初めてのブラジャーはいつ、どう選べばいいの?そんな疑問にお答え!
思春期に入りバストが少しずつ膨らんでくると、女の子にとっては初めてのブラをどうするのかというお悩みが出てきます。また、女の子本人だけでなく、女の子を持つお母さんにとっても、同じように頭を悩ませる問題でもありますよね。
初めてのブラは、大人の女性がつけるブラとはちょっと違うもの。正しくファーストブラを選ぶには、バストがどんなふうに発達するのか、また、そのお年頃の女の子はどんな気持ちでいるのかといったことも知っておいた方がいいんです。
これから初めてブラを選ぶという人も、娘のブラ選びに困惑気味のママたちも、それ以外の女性も、正しい初ブラの選び方をチェックしておきましょう!
女の子のバストはこうして成長する!ブラが必要になるのはこの時期!
誰でも小さな子どもだった頃は、女の子も男の子と同じように平坦な胸でした。そんな胸は、いつ頃からどんなふうに「バスト」として成長し、膨らんでくるのでしょうか?
大人になるとすっかり忘れてしまいがちですが、いつからブラが必要になるのか知るためにも、まずはその辺りからお話を始めましょう。
バストの成長
女の子のバストが発達するのには、女性ホルモンが大きく関係します。思春期に入り第二次性徴が始まると、女性ホルモンの分泌が急激に増加し、初経(初めての生理)が訪れます。胸がふくらみ始めるのも、ちょうどその頃です。
ブラが必要になるのはいつ頃?
それでは、バストがどれくらいの成長段階になったら、ブラジャーをつけ始めればよいのでしょうか?
ワコールによれば、初めての生理が来る前の、乳首周辺がふくらんでくる時期からブラをつけ始めた方がよいのだそうです。
とはいえ、当然ながらこの時期からいきなり大人のようなブラを着ける必要はありません。
ジュニア向けのスポーツブラや、バストトップが痛くないならばブラでなくても、胸あたりのやさしいキャミソールや、ブラトップと呼ばれるカップ付きインナーでじゅうぶんです。
初めてのブラは5年生から!?
初経が来る頃には、胸の下(アンダーバスト)の輪郭が分かるくらい乳房が膨らんできます。これくらいまでバストが成長すると、体育の時間や走ったときに胸が揺れたり、乳首がこすれて痛みを感じたりする人も多くなってきます。
こうなったら、いよいよ本格的なブラデビューのタイミングです。
こちらは、初めてブラをしたのはいつからかというアンケートの結果です。小学校5年生でファーストブラを使ったという女の子が一番多いのですね。
日本人の一般的な初経年齢は10歳~15歳、平均初経年齢は12歳と言われていますから、やはり初経の1年前頃~初経前後に初ブラを身に付ける女の子が多いということですね。
とはいえ、バストの発達や体型は個人差が大きいものです。初経も15歳までに始まれば問題ありません。なので、「中学校に入っても生理が始まらない」とか、「みんなブラが必要なくらい胸が大きくなっているのに私はまだ全然…」なんてことで悩まなくても大丈夫です。
私がブラをしたのは中学校に入ってからだったけど、成長が早い子がブラをしてるのに憧れたりしたな~。生理が始まっても貧乳だからブラは要らないと思ってたけど、もっと早く使い始めてもよかったんだね。
今はこんな情報がたくさんあるから、助かるね!
最初のブラジャー体験を良いものに!揺れる思春期女子の心を知ろう
ブラのことを考え始める時期は、身体だけでなく心も急成長します。でも急な身体の成長に心が追い付かなかったり、初経や胸のふくらみなど初めてのことに戸惑ったりと、思春期は何かと気持ちが不安定になりがちです。
ブラジャーについてもいろんな思いを抱える女の子が多いもの。初めてのブラ選びを良いものにするために、このお年頃の女の子の心理についてもお話したいと思います。
ブラについてのよくあるお悩み
思春期の入り口に立っている女の子は、胸が膨らんでくることやブラジャーという未知の下着に関して、いろんな葛藤を抱えているものです。具体的には、こんな声があります。
- 胸が大きくなるのが恥ずかしい
- 周りの友達と胸の大きさや形が違う
- いつからブラをすればいいのか分からない
- ブラをつけたいけど皆がまだしてないから付けづらい
- ブラのサイズが分からない
- ブラが欲しいけどお母さんに言いづらい
大人になればどうってことないことでも、思春期って異様に周りのことが気になるものですよね。バストに関してはなおさらで、こっそりお友達の胸を観察しては、私の方が小さい、あるいは大きい…なんて思い悩んでいる女の子は、今も昔も多いようです。
胸の先っぽが痛かったり、もう膨らみかけていたりしても、周りの友達がまだブラをしていないことや母親に「ブラ買って!」とは言いづらいことから、ノーブラで我慢している女の子も少なくないのが現状です。
また、バストが膨らむのが恥ずかしいけど、ちょっとうれしいし大人に近づくことが誇らしいような、何とも複雑な気分を抱えているのがこの時期の女の子なんです。
お母さんも悩んでる!
繰り返しになりますが、ブラに興味が出てきて、実際に必要なくらいバストが大きくなってきても、自分から言い出せない子が多いものです。かつて自分が子供だった頃のことを思い出せば、その気持ちが理解できるというお母さんも多いはず。
でも実は、母親側もまた、子どもたちのブラや身体の成長のことで悩んだり不安になったりしているんです。
上記はワコール人間科学研究所が調べた、バストがふくらみ始めた女の子の割合を年齢ごとに集計したものです。
お母さん世代に比べると、今どきの女の子たちは身体の成長が早まっています。このような世代間ギャップもあって、ますます娘にいつからブラをすすめればいいのか、どんなふうに切り出せばいいのか悩むママも多いのでしょうね。
母親側からの声掛けが大切!
しかし、お互い言い出せないまま時間ばかり過ぎていくのは良くありません。ここは、やはり人生の先輩である母親側から、娘に「そろそろ、一緒にブラのこと考えようか」と声をかけてあげるのが望ましいです。
とはいえ、小さかった娘が大人になろうとしているのを目の当たりにすると、母親の方も恥ずかしさや寂しさを感じることもあります。照れ隠しもあってか、からかうようなことを言ってしまったり、「まだ早い」と言ってしまったりするお母さんもいますが、これはあまり良くありません。
サイズを測ってみよう!
ブラを買いたくても、どのサイズにすればいいのか分からないという女の子が多いのはすでにお話した通りです。そこで、基本的なブラジャーのサイズの測り方をご紹介します。
ブラのサイズは乳頭の高さのトップバストと、胸のふくらみの下の部分であるアンダーバストの差が何㎝あるかで決まります。
こちらの動画には、ブラのサイズの測り方が分かりやすく紹介されていますので、参考にしてくださいね!
ファーストブラを考えるころの女の子は、大人っぽいブラも恥ずかしいし、子供っぽいものにも抵抗があったりするので、サイズ計測や試着も兼ねて可愛いデザインのものを親子一緒に選びに行くのがべストです。
下着屋さんが恥ずかしいなら、デパートの下着売り場もおすすめです。専門知識を持った店員さんに意見をもらいながら、効率的な下着選びができますよ。
でも、母が気づいてくれて、一緒にブラを選びにつれていってくれたので、それはとっても嬉しかったです!
初めてのときは、サイズやどんなタイプのブラがいいのかなど、分からないことばかりですから、家族や下着屋の店員さんなど、周りの大人が教えてくれると心強いですよね!
女に生まれたことをうれしく感じてもらえるような対応ができたら最高よね。そのためには、娘さんのバストのサイズを測ってあげたり、娘さんのものだけでなくお母さんのブラも一緒に買いに行ったりするのもひとつの手よ!
最適なファーストブラで正しく優しくバストをサポートしてあげよう!
初めてのブラジャーって、ちょっと特別でくすぐったいような気分になる言葉ですよね。身体の発達は年々早まってきているというデータもありますが、お年頃の揺れる気持ちは今も昔も変わらないのではないでしょうか。
ここまでお読みの方の中には、当時のことを懐かしく思い出している大人の女性もいれば、今まさにブラについて悩んでいるという小学生や中学生の女の子、そして彼女たちのお母さんもいるかもしれません。
成長途中のバストを状態に応じたブラで支えてあげるのは、とっても大切なこと。なかなか照れくさいものですが、この記事や下着メーカーのサイトなども活用しつつ、二度とないファーストブラ体験をより良いものにしてくださいね!
初めてのブラをつける頃のバストは、デリケートなもの。間違ったブラだとバストの成長を阻害してしまうこともあるから、ちゃんとジュニアのバストのことを考えて作られたブラを選ぶことが大切よ。
お母さんの方も戸惑うことが多いかもしれないけれど、親子一緒に情報収集をして、満足いくファーストブラ選びをしましょうね!