ブラジャーをする意味とは

ブラジャーをする意味とは

女性ならではの下着といえば、やっぱりブラジャーですよね。ブラを選ぶ時やつけるときは、女性にしか味わえない喜びや楽しさがありますが、その反面わずらわしさを感じることもあるのではないでしょうか。

面倒だからノーブラで過ごしたいと思う時もあるかとは思いますが、それはオススメできません。実は、ブラジャーは、美乳づくりには欠かせないものなんです。

女性にとって大切なバストを守り支えてくれるだけでなく、美しく保つ役割も果たしてくれているブラジャー。今回は、そんなブラの意味について、詳しくご説明していきます。ぜひ、ご参考にしてくださいね!

そもそも、なぜブラジャーが必要なの?

一度くらいは、「ブラって絶対しなきゃいけないもの?」と考えたことがある女性も少なくないかもしれません。そこで、まずはどうしてブラジャーというものが必要なのか、その辺りからお話をはじめましょう。

乳頭を摩擦から保護する

当然ながら、女性のバストは、その他の部分よりも膨らんでいますよね。ですからその膨らみの先端にある乳頭は、そのままだと服に擦れやすくなります。

乳首はその他の皮膚と違ってデリケートな構造になっているため、擦れると痛みや出血などが起きることがあります。

したがって、摩擦や出血などを防ぐべく、乳頭を保護するためにブラが必要なのです。

バストの構造

このように、特にファーストブラをつける小学生~中学生の頃には、ブラの役割は乳頭の保護というのが主なものだったのですが、大人用ともなるとそれだけではありません。

さらなるブラの意味を考えるうえで、まずはバストの構造を知っておく必要があります。
バストの断面図

女性のバストは、図のように大胸筋の上に乳房が乗る形となっており、乳房の中身には乳腺葉や乳管などから成る乳腺組織、大胸筋と乳腺組織をつなぐクーパー靱帯、そして多くの脂肪で占められています。

クーパー靱帯を守る

上記の通り、バストの多くは脂肪でできています。脂肪はとても柔らかいので、重力の影響を受けやすいものです。

また、クーパー靱帯という組織はバストのハリを保つ役割があり、これが加齢やバストの揺れなどといった原因によって切れたり伸びたりすると、バストの下垂につながります。

そして、クーパー靱帯はいったん伸びたり切れたりしてしまうと、再生することができないのです。

ですから、形良いバストを保つためには、クーパー靱帯が伸びてしまわないように気を付ける必要があるのです。そして、クーパー靱帯や重力の影響を受けやすい脂肪を守るために、ブラジャーが必要になるのです。

普段ごく当たり前にブラをつけているので、その意味を考えたことはなかったですけど、確かにノーブラだと乳首が擦れて痛いし、胸が揺れてしまいますよね。

それに、ブラをちゃんとつけていないと、クーパー靱帯が伸びてしまうことにもつながるんですね!

ブラをする意味には、バストの保護のためと美乳のための両方があるということを、改めて感じました!

ブラの役割にはどんなものがあるの?

乳頭を守るためなら、ニップレスやブラトップのようなカップつきの服でもいいわけですが、クーパー靱帯を保護したりバストアップしたりするためには、やはりブラジャーをする必要があります。

そこで、美胸のためにブラが果たす役割について、もう少し詳しくみていきましょう。

ブラの役割

乳頭の保護以外のブラの役割には、以下のようなものが挙げられます。

  • バストを形よく見せる
  • クーパー靱帯が切れないようバストの揺れを抑える
  • 脂肪が流れないようキープする

以下に、ひとつずつ見ていきましょう。

バストを形よく見せる

バストの大きさや形は、女性にとって大きなお悩みにもなり得るものです。そんなお悩みを軽くして、少しでも理想のバストに近づけるというのも、ブラジャーの重要な役割です。

たとえば、左右に開きがちなバストも、ちょっと垂れ気味のバストも、ブラをすると持ち上がって谷間ができたりします。パッドを入れて調整すれば、左右差のあるバストも均等にでき、そうでない人も、より大きく美しくバストメイクすることが可能です。

つまり、ブラをすることで、ノーブラでいるよりもずっときれいなバストを形作ることができるのです。これは、多くの女性が意識している重要なブラの役割ですよね。

ただし、胸をきれいに見せるためには、ブラのサイズがきちんと合っていることが前提です。ブラジャーのサイズやカップの測り方を解説!←こちらを参考にして、ぴったりのブラを身につけましょう。

クーパー靱帯を支える

また、先にもお伝えした通り、クーパー靱帯が切れたり伸びたりすることが、バストのハリを失わせ下垂につながります。

クーパー靱帯を傷める大きな原因はバストが揺れることなので、ブラをしてバストの揺れを抑えることが、バストの形を崩さないためにはとても重要なのです。

特にバストの大きい女性は下垂しやすいため、フルカップブラなどのバストの状態に合わせたブラを選んでしっかりと支えるようにしましょう。(フルカップ・ハーフカップなどブラの種類については、ブラジャーの種類を解説!にまとめてありますので参考にしてください!)

脂肪を守る

バストの柔らかい脂肪は、バストの皮膚表面のハリやクーパー靱帯が衰えるにしたがって、下にさがってしまいます。逆に、脂肪がその重みで下がろうとすると、皮膚やクーパー靱帯もそれに引っ張られてしまいがちです。

ですから、やはりブラをして脂肪も支えてあげなくてはなりません。

ワイヤー入りのブラなら、背中や脇からのお肉をカップに収めやすいので、より美バストを目指すことができます。

しかし、ブラを正しく身につけないと、脇肉などがはみ出してしまい、胸の形が崩れていきかねません。ブラの正しい付け方について詳しく解説した記事もありますので、この機会に覚えておいてくださいね!

このように、ブラジャーは、つけているときだけ一時的に胸をきれいに見せるだけでなく、長期的にも美乳を作ってキープしていく役割があるのです。

ブラの役割って、バストをきれいに見せることと、垂れ乳や離れ乳にならないように美胸をキープしていくことの両面があるんだね。

ブラをすることがバストアップにもつながるってよく聞くけど、こういう理由だったんだね~。

でも、胸が大きい人は支える必要がありそうだけど、私みたいな貧乳はブラをしなくても大して変わらないんじゃないの?

そんなことはないわ!小さいバストでももちろんクーパー靱帯はあるから、それが伸びれば垂れてしまうのよ!

それに、小さいバストこそ、きちんとブラをしてカップにお肉を集めてあげることでボリュームのあるバストを形作れるんだから、面倒がらずに自分のサイズに合ったブラをきちんとつけることが大切よ。

ブラでクーパー靱帯を支えてバストアップを!

ブラジャーの必要性についてお話してきましたが、いかがでしたか?ノーブラや付け心地の楽なカップ付きインナーの方がお好みの女性も少なくないかもしれませんが、できればホックやストラップで調整できるしっかりとしたブラを付けた方がいいんです。

単に乳頭を保護して、Tシャツなどの薄手の服にひびかないようにするだけでなく、バストの形を美しく整えて、さらにはバストの揺れを抑えることで、クーパー靱帯や脂肪を守って支えてくれるのがブラジャーの役割なのです。

そんなブラジャーの意味をしっかり理解して身につけていくことが、バストアップへの第一歩と言えそうですね!

ブラをつける意味は、簡単に言えばバストの保護と美胸のためなのよ。どちらも女性にとっては大切なことだから、ブラジャーはやっぱり欠かせないものと言えるわね。

でも、ブラの役割をきちんと発揮してもらうためには、自分のサイズや体型にあったブラをつけていることが前提よ。

あなたに合ったブラを身につけて、大切なクーパー靱帯を切らさないようにして、ずっと美胸をキープしましょうね!