繰り返す胸の痛み、胸骨が痛むときに考えられる病気はコレ

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胸の痛みを感じたとき、心臓に異常があるのではないか不安になるかもしれません。しかし、もし胸骨が痛むのであれば、それは心臓とは違う原因の病気が考えられます。

胸の痛みを感じる病気にはどのようなものがあるのか、心臓が原因の痛みとどのように違うのか、その症状や検査方法とともに、心配しなくても良い胸の痛みの種類を詳しくご紹介していきましょう。

これって胸骨?それとも心臓?痛みの見分け方をチェック

胸が痛むとき、これは実際どこが痛いのかよく分からないということありませんか?骨が痛いの?それとも心臓?色々と不安に感じる人も多いかもしれません。

そこで、心臓に何らかの以上があり胸や胸骨に痛みを感じている場合と、心臓以外が原因になって胸骨付近や胸が痛む場合について簡単な見分け方をご紹介してきましょう。まずは心臓疾患が考えられる場合です。

  • 胸の中央もしくはみぞおちから喉のあたりが痛む
  • 左肩や歯・顎が同時に痛むことがある
  • 持続時間が長い

次に、心臓以外が原因となって胸骨や肋骨等に痛みを生じている場合です。

  • 身体を動かしたとき、深呼吸や咳をしたときに痛みが起こる
  • 短時間(数十秒程度)で痛みが治まる

痛む時間の長さというのが1つの目安になり、長ければ心臓の痛みを疑い、短ければ骨の痛みと考えて良さそうですね。

また、肩や歯・あごといった所にも痛みを感じているようであれば、心臓に何らかの痛みを感じているということが言えるでしょう。

しかし、あくまでもこれは目安です。持続時間が短くても、日常的に痛みが出る、他にも気になるところがあるという場合は、心臓が原因の可能性もあります。心配であれば病院できちんと診察してもらうようにしましょう。
痛みが長い場合は心臓の病気の可能性があるってことか…。やっぱり胸とか胸の骨あたりの痛みって甘く考えちゃダメなんだね。

短時間の痛みの場合は、心臓じゃないところが原因なんだね。胸の骨が痛いって思ったら、まずは、どのくらいの長さ痛みがあるのかチェックしておくようにするよ。

胸骨が痛むときに考えられる病気はコレ!その症状と検査法とは

では、胸骨が痛いと感じる場合はどのような病気が考えられるのかについて、ご紹介しています。胸骨が痛む病気は色々ありますが、ここでは次の5つを挙げてみます。

  • 狭心症
  • 心筋梗塞
  • 逆流性食道炎
  • 肋間神経痛
  • 原発性肋間神経痛

それぞれの病気について、その症状、そして検査法をチェックしていきましょう。

狭心症と心筋梗塞は10分~30分ほどの長時間の痛みが特徴

まずは、気になる心臓の病気について説明していきます。狭心症と心筋梗塞は、血管が狭くなる、血管が詰まることによって血液の流れが妨げられることにより起こるものです。

狭心症は血管が狭くなるだけですが、心筋梗塞は血管内に出来た血栓により完全に血流がストップしている状態となります。
この2つの病気は、その症状が異なっていますので、下記の表で確認してください。

狭心症 心筋梗塞
胸が締め付けられるような痛みが15分以内
上腹部や背部に痛みを感じる
階段を上がるときや急いで歩いた時
急に動いた時などに痛みを生じる
狭心症より激しい胸痛が30分以上
呼吸困難や意識障害
安静時、活動時関係なく痛む

安静時でも突然激しい胸の痛みを感じるようなことがあれば、心筋梗塞である可能性が高いということですね。

では、この2つの病気の検査方法を見て行きましょう。検査方法は、次の3つの方法で行われます。

  • 心電図
  • 血液検査
  • 冠動脈造影検査

狭心症の場合、痛みを感じない場合の心電図や、血液検査に異常が見られません。ですから、少し運動をしながら心電図をチェックする検査が行われます。

心筋梗塞の場合、心電図は痛みが無くても特徴的な変化が生じますので、見れば分かるようです。また、血液にもクレアチンフォスフォキナーゼと呼ばれる酵素が増えてくるため、診断しやすくなっています。

これらの検査を行い、狭心症や心筋梗塞を判断するのです。

胸に強く、長時間の痛みを感じるようなことがあれば、速やかに病院で診察を受けましょう。

逆流性食道炎でも胸の痛みを生じる場合が!?その特徴とは

逆流性食道炎という病気は、近年よく耳にするようになってきた病気の1つです。通常胃にあるはずの胃液が何らかの理由で逆流し、食道に炎症を起こすというものです。

逆流性食道炎の症状としては、次の点が挙げられます。

  • 胸やけ
  • 呑酸(口の中が酸っぱくなる)
  • 胸の痛み

逆流性食道炎による胸の痛みでは、胸骨の裏や胸の奥に痛みを感じる事があります。なぜ逆流性食道炎で胸に痛みが生じるのか、それは食道への胃液に含まれる酸が強く刺激する事で痛みを感じるのです。

実はこの症状、狭心症の痛みと似たようなものですので、症状だけで判断するのは難しいとも言われています。

逆流性食道炎の治療法は、次の通りです。

  • 生活習慣の改善
  • 薬物療法

生活習慣の改善では、逆流性食道炎の原因とも言われている脂質の多い食事や甘いもの、カフェイン等を控えること、肥満解消に努めること等を行います。

規則正しい生活をして、バランスの良い食事をすることが逆流性食道炎の治療につながるのです。また、薬物治療も行われますが、胃液の逆流を抑えることはできません。

  • 胃酸の分泌を抑制する
  • 逆流してきた胃酸を押し戻すために食道の運動機能を改善する

このような目的で行われるのです。

疲労やストレスも原因の1つ?肋間神経痛と原発性肋間神経痛

肋間神経痛は、肋骨に沿う形で痛身を生じるものです。肋間神経痛の症状について、呼吸器科の診療を行っている田中クリニックのウェブサイトでは、次のように紹介しています。

痛みは通常片側で、肋骨の走行に沿って帯状に走る痛みが特徴です。その痛みはかなり強く、深呼吸や咳、ちょっとした体位の変化でも増強することがあります。
引用元:田中クリニック 肋間神経痛

また、実は肋間神経痛には2つの種類に分ける事が出来ます。

  • 続発性肋間神経痛…痛みの原因が分かっている
  • 原発性肋間神経痛…原因が明らかではない

原因がはっきりと分かる、続発性肋間神経痛では、その原因として次のものが挙げられます。

  • 帯状疱疹
  • 肋骨骨折
  • 椎間板ヘルニア
  • 側湾症
原因を治療する事で、肋間神経痛も収まっていきますね。ただし、病気が完治してもその後遺症として痛みが残る場合もあります。

原発性肋間神経痛の場合は、これという原因がはっきりしないのですが、次の点が原因となって引き起こされる事が多くなっています。

  • ストレス
  • 疲労
  • 不自然な姿勢

ストレスや疲労が原因の場合は、ストレスを解消し、ゆっくりと体を休める事が大切となります。姿勢が悪く胸部を圧迫している場合は、姿勢を正すことで痛みを解消することが出来るでしょう。

胸の骨が痛むというのは、いろいろな病気が原因になっている場合があるのですね。心臓だけでなく、帯状疱疹や逆流性食道炎も胸の痛みに繋がっているなんて驚きです。

これだけ多くの原因が考えられるということであれば、確かに原因を知ることが大切だということも分かります。特に、心臓が原因であれば恐ろしいですから、何が原因かをしっかりと知るようにしたいと思います。

胸が痛むときは何科?迷うときは総合病院がオススメ!

胸が痛むとき、考えられる原因は色々あることを紹介してきました。じゃあ病院に行くときは何科に行けばいいの?そう疑問に思う人も少なくないかもしれませんね。

胸が痛む原因によって、診療科は事なります。

  • 帯状疱疹等の皮膚疾患…皮膚科
  • 骨折等…整形外科
  • 逆流性食道炎等…内科
  • 心臓疾患…循環器科、心臓血管外科、内科

しかし、自分でこれが原因だと分からない場合も多くありますよね。

ですから、まずは総合病院で診察してもらう事をおすすめします。

総合病院であれば、まずは整形外科を受診して問題が見当たらなくても、他の診療科を紹介してもらい診察を受ける事が可能です。何度も病院を変える手間が省けるわけですね。

また、その診療科のみを扱っている個人病院やクリニックでは処置できないような重大な事態が判明した場合でも、速やかに処置をしてもらう事が可能となります。

胸の痛みは、原発性肋間神経痛のような特に心配する必要がないもの以外に、狭心症や心筋梗塞といった病気により引き起こされていることもあるのです。

だからこそ、気になる事があれば早めの診察をしてもらい、原因を特定することが重要になると言えるでしょう。

胸の骨が痛いって思ったら、やっぱりまずは整形外科に行こうかなって考えちゃうかも。でも、それが骨じゃなくて胸が痛いのかもしれないし、他の病気が原因だったら整形外科じゃ治療できないよね。

だからと言って総合病院に行くって思っても、待ち時間長そうだしちょっと面倒な気もするし…。まずは近くの病院で見てもらうっていうのはダメなの?

胸の痛みの原因は、多岐に渡るの。1つの診療科で原因が判明して治療が出来れば良いけれど、実際は難しいと言えるでしょうね。だからこそ、総合病院がおすすめなのよ。

1つの診療科で終われば特に時間もかからないでしょうし、総合病院であれば個人病院ではなかなか対応していないような検査もしてもらう事が出来るわ。

何か他に原因が考えられるのであれば、その日のうちに診察してもらう事が出来るというのは大きなメリットだと思うの。少し面倒だと思うかもしれないけど、総合病院には総合病院の良さがあるという事を覚えておいて。

この場合は心配無用!?5つのチェックポイントとは

胸骨、胸が痛むなと感じても、特に問題がない痛みというのもあります。心配のない、問題のない痛みについて、ひろ内科循環器科クリニックのウェブサイトでは次のように紹介しています。

胸の痛みで外来にいらっしゃる方の多くは、実は検査をするまでも無く心臓の悪くない方です。
胸の痛みで明らかに心配なく、病院を受診する必要のないものは以下のような胸痛です。

1)痛みは強いがいつも数秒で消える。しばしば繰り返す。
2)痛みは呼吸や体の動きで強くなることがある。
3)痛みで一瞬息ができない感じがする。
4)とくに体を動かしたり無理をしたりしないのに生じる。
5)若い(40歳以下)

このような胸痛は、一般に肋間神経痛と呼んでいますが、胸の神経の痛みであり、心臓とは関係ありません。
出やすい時期には繰り返し痛みますが、いつの間にかまったく生じなくなります。
引用元:ひろ内科循環器科クリニック 季節のお知らせ 胸の痛み(1)心配のない胸の痛み

胸に痛みを感じても、心配する必要が無いものがあるというのは安心ですね。しかし、これはあくまでも目安の1つだと考えてください。

最初は数秒だった痛みが、どんどん長くなってくる、頻繁に起こるようになってくる、このような変化があれば、病院でしっかりと診察してもらうようにしましょう。

胸の痛みは、心臓が原因なのか、その他の病気が原因なのか、ストレスや疲労によるものなのか、個人での判断は簡単ではありません。

気になる事がある、不安であるという場合は、病院で診察してもらった方が安心ですね。

胸の痛みにも、特に不安に感じる必要がないものがあるのですね。やはり、痛む場所が場所だけにもしかしたら危険な状態なのでは…と考えてしまいますが、そうとは限らないというのは安心です。

でも、やはりどうしても気になるということもありますよね。悩むぐらいであれば、病院でしっかりと診察を受けた方が安心なのかもしれませんね。

胸が痛むときは原因を知ることが大切!気になるなら病院へ

胸が痛む、胸骨が痛い気がする、その場合はストレスや疲労による肋間神経痛である可能性もありますが、狭心症や心筋梗塞、逆流性食道炎等の場合もありえます。だからこそ、原因の特定をすることが大切なのです。

その症状や痛みによって、個人でも原因を考える事は不可能ではありません。しかし、原因を正確に判断するのであれば医療機関での診察が必要不可欠です。

痛みが短時間ですぐに収まるようであれば、そこまで不安視する事もないかもしれません。しかし、痛みが長くなってきた、繰り返すようになってきたということであれば速やかに病院へ行くことをオススメします。

胸の病気の更に詳しい情報については下記記事を参照ください。
胸の病気に関する情報はココ!知ることで不安を解消しよう!

胸が痛む、胸骨が痛い気がする、その場合は色々な原因が考えられるの。胸が痛い=心臓疾患とは限らないのよ。心配する必要のない、放っておけば収まるタイプの痛みもあるのね。

ただ、心臓疾患や体の内側に何らかの疾患がある可能性もゼロでは無いわ。だからこそ、病院へ行って原因を知る事、そして正しい治療を行うということが大切なの。

胸の痛みは、原因が多岐にわたる事から総合病院へ行って診察を受けるとスムーズだわ。少し面倒だと思っても自分の体のことだもの、きちんと考えてあげてほしいわね。