胸が張るけど、これってまさか妊娠!?女性のための基礎知識

胸が張るけど、これってまさか妊娠!?女性のための基礎知識

胸が張りだしたり、何だか気分が不安定になったり、下腹部が痛んだりしたときには、「そろそろ生理が来るな」と思う方が大半なのではないでしょうか?

でも早合点は禁物ですよ!なぜなら、胸が張るなどの症状は、妊娠したばかりのころにも起こり得るものだからです。

妊娠しているかどうかの予測をつけるには、胸の張り以外の妊娠の徴候についてもしっかり知っておくことが大切です。

今回は、バストの張りを「生理前のいつものアレ」と軽く考えないために、女性にとっての重要な基礎知識をご紹介します!

妊娠によるバストの張りとは?なぜ胸が張って大きくなるの?

女性なら、生理前などに胸が張っていつもより大きくなるという経験はよくありますよね。でも、生理前のPMSによるものなら、生理が始まれば元のバストに戻ります。(これについてはコチラの記事もご参考に!→生理前の胸の張りはPMS(月経前症候群)かも!どんな病気なの?

でも、妊娠による胸の張りは、それとはちょっと違います。まずは、妊娠が原因のバストの張りとはどんなものかをご説明します。

妊娠による胸の張りの特徴

女性の体内では、生理周期に合わせてエストロゲン(卵胞ホルモン)プロゲステロン(黄体ホルモン)という2種類の女性ホルモンが分泌されています。

生理前になると、水分をたくわえる作用があるプロゲステロンの分泌が増える影響で、バストが張ることも多いです。しかし、生理が始まる頃には女性ホルモンの分泌量が下がるため、バストの張りなどの症状も治まります。
★図作成中★
ところが、妊娠した場合は、普段とは全く異なるホルモンバランスとなります。女性ホルモンの分泌量は、妊娠期間を通して出産まで増え続けるのです。このため、バストの張りは普段よりも長く続きます。

つまり、妊娠初期にバストが張る原因は、生理前のそれと同じプロゲステロンによるものですが、分泌量が減らないためにいつもより長く続くという違いがあるのです。

妊娠初期のバストの変化

バストが張るということや、その原因については、生理前でも妊娠によるものでも同じであることをお伝えしました。でも、妊娠の場合、張り以外にもバストに以下のような変化が起こります。

  • 乳首の形が変わる
  • 乳首や乳輪の色が濃くなる
  • 乳首や乳輪が大きくなる
  • 乳輪にブツブツができる
  • 乳首が敏感になり、ちょっと触ったり服に擦れたりしただけでも痛む

これらは、生理前にもないわけではないですが、妊娠の場合に特に強く出る変化で、やはり女性ホルモンの影響によるものです。

生理予定日よりも前に、「乳首の形が前と違うなぁ」とか「なんだか乳輪の色が濃くなってきた」なんて思っていたら妊娠だったという女性も多いんです。

妊娠中期や後期の胸の張り

このように、胸が張ったり、乳首や乳輪に変化があったりしたことで妊娠に気づくことも少なくないのですが、妊娠が確定してからの中期や後期に至るまでバストの張りが続くことも多いです。

しかし、その原因は妊娠初期とは異なる場合もあります。

妊娠週数が進むにつれて、プロラクチンという母乳を分泌させる作用のあるホルモンが増えていきます。

妊娠中期~後期の胸の張りは、このプロラクチンによって乳腺が発達したり、実際に母乳が作られ始めたりするため、その影響でバストが張ることもあるのです。

この時期には、まだ出産していないのに、乳首をつまんだら母乳が出てくるというのも珍しいことではないんです。

生理前にバストが張るのは私もよくありますが、妊娠初期にも同じような症状が出ることがあるんですね!

妊娠中期から後期にかけてもバストは張って大きくなるみたいですが、これはまた別のホルモンも関係してくるんですね。女性の身体って、本当にホルモンに左右されてるんですね!

胸が張る原因は、妊娠やPMS以外にもいろいろあるみたいです。ひと通り頭に入れておくと安心できそうですね。

これって妊娠の兆候!?妊娠初期の症状は胸が張るだけじゃない!

妊娠初期の症状は、胸の張りだけではありません。胸の張り以外にもいくつかの兆候を知っておくと、生理予定日を過ぎる前に妊娠に気づくことも可能です。では、どんな症状があるのでしょうか?さっそく見ていきましょう。

妊娠初期によくある症状

妊娠初期には、先にご紹介した胸の張りや乳首の変化以外にも、以下のような症状が見られることがあります。

症状が出るところ 症状
お腹 チクチクした痛み、鈍痛、張り、引っ張られるような痛み、
生理痛に似た痛み、下痢、便秘、胃もたれ
その他の身体 食欲増進または食欲不振、のどの痛み、悪寒、頭痛、めまい、
むくみ、足の付け根の痛み、眠りが浅くなる、ニキビ
こころ イライラ、わけもなく涙がでる、においに敏感になる

このように、妊娠初期には実に多彩な症状が起こり得るのです。

妊娠と分かるのはいつ頃から?

妊娠か、それとも生理前の症状かを見極めるには、市販の妊娠検査薬が有効です。でも、これは生理予定日の1週間後から判定できるものが一般的です。生理予定日当日からOKというものもありますが、上記の症状は生理予定日よりも前から現れることもよくあります。

なので、気になる症状が出ても、妊娠超初期の段階だと、妊娠検査薬を使っても陰性になることが多く、結局生理予定日を過ぎるまで妊娠なのかPMSなのか分からないということになりがちなのです。

女性の身体は、検査にも引っかからないような早い時点から、お母さんになる準備を整えているんですね。

妊娠初期の症状ってすごくたくさんあるんだね~!

でも、風邪や生理前の症状とそっくりで、検査薬を使っても陰性になるような時期だとしたら、妊娠の初期の症状って一体どうやって見分けりゃいいの?

胸が張って体調が悪くなるのは毎度のことだし、私なら絶対気づかない自信があるよ!

まずは基礎体温を測ること。地道な方法だけど、自分の体のリズムを知るにはこれが一番正確ね。

基礎体温のグラフがきれいなパターンを描かない場合、生理不順の可能性があるから、まずこれを治さないと妊娠したことに気づきにくくなってしまうわ。

月経前症候群の症状が酷い人も、妊娠初期の症状を見逃しやすいので気をつけて。基礎体温を測ると、このような生理にまつわる不調を予測し、予防することにも繋がるのよ。

コレだけは気をつけて!妊娠初期にしてはいけないこと

妊娠初期に見られる症状についてお話しましたが、このような兆候が見られたら、もしかしてお腹に宿っているかもしれない赤ちゃんのために、避けておいた方が良いこともあります。

妊娠検査薬を試す前から、あるいは病院で妊娠検査を受ける前から気をつけておくに越したことはありませんので、ぜひ知っておいてくださいね。

妊娠中の喫煙は避けよう!

妊娠中に煙草を吸うことには、以下のようなリスクがあります。
妊娠中の喫煙のリスク

タバコには血流を悪くする作用があるため、赤ちゃんや胎盤に酸素を運ぶための血液が少なくなってしまいます。そのため、赤ちゃんが酸欠状態となり、早産や流産、赤ちゃんの死亡などのリスクが高まってしまうのです。

また、無事に生まれてからも、乳幼児突然死症候群や喘息の危険性も高まります。

しかし、妊娠3~4か月までに禁煙すれば、これらのリスクは下げられると言われています。

もう吸ってしまっているからなんて諦めないで、胸の張りなど妊娠の兆候が見られたらすぐにでもタバコを減らしてください。副流煙も赤ちゃんには害となりますので、家族でたばこを吸う人がいる場合は、赤ちゃんのためにもぜひ協力してもらいましょう。

もちろん、妊娠していなくても、たばこはバストアップにも美容にも悪影響です。この辺りについてはぜひこちらをお読みくださいね。

アルコールも控えよう

次にお酒の危険性についてです。

妊娠期間中の過度の飲酒は、奇形や中枢神経障害などの「胎児性アルコール症候群」を引き起こすおそれがあるので絶対に避けましょう。

1日のアルコール摂取量 胎児への影響
15ml 未満 少ない
90ml 以上 奇形の発生率が明らかに高くなる
120ml 以上 胎児アルコール症候群発生率30~50%

このように、1日15ml未満なら、赤ちゃんへの影響は少ないと言われています。アルコール15mlとは、ワインならグラス1杯、日本酒ならコップ半分、ビールでは350ml缶1本分程度です。

しかし、少ない摂取量であっても安全というデータはないので、妊娠中のアルコールは避けるに越したことはありません。15ml程度の量を毎日飲み続けて胎児アルコール症候群を発症した例もあるんですよ。

妊娠する可能性のあるときに胸のハリなどの症状があれば、少量でも続けて飲まないようにしておきましょう。

風邪薬も避けた方が無難!

気をつけたいのはタバコとアルコールだけではありません。先にもお伝えしたように、妊娠初期の症状に喉の痛みなどがありますが、これを風邪と思って薬を飲んでしまわないように気を付けたいものです。

ただ、あらゆる薬の危険性を含めても全体の99.9%は問題がないと言われており、特に市販薬は心配ないものが殆どです。

一方、病院で処方される薬の中には、胎児に影響を及ぼすものもありますので注意が必要です。もしも病院に行くことがあれば、妊娠している可能性を医師に伝えなくてはなりません。

また、以前病院にかかった時の薬が残っていたとしても、独断で飲んでしまわないようにしましょう。

妊娠に気づくか気づかないかっていう時期に一番問題なのが、アルコールやタバコ、薬など、お腹の赤ちゃんによくないものを摂取してしまうことですよね。

もしもそんなことがあると、出産までずっと気にしてしまいそうです。ほとんどのケースでは問題ないみたいですが、悩むのも胎教に良くなさそうです。

そんなことにならないためにも、基礎体温をつけて生理予定日の前にはお酒などに気を付けるといいんですね。

胸の張りは妊娠初期症状かも?他の兆候も合わせて推測してみよう

妊娠の初期症状には、バストの張りもよくあることはお話した通りです。バストの張りや食欲の増進、喉の痛みなどがあっても、生理前のPMSや風邪の症状だと思い込んでいると、大切な妊娠のサインを見逃してしまう可能性があります。

正確な判断のためには、妊娠初期のいろんな症状を知っておくことや、基礎体温の記録が欠かせません。自分の体調が変化する時期を正確に把握することで、乳房のハリや痛みといった女性によくある不快な症状も、上手にやり過ごすことができますよ。

また、妊娠のサインに早く気付けば、胎児にとって大切な妊娠初期をより安全に過ごすことができるでしょう。

女性にとって、生理周期にまつわる体調の変化はいつものこと。だからこそ、妊娠の兆候を見逃してしまうこともあり得るわ。

バストの張りも、生理前の症状なのか妊娠の兆候なのか、これだけでは判断できないことが多いわ。

だからこそ、基礎体温の測定を習慣にして欲しいの。これによって、いつもと違う何かをいち早く察知できるからよ。赤ちゃんを守るためにも、日ごろから自分の身体を良く知っておきましょうね!