酔であっても、執刀医が自ら麻酔管理をしながら手術を行うクリニックもあり、それもまた危険なことです。

したがって、美容外科医だけでなく、専門の麻酔科医がいるクリニックを選ぶことが、安全にシリコンバッグ挿入手術を終えられるポイントのひとつとなります。

バッグをどこに入れるのか、そしてどこから入れるのかということについても、それぞれいくつかの種類があるんですね。最適な手法を選ぶには、バストの構造を知っておく必要がありますね。

実際の手術は、麻酔で眠っている間にすべて終わってしまうのですね。ということは、手術中の痛みは心配なさそうですね。

でも麻酔科医がいなくてうまく麻酔を調整できないと、途中で痛みを感じてしまうこともあるなんて!怖いです!

バッグを挿入する位置が深いのか、表面近くなのかによって、感触や見た目が自然かどうかがかなり違ってくるのよ。どちらがより自然に仕上がるのかは体型などによって違ってくるから、医師とよく相談してね。

専門の麻酔科医がいるところなら、手術中に痛みを感じる心配はないから大丈夫よ!クリニックを選ぶときには、麻酔科医がいるかどうかを必ず確認してね!

シリコンバッグ法のダウンタイムは長い!事前に準備をしておこう

最後に、シリコンバッグ挿入法で豊胸手術を受けた後のことをお話します。あらかじめどのような事態が予想されるのかを知っておき、術後の生活をスムーズに行えるよう事前に備えておきましょう。

シリコンバッグ挿入法の術後

先にもお伝えしたとおり、シリコンバッグ豊胸は日帰りでできるクリニックが多いですが、ダウンタイムはすべての豊胸術の中で一番長くなっています。

項目 内容
シャワー 術後3日目からOK
入浴 抜糸後(術後およそ1週間)からOK
腫れ・痛み ・切開部位の腫れは2か月ほどで改善
・痛みは2~4週間ほどで改善
激しい運動 術後1か月間は控える
下着の着用 術後3か月が経過するまではワイヤー入りブラジャーはNG

この他にも、脇や腕の引きつれやつっぱりを感じる人も多いようですが、これについても2週間ほどで改善していくケースが多いです。翌日から数日間は通院の必要がありますが、身体的負担の軽いお仕事で、経過が良ければ4日目くらいで復帰することも可能です。

とはいえ、1週間ほどは腕を上げることに苦痛を感じる女性も多く、日常生活において不便が生じることもよくあります。高いところにあるものはあらかじめ下ろしておく等、手術の前に生活環境を整えておくことをおすすめします。

バッグが身体になじんで完成するまでには、半年ほどかかると思っておいてください。

マッサージについて

挿入したシリコンバッグを身体になじませ、カプセル拘縮などの後遺症を防ぐためにも、術後は毎日バストマッサージをするよう指導されることがあります。その場合は、必ず医師の指示通りにマッサージを行ってください。

しかし、場合によってはマッサージをしなくてもよいこともあります。

テクスチャードタイプでもマッサージは必要という医師もいますが、スムースタイプに比べれば絶対必要というわけではありません。医師の指示に従うのが最善ですが、マッサージを続ける自信がない方はテクスチャードタイプを選ぶべきと言えますね。

気になる後遺症について

シリコンバッグ挿入法というと、やはり気になるのは術後の後遺症についてです。シリコンバッグ挿入法独特の後遺症としては「カプセル拘縮」と「リップリング」があります。

詳しい内容についてはこちらの記事で説明していますので、気になる方はチェックして下さいね。
豊胸手術の後遺症とは?女性を苦しめる思わぬデメリット

シリコンバッグを入れるためにはメスで切開しなきゃならないわけだから、当然抜糸も必要になるよね。抜糸までの1週間くらいは、お風呂には入れないのか~。

術後は、腕を上げるのもツライっていう人も多いんだね。事務系なら4日くらいで復帰できるみたいだけど、回復には個人差があるし、乳腺下法以外だと回復に時間がかかることもよくあるんだって。

少なくとも1週間くらいはお休みを取っておくと安心だね。

カウンセリングでじっくり相談!最適なバッグと挿入位置を選ぼう!

最古の豊胸法でありながら日々進化し続けている、シリコンバッグ挿入法についてご紹介してきました。この方法では麻酔も本格的なものを使用しますし、メスによる切開や縫合も必要とし、ダウンタイムも長いため、プチ豊胸の対極にある方法とも言えます。

しかし、効果は半永久的ですし、何度もプチ豊胸を繰り返すことを思えば、費用対効果としては決して悪くない方法です。貧乳なのが恥ずかしくて女友達と温泉にも行けないという方も、この方法なら確実にコンプレックスを解消することが可能です。

とはいえ、簡単な方法ではありませんから、事前のカウンセリングでよく相談をして、満足いくバストアップを現実のものにしてくださいね!

いったん手術を受ければ効果が一生続くのは、豊胸手術の中ではシリコンバッグ挿入法だけよ。確実で永続的な効果を望む人には、まさにこれしかない!という方法ね。

でも逆に、仕上がりに不満があったり、後遺症が出てきてしまったりした場合は、治療が大変だというデメリットもあるわ。バッグの入れ替え手術も可能ではあるけれど、再び身体への負担がかかってしまうから、慎重に考えるに越したことはないわ。

バッグ自体はとても進化しているから、心配しなくても大丈夫よ!あとは、腕の確かな医師を見つければカンペキよ!ぜひ、最高のバストを手に入れてね。