鶏肉でバストアップする方法
『鶏肉を食べるとバストアップできる』という噂を聞いたことがある方もいらっしゃるかと思いますが、実際のところそれはどうなのでしょうか?
実は、鶏肉に含まれる豊富なタンパク質はバストアップに大きく関係していますので、その噂は本当です。また、鶏肉には、タンパク質以外にもバストアップに関わる成分が含まれています。
そのため、食事に鶏肉をうまく取り入れることでバストアップすることも可能です。また、効果的な食べ方を知ることで、その効果をさらに高めることもできるんですよ。
では、なぜ鶏肉に含まれるタンパク質がバストアップに関係すると言えるのか、どのように鶏肉を食べると効果的なのか、詳しくご紹介します!
タンパク質がホルモン分泌や筋肉構成に関わることがバストアップの鍵
鶏肉には、タンパク質をはじめとしてバストアップに役立つ成分が含まれていることから、鶏肉を食べることによってバストアップできると言えます。
では、タンパク質はどのようにバストアップに関わっているのか、他にバストアップに関わるどのような成分が含まれているのか、検証しましょう。
タンパク質の働き
タンパク質がバストアップに役立つ理由は、以下の2つです。
- 女性ホルモンの分泌を促進する
- 筋肉を作るもととなる
二種類ある女性ホルモンのうちエストロゲンは、胸の1割を占める乳腺を発達させる働きもします。乳腺を守るため、周りを覆うように胸の9割を占める脂肪がついているのですが、脂肪は乳腺が発達すればその分増えますので、胸が大きくなるというわけです。
タンパク質は女性ホルモンの分泌を促してくれるので、タンパク質を摂ることによってバストアップができると言えるんですね。
また、タンパク質は筋肉を作るもとになる成分でもあります。胸は大胸筋という筋肉によって支えられていますので、筋肉がきちんとつけば胸の下垂を防ぎ、大きく見せてくれます。そういった意味でも、タンパク質がバストアップに関係するとも言えます。
タンパク質とバストアップの関係についてもっと詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。
鶏肉にはアミノ酸も豊富!
鶏肉にはアミノ酸も豊富に含まれているのですが、アミノ酸には体内で合成できる非必須アミノ酸と体内では合成する事のできない必須アミノ酸があります。必須アミノ酸は体外から食べ物として取り入れるしかないことになりますが、鶏肉には必須アミノ酸も多く含まれています。
アミノ酸も、以下の理由でバストアップに役立つ成分だと言えます。
- ホルモンバランスを安定させる
- 健康維持や身体機能の向上に役立つ
そのため、必須アミノ酸が豊富に含まれていることも、鶏肉にバストアップ効果があると言える理由です。
実のところ、タンパク質だけを考えるのなら鶏肉にこだわらなくてもよく、例えば大豆製品などでも補えるのですが、肉類にはアミノ酸がバランスよく含まれていますので、肉類を食べることが大切なのです。
コラーゲンが含まれることもバストアップに役立ちます
鶏肉には、コラーゲンも多く含まれます。先ほど、胸を支えるのが大胸筋であることをお話ししましたが、胸と大胸筋を繋ぐ役割をしているのはクーパー靭帯と呼ばれるコラーゲンでできた靭帯です。そのため、クーパー靭帯が切れたり伸びたりすると、胸は下垂してしまいます。
クーパー靭帯は切れたり伸びたりしたら元に戻らない性質を持つため、しっかり強化したいところです。
だから、コラーゲンを食べ物から取り入れてクーパー靭帯を補強することも、バストアップには大切なんですね。
低カロリーで安いこともおすすめポイント!
鶏肉は、他の肉類と比較してカロリーが低めであることも特徴です。そのため、太ることをあまり心配せずに食べることができます。
低カロリーならタンパク質の量が少ないのでは…と思われるかもしれませんが、その点も問題なく、タンパク質の量は他の肉類に引けを取りません。100gあたりの肉類に含まれるタンパク質の量は、以下の通りです。
- 鶏肉(若鶏のささみ)…23g
- 豚肉(ヒレ)…23g
- 牛肉(ヒレ)…21g
ここでご紹介したのは、それぞれの肉の一番カロリーが低い部位ですが、タンパク質の量はほとんど変わらないことがわかりますね。
その上、鶏肉は他の肉類と比べて安いので、経済的な面を考えても助かる食品だと言えます。
さらに、ホルモンバランスを安定させるアミノ酸やクーパー靭帯の強化に役立つコラーゲンまで含まれているわ。その上安くて低カロリーだから、日々の食事に取り入れやすい食品であることがわかるわよね!
おすすめの部位はもも肉!焼く、揚げるなど様々な調理法があります
鶏肉には様々な部位があり、中でも特にバストアップに適した部位があります。そこで、どの部位がお勧めなのか、またどれくらい食べればよいのかなど、バストアップを目指したい時の鶏肉の食べ方について詳しく見ていきましょう。
鶏肉の部位と特徴
鶏肉には、以下のような部位があります。
その中でも普段よく食べられる部位について、特徴を見てみましょう。可食部100gあたりに含まれるタンパク質や脂質の量は、以下の通りです。
部位 | タンパク質の量 | 脂質の量 |
---|---|---|
手羽(皮つき) | 17.5g | 14.6g |
胸肉(皮つき) | 19.5g | 11.6g |
胸肉(皮無し) | 22.3g | 1.5g |
もも肉(皮つき) | 16.2g | 14.0g |
もも肉(皮無し) | 18.8g | 3.9g |
ささみ | 23.0g | 0.8g |
ちなみに、コラーゲンは皮に多く含まれています。ささみは内側にある部位なので、皮つきはありません。
バストアップに向いている部位
それでは、鶏肉の中でもバストアップに向いている部位の上位3位をご紹介します。
- ① もも肉
- ② 手羽
- ③ 胸肉
もも肉がお勧めの理由は、含まれるタンパク質とコラーゲンのバランスが良いからです。ただし、先ほどご紹介したようにカロリーが高めな部位なので、食べ過ぎには注意したいところです。皮を外せばカロリーは下がりますが、コラーゲンは皮に多く含まれるので、ぜひ皮ごと食べたいところです。
手羽がお勧めの理由は、コラーゲンの含有量が多いことです。お肉があまりついていないので他の部位よりタンパク質の摂取量は減ってしまいますが、コラーゲンを摂ることを意識して、時々は食事に取り入れたい部位です。
胸肉の場合、タンパク質の量が豊富なのですが、コラーゲンが少なめになってしまいます。
もっとも高タンパク低カロリーな部位と言えばささみなのですが、皮つきではないのでコラーゲンの摂取という点で考えてランクインしていません。とはいえ、タンパク質はとても豊富なので、ささみも時々取り入れつつ、様々な部位を食べて飽きが来ないようにしたいものですね!
タンパク質の摂取目安量
厚生労働省が示している基準によると、タンパク質の摂取目安量は成人の場合男性が50g、女性が40gです。
タンパク質は、摂り過ぎるとエネルギーを消費しきれないため、体重が増加する可能性があります。また、タンパク質ばかりを意識して栄養が偏ると、栄養バランスが崩れ体調が悪くなることも考えられます。鶏肉ばかりを長期的に食べ続けると、痛風や腎臓病になることも報告されています。
そのため、摂取量が多すぎないように、様々な栄養素を含んだ食事の中に上手にタンパク質を取り入れるというイメージで食べるようにしましょう。
お勧めの調理法
つまり、バストアップを目的に鶏肉を食べる時には皮ごと食べられるような調理法が向いているということです。
脂肪が気になる場合は、網焼きにして油を抜いて食べる方法もいいですし、皮ごとフライパンでソテーにしてもいいですね。味付けもシンプルな塩コショウからガーリックソテー、トマトソース、マスタードソース、おろしソースなどバリエーションが広いので、飽きがきにくいのもお勧めできるポイントです。
また、高カロリーだというイメージで敬遠されがちな唐揚げも、バストアップのために取り入れたい調理法です。というのも、最初にお話ししたように、胸を大きくするには乳腺の周りに脂肪がつくことが大切なで、ある程度は体に脂肪がなければバストアップが難しいからです。
バストアップには脂肪も必要であるという意味でも、皮ごと鶏肉を食べることに意味があると言えるので、皮を敬遠し過ぎないことも大切です。
それでも揚げる時の油が気になる人の場合、唐揚げを作る際に油をサラダ油ではなくオリーブオイルにすることで、ヘルシーに仕上げることもできるんですよ。
それからコラーゲンが含まれている量も違うので、バストアップにお勧めのもも肉を中心に、いろいろな部位の鶏肉を食事に取り入れたらいいということがわかりました。
タンパク質は運動後に吸収されやすい!食べるならそのタイミングで
バストアップするために役立ってくれるタンパク質ですが、摂取するタイミングによってはより体に吸収されやすくなります。
では、どのタイミングで食べればいいのか、詳しく確認しましょう。
タンパク質は運動直後に吸収されやすい性質を持つ!
運動をした後の体内では、タンパク質を合成する能力が高まっています。そのため、運動を終えてから30分以内を目安にタンパク質を摂るといいと言われています。
となると、朝起きてすぐに運動してタンパク質を摂取するというのは難しそうなので、普段から午前中に運動する習慣がある人は昼食に、夕方に運動をする習慣がある人は夕食に鶏肉を食べるようにするといいですね。
タンパク質の摂取だけでバストアップは難しいので運動と組み合わせて
タンパク質は確かにバストアップに役立つ成分ですが、ただ食べるだけで筋肉がつくというものではありません。そのため、運動直後に鶏肉を食べるのが難しいとしても、筋肉を鍛える運動を行いながら食事に取り入れることが大切です。
バストアップを目指すなら、鍛えるべき筋肉は大胸筋です。大胸筋を鍛える運動としては、合掌のポーズや腕立て伏せなどが有名ですね。
大胸筋などの胸筋を鍛える方法は、こちらの記事で詳しく説明していますので、ぜひチェックしてみてくださいね
ただ食べるだけでは意味がなくて、合わせて運動をした方がいいんなら、タイミングに気を付けたらいいよね!
合掌のポーズなんかは気軽に取り入れられる運動だから、ぜひ毎日の習慣にしたいものね。
バストアップ効果を高めるために鶏肉と一緒に食べたいのはこの食品!
鶏肉はそれだけでもバストアップ効果が期待できる食材ですが、合わせて食べることでさらに効果を高める食材もあります。
では、どのようなものと一緒に食べるとよいのか、見ていきましょう。
キャベツ
キャベツには、ボロンというバストアップに効果的な成分が含まれています。ボロンにはエストロゲンの分泌を促す働きがありますし、またキャベツには肌にハリを出すことで胸を綺麗に見せる働きをするビタミンCも含まれていますので、ぜひ鶏肉と共に取りたい食べ物です。
キャベツなら唐揚げや鶏のソテーの付け合わせにも向いていますし、またサラダにしてあっさりした物を鶏肉と合わせて食べる方法もありますね。
キャベツに含まれるボロンは熱を加えると壊れますので、生で食べるようにしましょう。
キャベツのバストアップ効果はこちらの記事で解説しています!
チーズ
チーズには、鶏肉と同様にタンパク質が豊富に含まれています。そのため、鶏肉と合わせて摂ることでタンパク質の摂取目安量を満たしやすくなります。チーズには美肌効果を持つビタミンAも含まれていますので、胸を美しく保つのにも役立ってくれます。
また、鶏肉とチーズは味の相性もいいので、食べやすい点でもお勧めできる組み合わせです。鶏肉のチーズ焼きなどが美味しそうですね。
乳製品の中でもチーズは取り入れやすい食品のひとつです。チーズのバストアップ効果についての記事もありますので、よかったら読んでみてください!
大豆製品
大豆製品にはエストロゲンととてもよく似た成分であるイソフラボンが含まれているので、体内で女性ホルモンが増えたのと同じ状態を作り出してくれます。そのため、鶏肉と合わせて摂ることで相乗効果が期待されます。
鶏肉と大豆を炒めものにしたり、厚揚げと鶏肉を合わせて煮物にしたりと、美味しい食べ方もありますので是非試してみてはいかがでしょうか。
大豆イソフラボンのバストアップ効果についてはこちらの記事で詳しく解説しています!
大豆製品と鶏肉ってちょっと一緒に食べるイメージがわかなかったんだけど、炒めものや煮物にする方法もあるんだってわかったよ。これなら美味しく食べられそう!
筋トレをしながら鶏肉を食べてバストアップ効果を得よう!
以上のことから、鶏肉には次の成分が含まれることでバストアップ効果があると言えます。
- タンパク質
- アミノ酸
- コラーゲン
鶏肉は、ただ食べるだけよりも筋トレと組み合わせる方がより効果が高まります。運動後30分以内にタンパク質を摂ることで吸収が良くなりますので、そのタイミングを狙って食べるようにしてみましょう。
また、キャベツや大豆製品など、バストアップ効果を持つ他の食べ物と組み合わせることでもさらに効果が高まりますので、ぜひ試してみたいところです。
だけど、ただ食べるだけでは効果が得にくいのも正直なところよ。筋トレと組み合わせることで鶏肉の効果をしっかり得たいものね!
キャベツや大豆製品などと組み合わせて食べる方法も、相乗効果が期待できてお勧めよ。