垂れ乳の予防と改善方法
垂れてしまったバストは実年齢以上に老けて見えるなど、女性にとって垂れ乳は大問題となり得るものです。バストが下がって垂れ乳になってしまう前に、何とかして予防したいものですよね。
また、すでに垂れてきてしまったバストにお悩みの女性も多いかと思いますが、それもまた、できれば改善していきたいですよね。
そこで今回は、垂れ乳の予防と改善の方法についてお話していきます。基本のブラ選びから、エクササイズ、姿勢や保湿といったちょっと意外な方法まで、たっぷりご紹介しますのでぜひ試してみてくださいね!
最適なブラを選ぶことが垂れ乳予防の絶対条件!
意外に思われるかもしれませんが、実はブラジャーと垂れ乳は大きく関係しています。まずは、そんな基本的な対策から見ていきましょう。
合わないブラが垂れ乳を作る!?
自分のバストに合っていないブラをつけている女性は、実はけっこうたくさんいるんです。これは、垂れ乳をはじめ、バストの形が崩れてしまうことにつながる、とっても危険なことなんです。(この辺りについて詳しくはコチラ!→垂れ乳の原因)
バストをブラでしっかり支えることが、下垂予防にはとっても重要であり、そのためにはきちんと計測や試着をしてバストに合ったブラをつけることが必要不可欠なのです。
こちらの記事にはブラジャーの正しい選び方について詳しくまとめてありますので、ぜひ参考にしてバストにぴったり合ったブラを選んでください。
状況に合ったブラに付け替えよう
普段のブラジャーをバストや体型に合ったものにすることが、下垂予防の絶対条件であることをお話しました。でも、それだけでじゅうぶんというわけではありません。
たとえば、夜眠っているときのバストの動きを見てみましょう。
こんなふうに、一晩中バストがいろんな方向に流れているんです。ノーブラや昼間用のブラだとこのような睡眠中のバストの動きには対応できず、バストは流れるままとなり、クーパー靱帯に負担をかけてしまいます。
そうならないように、夜はナイトブラできちんとバストやクーパー靱帯をサポートしてあげることが、垂れ乳の予防や改善に必要なことなのです。
下着屋さんの店員さんなら、その道のプロなんだからバストが一番美しく見えるブラを選んでくれるよね。ついでに、スポーツブラやナイトブラの相談もできるし、近々専門店に行ってみる!
姿勢もあなどれない!正しい姿勢と保湿で美乳キープ!
盲点かもしれませんが、姿勢の悪さやお肌の乾燥もバストが垂れてしまう原因となり得ます。ですから、正しい姿勢や保湿をすることも、下垂を避けるためには大切なんです。ここでは、その辺りについて詳しくお話していきます。
姿勢は女性ホルモンにも影響する!
最近は、スマホが普及したことにより、猫背ぎみの女性も少なくないですよね。スマホを触っていて、ふと気づいたら前かがみになっていた、ということもよくあるのではないでしょうか。
そんなふうに姿勢が悪い状態が続くと、血行が悪くなり、女性ホルモンもうまく分泌されにくくなるため、バストも垂れやすくなってしまいます。
逆にいえば、正しい姿勢を維持すれば血流がよくなりますので、肩こりや冷え、骨盤のゆがみが正され、女性ホルモンがスムーズに分泌されるようになります。
女性ホルモンはバストアップに欠かせない成分。姿勢を良くするだけでバストアップ効果が期待できちゃうんです。
正しい姿勢はコレ!
そこで、以下のイラストを参考に、正しい姿勢をキープするよう心がけましょう。
特にパソコンの前で長時間の作業をするときなどは、意識して姿勢を正すようにしましょう。
もちろん立っている時もいい姿勢は忘れずに。立っているときの姿勢は、こんな点に気をつけてみてください。
- 頭上から足まで体の中心に1本の糸が通っているのをイメージして立ちます
- 顎を引いて肩の力を抜きます
- リラックスした状態で胸を開き、肩を自然に落とします
- おへそもしくはそのちょっと下あたりを意識して力をいれます
- おしりや太ももにキュっと力を入れます(おならを我慢するような感じです)
座った時も立っているときも、このような正しい姿勢を意識すれば、それだけでもバストが上がってスタイルがよく見えますよ!
バストの保湿も大切!
手足やお顔に比べるとバストの乾燥は見過ごされがちですが、毎日のお風呂やシャワーなどによってお肌から潤いが奪われやすい状態となり、そのまま何もしなければどんどん乾燥が進んでしまいます。
そして、お肌の潤いがなくなってしまえば、ハリを失い、垂れ乳のリスクが高まってしまいます。
ですから、バスト周辺のお肌もしっかりと保湿することも下垂の予防や改善に効果的なのです。
一般的なボディクリームでかまいませんので、お風呂上りにバストにもきちんと塗るようにしましょう。バスト専用のクリームもありますのでお好みで選んでみてくださいね。(こちらもどうぞご参考に!→【バストアップクリームの選び方】絶対失敗しないのはコレ!)
それだけじゃなく、姿勢が女性ホルモンや血行にも影響していて、その点からも垂れ乳予防ができるというのは勉強になりました!
あと、顔や手足の保湿はしていても、バストにまでは気が回っていませんでした。バストのお肌が乾燥してシワシワになってしまえば、当然垂れてしまいますよね。これからは全身保湿するようにします!
クーパー靱帯を守ることも大切だけど、バスト周辺の皮膚を乾燥させないようにしてハリをキープすることも、下垂の予防や改善には重要なのよ!
姿勢に気を付けてバストのお肌を保湿するくらいなら、今すぐ毎日の生活に取り入れられそうね。
エクササイズでバスト周辺を鍛えれば垂れ乳予防に!
若いうちからの垂れ乳予防もとっても重要ですが、すでに垂れてきてしまっている人も、対策を取ればこれ以上下がらないようにしつつ、垂れ乳の改善も可能です。では、具体的な改善策にはどんなものがあるのでしょうか?さっそく見ていきましょう。
大胸筋を鍛える合掌ポーズ
最初に、ダイレクトに大胸筋を鍛えることが出来るエクササイズをご紹介します。
1)両手を胸の前で合わせて合掌。この時肘は胸の高さまで引き上げる。
2)息を吐きながら両手に力を入れて押し合い5秒キープ。
仕事の休み時間や家でのリラックスタイムに、テレビを見ながらでも簡単に出来る王道バストアップエクササイズといえば、やはりこの「合掌のポーズ」。1日5セット(5回)程度が目安です。もちろん回数は増やしてもらっても構いません。
腕立て伏せ
次にご紹介するエクササイズは、腕立て伏せです。
1)膝をついて腕を立て四つん這いの姿勢。この時腕は肩幅より少し広めに立てる。
2)腕ではなく胸の上部を意識しながら腕立て伏せ。必ず呼吸をしながら行います。
膝を立てないタイプの腕立て伏せは非常にしんどいですが、こちらは膝をつくタイプなので筋力がない女性の方でもきちんと行えます。
とはいえ、この姿勢でも結構たいへん。身体をいためないように注意してくださいね。1日10回程度で問題ありませんが、まだなれない時は回数を減らして行いましょう。1日の回数が多いよりも、毎日継続して続けることの方が大切です。
背筋を鍛える猫の伸びのポーズ
筋肉は全身繋がっているものです。なので、背中の筋肉である背筋も、バストを支える役割の一部を担っています。また、背筋を鍛えることで、バストに張りを持たせる効果があります。
つまり、大胸筋と同時に背筋も鍛えることで、バストが垂れない身体を作ることが出来るのです。
そこで、背筋を鍛えるエクササイズを2つご紹介します。
1)息を吸いながら四つん這いの姿勢になる(膝の間は拳2個分空ける)
2)息を吐きながら手を前に押し出しつつお尻を後ろに引いて(お尻の穴は天井を向くようなイメージで)背中をまっすぐに保つ。呼吸はゆっくりと腹式呼吸で行う。
猫が伸びをするときのようなこのポーズは、背筋を鍛えるだけでなくリラックス効果も得られます。1日10回ほどでじゅうぶんですので、お風呂あがりや寝る前などお好みの時間にやってみてください。
背中のツイスト
背筋を鍛えるエクササイズを、もう一種類ご紹介します。こちらもリラックスしながら出来るエクササイズです。
1)うつ伏せになり両肘を肩の真下に置きゆっくり上体を起こす。
2)右側に上体をねじり目線は右のかかとの方へ。呼吸しながらキープ。左側も同様に。
バストアップ効果もありながら、背中のお肉を引き締める効果もあるので、後ろ姿がスッキリ美しくなりそうですね。
回数は1日10回程度でOKです。あまり背筋を使わない方は痛みが出ることもあるかもしれませんので、ムリはしないようにしてくださいね。
キツい筋トレが必要なのかな?って思ったけど、合掌ポーズとか膝つき腕立てとかすぐに出来て、お金もかからなさそうなのばっかりじゃない。
バストアップのため+ダイエットのためって思ったら、私でもけっこう続けられそうかも!
いろんな方法で垂れ乳予防と改善をしよう!
年齢とともに出てくるバストのお悩みといえば、やはり下垂がいちばん多いのではないでしょうか。今はピンと張りのある状態でも、何のバストケアもせずに過ごしていれば、誰にとっても垂れ乳が他人事ではなくなってしまいます。
美バストを保つために、身体や状況に合ったブラを選ぶことや姿勢に気を付けることを基本にして、今回ご紹介したエクササイズを実践してみてください。今は変化がなくても、数年後、きっと周りとの違いに気づくはずです。
もちろん、できることだけで構いません。毎日の少しずつの努力、何より美しい胸を手に入れるのだという意識をいつも持って生活することで、垂れ乳を予防したり治したりすることができるのです。
いちばん基本的なことは、最適なブラジャーを正しく付けることよ。そして、姿勢やバストの保湿に日々気を配ることも忘れないでね。
それだけでもきっと違いが出てくるけど、さらにエクササイズを加えれば完璧よ!
無理せず自分に出来る範囲でいいから、バストを美しく保つために普段の生活にプラスしてみてね!