その症状は「急性化膿性乳腺炎」かも!激しい痛みの原因と治療法とは

ノーイメージ

乳腺炎。ある大学の調べによると約10パーセントの妊婦さんがかかるという報告があるので、ママさんなら耳にしたことがある病名かもしれません。ですが、一言で乳腺炎と言っても、原因は主に2種類あります。

1つが出産後母乳が乳腺に何らかの理由で詰まってしまい炎症が起こるもので、もう1つが、乳頭などに何らかの理由で傷がつき細菌が感染することで炎症が起こるものです。

同じ乳腺炎でも、原因が違えば治療法も違いますので、まずは自分の乳腺炎がどのタイプなのかを知ることが、とても大切になります。

そこで、今回は乳腺炎の中でも細菌の感染で起こる「急性化膿性乳腺炎」に絞って、症状や対処法を詳しくお伝えしたいと思います!

急性化膿性乳腺炎は他の乳腺炎とどう違う?症状の比較

乳腺炎には、大きく分けて3種類あります。そのうちの2種類が急性乳腺炎、残りの1種類が慢性乳腺炎に分類されます。通常乳腺炎と言うと急性のものについて取り上げられることが多いのですが、慢性のものも含めて、いずれの乳腺炎も乳腺が炎症を起こしていることに違いはありません。

このように、乳腺組織が何らかの理由で炎症を起こす病気が乳腺炎なんですね。病気になる原因が違えば乳腺炎の種類も変わってくるので、治療法も違ってくるということです。

では、まず急性乳腺炎になる理由から見ていきますが、最初に確認したように、急性乳腺炎になる原因は2つあります。

  • 母乳が乳腺に詰まることで起こる…急性うっ滞性乳腺炎
  • 細菌が感染して起こる…急性化膿性乳腺炎

それでは、あなたの乳腺炎がどちらの原因で起こっているのかを知るために、症状を比較してみましょう。

急性うっ帯性乳腺炎

うっ滞というのは、血液などが血管内などに停滞した状態を指す言葉です。ということは、乳腺炎に関して言えば母乳が乳腺から出られなくなっている状態だと考えていいですね。赤ちゃんが乳汁を吸う量よりも乳汁の分泌量が多い時になりやすいとも言われています。

急性うっ帯性乳腺炎になると、以下のような症状が出ます。

  • 胸の腫れ
  • 軽い赤み
  • かたいしこり
  • 痛み
  • 微熱程度の発熱

対処法としては、詰まっている母乳を出すことが挙げられます。乳汁が多い場合は搾乳をすることで対応できますし、母乳が外に出やすいように栄養をとってお風呂でマッサージするという処置で治せることも多いと言えます。

また、乳頭に何らかの理由があって赤ちゃんが飲みにくいようなら、乳頭をつまんで出すようにし、赤ちゃんがおっぱいをたくさん飲んでくれるように促す方法もあります。

それから、乳房を冷却するだけでも、痛みが楽になることがあります。とはいえ、母乳の詰まりが原因なので、それを解消しなければ乳腺炎自体は治りません。そのため、搾乳などの対処は必要です。

それでも難しければ、病院で乳房を冷やす・薬を使うなどの方法で乳汁の分泌を止めてもらうことになります。そうなれば、残念ですが母乳育児を続けることはできません。そうならないためにも、気になるようなら自分で判断するよりも早めに受診する方が安心です。

急性化膿性乳腺炎

急性化膿性乳腺炎は細菌の感染によってなるものなので、母乳がつまっているわけではありません。急性化膿性乳腺炎になると、以下のような症状が出ます。

  • 胸のかたい腫れ
  • 強い赤み
  • かたいしこり
  • 激しい痛み
  • 高熱
  • 膿瘍
  • リンパ節(脇の下)の腫れ

急性うっ滞性乳腺炎との違いは、症状の出方が強いことと、膿瘍ができたりリンパ節が腫れたりすることです。それを元に、あなたの乳腺炎がどちらなのかを見分けることができます。

感染症の中でも重度のものと認識してください。すぐに病院に行く必要があります。

今回のお話の中心なので、急性化膿性乳腺炎については後ほど詳しく取り上げます。

実は授乳と関係ない乳腺炎もある!慢性乳腺炎とは?

乳腺炎と似たような症状が出ているのに、出産はしていないんだけど…と言われる方の場合、慢性乳腺炎である可能性が考えられます。

慢性乳腺炎は、授乳をしていなくても起こりうるのが大きな特徴です。慢性乳腺炎の主なものには、以下の2つがあります。

  • 乳輪下膿瘍
  • 乳管拡張症

乳輪下膿瘍とは、乳管に角質が詰まって細菌感染が起こることが原因でなります。乳管拡張症とは、細胞片や脂肪が含まれた液が乳管中にたまって炎症が起きることが原因でなります。

どちらの場合も、以下のような症状が出ます。

  • 乳輪の下部分に痛むしこりができ、大きくなったり赤く腫れたりする
  • 膿が出たり熱を持ったりする
  • 悪寒がしたり発熱したりすることがある

先に紹介した急性うっ滞性乳腺炎や急性化膿性乳腺炎と症状の出方は似ていますが、それらより症状の出方が軽いのが特徴です。化膿性乳腺炎と見分ける際には、症状の強さと授乳をしているかどうかをポイントにしてみてください。

治療法としては、抗生剤が投与されるのが一般的です。ただし、慢性乳腺炎は再発しやすいので、外科的手術が必要なこともあります。乳頭近くにある乳管と、皮膚の間にトンネルのようなものができている場合、感染している乳腺と合わせてこれを取り除く手術をすることで再発を防ぎます。

慢性乳腺炎は、陥没乳頭の人に起こりやすいとも言われていますので、場合によっては乳頭を形成するための手術を受けなければいけないこともあります。

そっか、乳腺炎って言うのはよく聞くけど、乳腺炎にも種類があるんだね。母乳がつまったり、細菌が入ったり、乳腺炎になる理由が違うんだ。

それに、授乳していなくてもなる乳腺炎もあるんだね。これはびっくりだったよ。

急性化膿性乳腺炎の原因は細菌の感染です!

急性化膿性乳腺炎は、細菌の感染でなると言いましたが、ではどこから感染するのでしょうか?

急性化膿性乳腺炎について、もっと詳しく見ていきたいと思います。

細菌は授乳の際についた傷口から感染する!

急性化膿性乳腺炎の原因となる細菌は、授乳の際についた傷口からの感染によって起こることが多くなっています。

化膿性乳腺炎は、分娩後2週間後くらいから発症することが多く、乳児が乳を吸う際に、乳頭や乳頭周辺の皮膚が傷つき、そこに黄色ブドウ球菌などの細菌に感染し、炎症を起こします。
引用元:博愛医院

赤ちゃんに歯が生え始めると、授乳中に歯が当たることで乳首に小さな傷がついてしまうことがあります。すると、赤ちゃんの口の中にいる黄色ブドウ球菌などの細菌がその傷口から感染し、急性化膿性乳腺炎を引き起こします。

また、急性うっ滞性乳腺炎が重症化することでも、急性化膿性乳腺炎になることもあります。先ほど図で見たように、乳腺炎は乳腺組織が炎症を起こしている状態です。それを放置しておくと、化膿してしまうんですね。そのため、急性うっ滞性乳腺炎が急性化膿性乳腺炎の原因にもなると言えるのです。

出産後すぐのママさんの身体はお産で疲れている上に寝不足で著しく免疫が下がっています。身体が疲れると血流が滞り乳腺もつまりやすくなります。免疫細胞という身体を守ってくれる警察のような役割の細胞の機能が弱まり、細菌に感染しやすくなるのです。

つまり、産後2−3週間にかかりやすいというのは、免疫が下がっている上に赤ちゃんが乳首を吸う力によって乳首や乳輪が傷つきやすく、感染しやすいからと考えられます。よって、産後7−8ヶ月でも免疫がさがっていて傷がついていれば急性化膿性乳腺炎になる可能性は十分にあるわけです。

また、時期に関しては最近母乳ダイエットや、断乳を遅らす効能などが取りざたされた経緯もあって、全体的に授乳期間が長くなっています。それにともない、産後7−8ヶ月でかかることもあるようです。

急性化膿性乳腺炎の症状の出方

症状の出方については先ほど簡単に確認しましたが、ここではもう少し詳しく見ていきたいと思います。

おっぱいが服にふれただけでも痛いと感じる。
悪寒をともなう38度以上の高熱。
乳首が赤く腫れ、熱を持つ。視覚的にわかる。
乳首が切れたり、皮がはがれたりしている。
ワキの下から乳房までのリンパ節に強烈な痛み、またしこりがみられる。
進行すると乳房内部で膿がたまりでてくる。
膿のせいでおっぱいの味がしょっぱい。

おっぱいが服に触れるだけでも痛みを感じる、微熱ではなく高熱が出る、リンパ節まで痛むなど、かなり症状が重いことがわかりますね。また、膿のせいで母乳の味が変わるという問題もあります。慣れない育児をしながら授乳も続けるママにとって、かなり辛い症状だと言えそうです。

では、これらを元に、急性化膿性乳腺炎であるかどうかを自己判断する方法をご紹介します。

自己判断の手順

以下の手順で、自己判断をしてみましょう。

  • ①視覚で見てみる
  • ②熱をはかる
  • ③ゆっくり触って確かめる
  • ④母乳の味見をする
  • ⑤母乳の色を見る

①では、乳首にきれや、痛み赤くはれているなどの症状が無いかを確かめます。膿のようなものがでていれば、ほぼ間違いないでしょう。

②では、38度以上の高熱がでている場合は化膿したためと考えられるので、急性化膿性乳腺炎の可能性が高くなります。微熱ではなく、高熱が出ることが見分けのポイントですね。

③では、しこりのようなものが中にあるように感じれば、急性化膿性乳腺炎だと判断できます。

ですが、これだけでは急性うっ滞性乳腺炎と判断がつきにくいので、高い高いの動作をしたときに引っ張られるように痛いと感じるかどうかを合わせてチェックしましょう。急性化膿性乳腺炎の場合、内部で脇の下にあるリンパが腫れているため、この動作をすると特に痛みを感じます。

④で母乳の味がしょっぱければ、中で化膿した膿がでてきていると考えられます。

⑤で、母乳の色を見ることでも判断できます。急性化膿性乳腺炎になると、黄色い母乳がでてくることがあります。これこそが「膿」といわれる黄色ブドウ球菌によるものです。そのため、母乳の色が黄色い場合も要注意です。さらに、血の混じった母乳が出ることもありますので、母乳が赤い場合も注意が必要です。

膿がでている間は授乳は止めましょう!

急性化膿性乳腺炎の原因となる黄色ブドウ球菌は、食中毒のもとになったり敗血症のもとになったりと毒性の強い菌だといわれています。しかし驚くべき事に間の約30パーセントから100パーセントのヒトの皮膚もしくは鼻腔内に存在している菌だというのです。

危険と隣り合わせのように感じますが、少数でいる分にはそこまで問題はないようです。しかし傷口から侵入し体内で増殖すると、その毒性の強さから高熱、激しい嘔吐などを引き起こします。

黄色ブドウ球菌が体内に入ると、身体が菌と戦うため熱を上げます。すると、身体を守る側(白血球や免疫にかかわる細胞)と身体を攻撃する側(黄色ブドウ球菌)の攻防戦の末、でてきた細胞の死んだもの(体液、組織など)が膿となって出てきます。

膿が混じった母乳は味も悪いですし、やはり衛生上心配もありますので、急性化膿性乳腺炎になっている間は授乳は止めましょう。

そう言われると、膿がでているのを知らなかったので、赤ちゃんに飲ませてしまったかもしれないと不安に思われる方もいらっしゃることでしょう。

ですが、おそらく大丈夫です。ここに至るまでにお母さんの身体は異変を抱えています。そうなってから気づくまでにはそんなに時間を要しません。赤ちゃんが飲んだ母乳は大して多くはないはずです。

また赤ちゃんも乳腺がつまっていて飲めなかったりしょっぱくて飲まなかったりしているので知らずに自己防衛できている場合が多いようです。赤ちゃんも心配でしょうが、とにかくすぐに病院に行ってママの手当をしてもらってください。

急性化膿性乳腺炎は細菌の感染で起こる乳腺炎だということですが、その細菌は赤ちゃんの口の中にいるんですね。

授乳するとどうしても乳首の周辺が切れてしまったり傷んでしまったりしますから、乳腺炎になるママさんが多いのも納得です。

その通りですわ!授乳する回数はどうしても多くなるから、その分傷がついたりしやすいということですのよ。

化膿性乳腺炎は乳腺炎の中でも特に症状が強く出る種類のものですから、痛み方や熱の出方、膿がでているかどうかで自分である程度判断することも可能ですわね。

急性化膿性乳腺炎になったら、こんな治療をします!

急性化膿性乳腺炎は、細菌によるものなので、自宅で治すことはできません。そこで、急性化膿性乳腺炎が疑われたら、すぐに病院に行き、治療を受けることが必要です。

では、何科に行けばいいのでしょうか?病院に行くとどんな治療を受けることになるのでしょうか?見ていきましょう。

一番いいのは出産した病院に行くことです!

一番安心できるのは、出産した病院にかかることです。ですが、里帰り出産だったなどの理由でそれができないこともありますよね。そんな時には、産婦人科、婦人科、もしくは最寄りの外科もある総合病院をおすすめします。

病院での治療法

病院では、主に以下の2つの方法で治療を行います。

  • 抗生剤や消炎剤など、薬の服用
  • 外科的手術(切開して膿を出す)

②化膿性乳腺炎の場合、乳腺が細菌に感染しているため、有効な抗生剤や消炎剤を服用します。さらに、授乳を中止し、炎症をひろげないようします。また、炎症がひどい場合、切開し、膿を排出しなければならないこともあります。
引用元:博愛医院

まずは抗生剤や消炎剤などで対応しますが、膿の塊(膿瘍)ができた場合、針を刺して膿を出す治療法である穿刺排膿を行い、内部を洗浄してから抗生物質をそこに注入するという方法での治療を行います。

それでも回復が見込めない場合、膿瘍ができている部分の皮膚を切開し、膿を出すための外科的手術をすすめられます。切開法は2種類あり、乳輪切開法(乳輪の周りを切開する)、輪切り切開法(乳輪から離れた部分を切開する)のどちらかで排膿します。

内科的手法だけに頼ると、抗生剤を投与している間は授乳はあきらめないといけないという難点があります。そしてもし免疫が回復しないとまた同じ症状におちいってしまうかもしれません。

それから実は、治療に使われる抗生物質に対して耐性を持つ黄色ブドウ球菌が発見されたこともあり、内科的手法だけでは限界がある場合もあります。

そこで効果的といわれているのが外科的用法です。おっぱいを1cmほど切って中の膿をだしてしまうのです。その後の授乳を考えるとあまり大きく切る事も負担になるし、なるべく少しの切開で膿を出し切る必要があります。

よって、排出する間は激しい痛みが伴います。しかし短時間で確かな効果が認められます。多くの場合は、傷跡は残りません。

この外科手術にふみきるタイミングですが、1週間から10日が目安だと言われています。

早目の治療が必要な理由

急性化膿性乳腺炎は、できるだけ早めに治療をする必要があります。なぜなら、急性化膿性乳腺炎になった人の約25パーセントが、後に乳腺膿瘍になったという研究結果もあるからです。

抗生剤や解熱剤を投与して48時間以内に熱がさがり、継続して解熱する必要がなくなれば順調な回復をしているといえます。

ですが、48時間たっても継続して解熱剤を投与し続ける必要がある場合や、また自己の免疫の復活が遅く抗生剤を10日以上投与しつづけているような場合、症状が重く身体内部では抗争が長引いているという状態です。

これが続くと、おっぱいの他の部位にも同じように膿ができてしまう乳腺膿瘍に至る場合があります。この段階にくると間違いなく切開が必要になります。またここまで悪化すると、後に乳腺膿瘍になることもあるそうです。

乳腺膿瘍は急性化膿性乳腺炎よりもっと内部のしこりが大きくなっています。手術をする際、より大きな切開を必要とします。そのため、早目に治療を開始し、病院で様子を見ながら適切な治療をしてもらうことが大切なんですね。

夜中などですぐに病院に行けない時の応急処置

痛み始めたのが夜中だったなどの理由ですぐに病院に行けない時には、応急処置としてすぐに患部を冷やしましょう。それで、痛みが和らぎます。

ですが、自己判断でそれ以外の事をしないようにしましょう。

急性化膿性乳腺炎の予防法

急性化膿性乳腺炎になるのは、傷口があることが原因です。乳首の傷は授乳をする際、どうしても避けられない問題ではあるのですが、傷があるとわかっているときは、乳首カバーで防御したり事前に搾乳したりしましょう。

そうすることで、それ以上傷がつかないようにできますし、赤ちゃんの口から細菌が入る可能性を減らすことができます。

また、急性うっ滞性乳腺炎が重症化することでもなりますので、乳腺炎の症状が出たら、早目に病院に行くことも予防法となります。

意外な原因も!乳腺炎になりやすいのはこんな時!

急性化膿性乳腺炎になるのは細菌感染のせいですが、先ほど少しお話ししたように、産後のママは疲れていることが多く、免疫力が下がっていることも大きな原因です。そのため、できる限り体を休める時間を取りたいものです。

また、それ以外に以下の点にも注意が必要です。

  • 授乳間隔をあけ過ぎない
  • 締めつけるような下着を着用しない

授乳間隔があくと、その分おっぱいが残ってしまうことになります。それが原因でうっ滞性乳腺炎を引き起こし、それが悪化して化膿性乳腺炎になる可能性もあります。乳腺炎になりかけかな、と思う時には、できる限り赤ちゃんに吸ってもらう、それが難しいなら搾乳するなどの対策が必要です。

さらに、下着で締めつけることも乳腺炎の原因になると言われています。胸が圧迫されることで、詰まりやすくなるということですね。

授乳ブラジャーの正しい選び方ついて詳しく解説している記事もございますので、ぜひ読んでみてくださいね!

これらに関連した情報として、食事内容について言われることもあります。高カロリー食や甘い物の摂り過ぎが乳腺炎の原因とする立場もあるのですが、現在では反対意見も多く、あまり意識し過ぎず食べたいものを食べることもあってもいいと言われています。

とはいえ、赤ちゃんの母乳はママの食べた物から作られますから、バランスがいい食事をすることだけは意識しなければいけません。授乳中だからと言って、特別何かを我慢したりする必要はないということですね。

これらのことも意識し、できる限り乳腺炎にならないよう予防法を実践しながら育児をしたいものですね!

ママが急性化膿性乳腺炎になっている時はパパの協力も不可欠!

急性化膿性乳腺炎になると、かなり強い症状が出ます。ただでさえ育児などで疲れやすい時期なのに、そのうえ乳腺炎の症状を抱えながらでは、とても大変です。

また、疲れていて免疫が落ちていると、治るものもなかなか治らないこともありますよね。乳腺炎は病気ですから、的確な治療と休養が必要なのです。そこで、ママが乳腺炎になっている時期は特に、パパができることを協力してくれると、とても助かるものです。

また、普段から少しでもゆっくりできる時間があるのとないのとでは、やはり違います。赤ちゃんがいると放っておけないので、例えばお風呂もシャワーでサッと済ませるなどになりがちなのですが、お風呂にゆっくり入ることで血管が広がって血流が良くなり、その結果母乳も出やすくなります。

ということは、母乳の詰まりによる急性うっ滞性乳腺炎の予防に繋がるわけですね。そうなると、急性化膿性乳腺炎に移行する可能性も低くなるということです。お風呂だけでもゆっくり入れるように協力するなど、パパの力が必要な場面もたくさんありますね!

急性化膿性乳腺炎は細菌感染が原因で起こりますから、自分で治療することができないので病院にかかるのが一番ですわよ。

抗生物質での治療もできますけど、症状が酷くなってしまったら膿を出す外科的手術が必要になることもあるんですの。

そうならないためにも、乳首に傷がついていたら乳首カバーで守る、授乳間隔をあけ過ぎない、おふろにゆっくり入るなどの予防法を試してみるといいですわね!

急性化膿性乳腺炎は放っておいても治りません!

以上のように、細菌の感染や急性うっ滞性乳腺炎の悪化で起こる急性化膿性乳腺炎は、放っておいて治る病気ではありません。

さらに、放っておくと後々乳腺膿瘍になる可能性もありますので、早目に治療を受けることが大切です。

赤ちゃんが生まれるとお母さんはつい自分の体調のことに疎くなりがちです。

ですが、赤ちゃんはママさんが健康でないと健やかに過ごせませんので、あなた自身のこともきちんといたわってあげてくださいね。

高熱、強い痛み、胸のしこりやリンパの腫れなどの強い症状が出る急性化膿性乳腺炎は、細菌感染で起こるものなんですのよ。そのため、自宅での対処は無理なので、急性化膿性乳腺炎かもと思ったら、早めに病院に行くことをお勧めしますわ。

胸に傷がある時は乳首カバーを使ったり、授乳間隔をあけ過ぎないように気をつけたりなど自分でできる予防法もあるのでそれを試しつつ、パパの協力も得てゆっくりお風呂に入る、体を休める時間を作るなどして体調を整えることも大切ですわね。