胸の痛みが気になる!逆流性食道炎かも!?それってどんな病気?

ノーイメージ

身体の痛みの中でも、胸が痛むのって心臓が近いこともあって、かなり心配ですよね。胸の痛みはいろんな病気の可能性が考えられますが、食べ物を飲み込むときに特に痛むのなら、逆流性食道炎かもしれません。

近年、この逆流性食道炎という病気は、少しずつ知名度が上がってきた印象を受けますが、まだまだ「何それ?」という方も多いかと思います。

今回は、バストの見た目についてではなく、胸の奥の痛みに焦点を当てて、逆流性食道炎についてご説明していきます。胸の外側も内側もキレイと健康を保てるよう、参考になさってくださいね!

美味しいものを食べられるのは食道のおかげ!?その働きとは

食道とは読んで字のごとく、食物が通る道のことです。口を通り過ぎた食べ物が最初に出会う内臓器官が食道というわけですが、どこからどこまでが食道で、どんな働きをしているのか詳しくご存じですか?まずはそれについてちょっと見てみましょう。

食道ってどんな臓器なの?

人の身体には、消化管というものがあります。口から始まって、ずっと1本で肛門までつながっています。のどから、食道、胃、小腸、大腸と続き、全体の長さは10メートルにも及びます。その途中で食べ物は消化吸収され、老廃物は排出されます。

食道は、その消化管の一部で、のどと胃をつなぐ細長い管です。消化器の一部ではありますが消化の働きはなく、食べ物が胃に運ばれる通り道です。

食道の内側には柔らかい粘膜があり、食べ物が通りやすくなっているほか、食べ物で傷つきにくくできています。

食道のぜん動運動

食道はまた、ぜん動運動という動きをしています。管の内側がウネウネと動いて、食べ物を胃に送り出します。この動きは、人が逆立ちしているときも、影響を受けないそうです。

つまり、通常は食べ物が胃と反対側に動いて、口に戻ってきてしまうことはないんです。

口から入った食べ物は、こうして順調に消化器の奥へ奥へと送られて行きます。ところが、これに逆行してしまうのが、逆流性食道炎というわけです。これについては、以下の章で詳しくご説明します。

人間は一本の管に例えられるけど、食道を含む消化管はまさに食事と排泄という人間の生理としての基本を司る管なのね。

食道には消化機能がないのは、意外に思う人も多いんじゃないかしら?効率的に食べ物を胃に送るために、ぜん動運動をしているというわけね。

このぜん動運動のおかげで、普通は食べ物が胃から逆流することはあり得ないってことなのよ!

胸の痛みはコレのせい!?逆流性食道炎ってこんな病気です

さて、いよいよ胸の痛みの原因でもある逆流性食道炎という病気について、お話していきます。

逆流性食道炎とは

通常ならば、このような仕組みによって、胃から食道へは食べ物が逆流しないようになっています。しかし、逆流性食道炎の患者さんの場合、何らかの原因で食べ物が食道に戻ってきてしまいます。

逆流性食道炎は、強い酸性の胃液や、胃で消化される途中の食物が食道に逆流して、そこにとどまるために、食道が炎症を起こし、びらん(粘膜がただれること)や潰瘍(粘膜や組織の一部がなくなること)を生じる病気です。このため胸やけや胸の痛みなどさまざまな症状が生じます。

逆流性食道炎は、もともと日本人には少ない病気でしたが、食生活の変化などによって、最近、患者さんが増えています
引用元:アステラス製薬

このように、逆流性食道炎は、現在の日本で増加傾向にある病気です。

逆流性食道炎が増えているワケ

日本人は元々、比較的、淡泊な食事をしていました。しかし時代の変化に伴い、野菜の多い生活から肉類の多い生活となり、また、味付けの濃い食事や刺激の強い食事が出回るようになりました。日本人の消化器は、この新しい食生活にうまく対応できなかったようです。

このような食の欧米化が、逆流性食道炎が増加している一因なのです。つまり、この病気は、生活習慣病の一種と言えるわけですね。

また、ピロリ菌も関係しています。ピロリ菌は胃炎の原因としても知られていますが、胃炎が起きると胃酸の分泌が抑えられるため、ピロリ菌保有者の多かった日本人の間では、逆流性食道炎は少なかったのです。

しかし、衛生環境が整い、ピロリ菌に感染している日本人が減ってきたという流れから、逆流性食道炎になる人が増えているとも考えられているのです。

どんな自覚症状があるの?

逆流性食道炎の症状には、以下のようなものがあります。

  • 胸の痛み
  • 胸やけ
  • げっぷ
  • 膨満感
  • 嚥下困難

特に、食べ物を飲み込むときに胸につかえるような感じがしたり、痛みを感じることが多いです。

胸がしめつけられるような痛みを訴える人もいます。この痛みは、心臓の病気である狭心症の発作時の痛みと似ているため、胸の痛みは放置してはいけません。

また、逆流した胃液は刺激が強いため、そのせいでのどが荒れてしまうことも多いものです。

逆流性食道炎には、胸の痛みや締め付けられるような感覚の他にも、咳やのどの荒れなんていう症状もあるんですね!

ピロリ菌がいることが逆流性食道炎の予防になっていたというのは、驚きですね!でも、それならピロリ菌を除菌してしまうと、かえって逆流性食道炎になりやすくなってしまうのでしょうか?

確かにピロリ菌除菌後に逆流性食道炎になることもあるけれど、なっても軽いものですぐに治るから大丈夫よ。

逆流性食道炎を気にして除菌をせずに、胃潰瘍や胃炎を繰り返している方がツラいわよね。実際、医師の間でも除菌治療をすることが推奨されているから、安心してピロリ菌をやっつけてね!

なぜ食べ物が逆流しちゃうの?その原因と予防法について知ろう

逆流性食道炎がどんな病気かがおおむね分かったところで、この病気が起こる原因について考えてみましょう。胃の中の食べ物の逆流が原因なのは分かりましたが、なぜ逆流が起きてしまうのでしょうか。

どうして上に向かって逆流するの?

逆流を引きおこすのは、胃酸の分泌を増やすものにあるようです。その要因として、

  • ストレス
  • 暴飲暴食
  • 姿勢
  • 老化

などが挙げられます。ストレスは胃酸過多を招くため、逆流性食道炎のリスクを高めます。

食生活では、胃酸の分泌を増やすものに、特に注意した方が良いでしょう。飲み物で避けた方が良いものは、アルコール、コーヒー、緑茶などです。

食べ物ならば、脂肪、タンパク質などは控えめにするとよいでしょう。食品の種類だけでなく、量も大切です。食べ過ぎ、飲み過ぎに注意しましょう。

また、意外なポイントとして姿勢も大切です。姿勢を悪くしていると、消化器は食べ物をうまく消化・吸収できません。腰の曲がった高齢者にこの病気が多いのも、姿勢が原因のひとつだからです。

若い人でも不適切な格好でおなかを圧迫していると、胃酸の逆流が起こりやすくなります。

逆流性食道炎の予防法

上記のようなことが原因になっているため、それをしないようにすることが予防法になります。

普段から背筋を伸ばすなど、良い姿勢の習慣を付けておくことや、おなかを締め付けないことが大切です。食べ物を良く噛んでから飲み込むことや、腹八分目で、食べ過ぎない、飲みすぎないことも重要です。

食べすぎたときや、宴会で飲みすぎたりしてしまったときは、消化・吸収を助けるために、場合によっては薬を使うのもありです。市販の胃薬など胃酸の分泌を抑える薬が、効果があるようです。

同じ消化器系の病気の胃潰瘍や十二指腸潰瘍もそうだけど、逆流性食道炎もストレスが原因になったりするんだね!

かといって、ストレス発散と称して高カロリーの美味しいものばかり食べてたら、それもまた逆流性食道炎を引き起こしてしまうから、気を付けなきゃ!

普段から腹八分目に食べて、姿勢も良くしておくことが予防になるんだね。意外とカンタンな方法で予防できるんだね!

逆流性食道炎はどんな検査で分かるの?気になる治療法も解説!

もしかしたら、「私って逆流性食道炎なのかも…」と不安になっている方もいらっしゃるかもしれませんね。少しでも心配を軽減するためにも、病院へ行ったらどんな検査や治療が行われるのかを知っておきましょう。

逆流性食道炎の検査

まずは問診で、症状や食生活を始めとする生活全般について、詳しくお話をします。その後、状況に応じて以下のような検査をします。

  • 内視鏡検査
  • 組織検査
  • PPIテスト

内視鏡検査は、内視鏡(胃カメラ)を食道に入れて、粘膜や炎症の状態を見るものです。

場合によって組織検査が必要ならば、内視鏡検査の時に食道内の組織を切り取って、詳しく検査することもあります。

PPIテストとは、以下のように薬を飲んで行う検査です。

胸やけがあっても内視鏡検査で異常がみられない場合や、内視鏡検査が行えない患者さんに対して行われる診断法で、逆流性食道炎や非びらん性胃食道逆流症の治療に使われるプロトンポンプ阻害薬(PPI)を7日間、試しに服用して、効果があるかみるものです。

この方法で胸やけなどの症状が良くなれば、逆流性食道炎や非びらん性胃食道逆流症の可能性が高いと診断されます。
引用元:アステラス製薬

どんな治療を受けるの?

上記のような検査によって、逆流性食道炎と診断されたら治療に入ります。具体的な治療法としては、以下のようなものがあります。

  • 薬物治療
  • 生活改善
  • 外科手術
薬物治療では、胃酸の分泌を抑える薬剤が使われます。これに加えて生活改善をしていきます。ほとんどのケースでは、このような内科的治療によってすぐに改善します。

ところが、薬剤では抑えられない症状があったり、何度も再発を繰り返すこともあります。食道内に穴が開いたり、出血したり、食道が狭くなることもあるようです。そういう症状では、手術などの外科的方法が必要になります。

しかし、いずれの治療法をとっても、日常生活を改善しなければあまり効果がありません。

病院の指示に従って、ストレス、食べ過ぎ、飲み過ぎ、老化、姿勢など病気の原因と考えられるものを、できるだけ取り除くことがとても大切になってきます。

逆流性食道炎の検査で使われる内視鏡とは、胃カメラのことですね。問診や胃カメラで確定診断がつかないときは、組織検査や薬剤の効き目で判断する検査が行われるということですね。

逆流性食道炎と診断されても、薬や生活改善といった簡単な治療法で改善するみたいですし、ちょっと安心ですね。

上手なストレス解消と正しい生活習慣で、胸の痛みにサヨナラ!

バストの見た目の部分だけでなく、内側の痛みもとっても気になるものですよね。胸の痛みのワケも様々ですが、今日は逆流性食道炎についてお話してきました。

現代日本でおいしいものを食べて暮らしている方々には、決して他人事ではない病気です。「なんだか最近、食べる時に胸がちょっと痛むなあ…」「げっぷや咳が増えたかな?」なんて思うことがあれば、一度内科か消化器科へ相談してみることをオススメします。

暴飲暴食は避けて、いつまでも美味しくご飯を食べられる身体でいましょうね!

胸に痛みを感じると、心臓の重い病気かも!なんて考えて不安になりがちよね。実際、心臓の血管が詰まってしまう狭心症の発作の痛みとよく似ているから、安易な自己判断はせず、ちゃんと病院へ行った方がいいわ。

逆流性食道炎なら、心臓の病気に比べればずっと簡単な治療で治るし、怖がらないで早めに病院へ行くべきよ!

姿勢を良くすることが逆流性食道炎の予防にもなるのは、興味深いわね!胸を張って良い姿勢を保つことはバストアップにも効果的だから、胸の中も外も美しくなって一石二鳥というわけね!