痛みを感じたら乳腺症かも!その症状と診断方法を徹底解説

2017/02/16

胸に突然チクチクとした痛みを感じたら、何かしこりのようなものに気づいてしまったら、あなたはどうしますか?とても不安になってしまい、それが何なのか気になって仕方なくなるかもしれません。

もしかしてガン?そう思いながらも、怖くて病院に行けずにいる人もいるでしょう。女性がバストに痛みを感じる症状として、もっと多いのが乳腺症だといわれています。

乳腺症とはどのような病気なの?放っておいて大丈夫?ガンとはどう違うの?人には聞きづらいその疑問、ここで詳しく解説していきましょう。

乳腺症ってどんな病気?その症状をご紹介

まずは、乳腺症というのがどのような病気なのかについて詳しくご紹介していきましょう。

乳腺症とは

乳腺症は、女性の乳腺に起こる病気で最も多いものです。女性ホルモンであるエストロゲンが過剰に分泌することで引き起こされるといわれています。

乳腺症の症状としては、次のようなものが挙げられます。

  • バストの痛み
  • しこり
  • 乳頭からの分泌物

乳腺症は、30歳を過ぎると発症率が上昇していきます。30~50歳代の女性は注意しておきたいですね。

乳腺症で生じたしこりは、良性のものですから心配することはありません。乳がんと乳腺症は別物である、その点は把握しておきたいところです。

では、乳腺症を引き起こすとされる原因にはどのようなものがあるのでしょうか。

乳腺症は、ホルモンバランスが崩れてしまう為に引き起こされるとされています。

女性ホルモンの影響を受けるもので、生理周期によって症状が変動するという特徴がありますね。ですから、胸の痛みは生理前に強くなり、生理が始まると軽減するといったケースも少なくありません。

乳腺症は、女性なら誰もがなるリスクを持っている病気です。

だからこそ、乳腺症がどのような病気なのか、乳がんとはどのような違いがあるのか等、しっかりと知識を持っておきたいですね。

乳腺症って女性なら誰でもなる可能性がある病気なんだね。30代から増えてくるってことだからそろそろ気を付けないとな。

症状は痛みとかしこり、分泌物ってちょっと怖い感じがするかも。何か異変があったときに慌てないように、乳腺症っていう病気についてちゃんと知っておかなきゃね。

乳腺症はガンじゃない!その違いと判断方法とは

乳腺症の症状を見ると、どれもが乳がんの症状と合致しているということに気づく人もいるでしょう。

実は、乳腺症と乳がんは症状だけ見ると判別することは難しいものなのです。

しかし、当然2つの病気の症状には違いもあります。これで完全に見極められるというわけではありませんが、1つの判断方法として把握しておくのも良いでしょう。

症状 乳腺症 乳がん
しこり 柔らかく痛みがある 硬く痛みはない
症状の周期 月経周期で症状が変化 月経周期に左右されない
良性/悪性 良性 悪性

自分で触って気になるのが、胸のしこりですよね。しこりが良性なのか悪性なのか、その特徴についてにしはら乳腺クリニックでは次のように解説しています。

しこりを触った感じのイメージですが、良性はビー玉のようにつるつるしていて悪性はくるみのようにざらざらしています。かたさでは良性は弾力がありますが、悪性はとてもかたいです。しかし、乳腺組織の一部を触ってしこりのように感じることが多いようです。
引用元:にしはら乳腺クリニック 乳腺Q&A

これは、あくまでも一般的なものです。そして、素人だと判断が難しい場合もあります。やはり一番確実なのは、病院へ行ってしっかりと診断してもらい、判断してもらうことなのです。

乳腺症はどう判断する?気になる検査方法をご紹介

乳がんと症状が似ている乳腺症は、その検査方法は乳がんと同様となります。同じ検査をして、『乳がんの所見は見られないから乳腺症である』といった診断になるわけですね。

検査の方法としては、以下のものが挙げられます。

  • エコー
  • マンモグラフィ(レントゲン)

マンモグラフィでチェックしてみると、乳腺症は全体的に白っぽい画像となる傾向があります。乳がんの場合は、がんの部分だけ白く表示されていきますね。

■乳がん

乳がんのレントゲン写真

■乳腺症

乳腺症のレントゲン写真

どれも痛みを感じるようなものではありませんが、乳がんかどうかを最終的に判断する場合は細胞や組織を針で採取し、詳しい検査を行うこととなります。

乳腺症はがんになる!?知っておきたい因果関係とは

乳腺症はいずれ乳がんになる、そういう話を聞いたことがある人もいるかもしれません。

しかし、乳腺症は乳がんになるといった因果関係は証明されていません。

乳腺症と乳がんの関係について、乳がん検診・乳腺症の治療を行っている中澤プレスセンタークリニックのウェブサイトでは次のように紹介しています。

乳癌で切除した乳腺に、しばしば乳腺症が見られることから、乳腺症が乳癌に進んでいくのではないかといわれていたことがありましたが、現荘では乳癌が乳腺症から発生するという考えは、ほぼ否定されています。乳腺症だからといって、とくに乳癌になりやすいわけではないということです。

乳癌も乳腺の細胞から発生するわけですが、それは乳腺症の有無にかかわらず発生します。
引用元:中澤プレスセンタ―クリニック 乳腺症について

乳腺症になってしまったから乳がんになる危険性が高まってしまう、そうとは限りません。しかし、乳腺症がある人が乳がんになるケースも当然あります。

乳腺症の有無に関わらず、定期的に乳がん検診に行きバストの状態をしっかりとチェックしておくようにしましょう。

乳腺症と乳がんは、まったく別の病気なのですね。ですが、症状が酷似していますし、もしバストにあるしこりや乳頭からの分泌物に気づいてしまったが乳がんではないかと慌ててしまうと思います。

乳腺症の場合は特に心配する必要はないということなので、自分で判断できれば安心もできますし病院に行かなくても良いかもとも思うのですが…。

確かに、乳がんと乳腺症の症状はとても似ているわ。だから、病院でもしっかりと検査をしなければ判断できないこともあるの。検査は乳がんと同じようなものを行うけれど、乳がんじゃなければ乳腺症という診断になることが多いわ。

良性と悪性の腫瘍については、その硬さで見分けられることもあるのだけれど、自分で判断するのは危険よ。それに、乳腺症だったとしても乳腺症の人が乳がんになるリスクはゼロじゃないわ。

女性であれば誰もが乳腺症と乳がん、どちらの病気も発症する可能性はあると考えて、何か異変を感じたときには病院でチェックしてもらうことが大切ね。

乳腺症は経過観察でOK!?気になる治療法をチェック

乳腺症の場合は経過観察となることが多いが、痛みなどの症状が強い場合は投薬等の治療が行われる
ただし、乳腺症だと思っていて乳がんである可能性はゼロではないので、胸に違和感があれば病院で正しい診断を受けることをお勧めする

乳腺症の場合、その治療法は特にあるわけではありません。実は、経過観察ということで終わるケースも少なくないのです。

しかし、人によっては強い痛みを感じて日常生活に支障をきたす場合もあるかもしれません。そんなときは、ホルモンの分泌を抑える薬が処方される場合もあります。

自分の判断でむやみに鎮痛剤を多用していては、身体に負担をかけてしまうかもしれません。痛みがきついときは我慢せず、医師の指示に従うようにしたいですね。

そして、一度受診すれば終わりではなく、定期的な検診をして常にバストの状態に注意しておくように心がけましょう。

普段の生活で痛みや症状が和らぐ!?その方法とは

乳腺症の症状は、普段の生活を見直すことで和らげることも期待できます。

八尾総合病院のブレストケアセンターが発行しているパンフレットでは、乳腺症の痛みを減らす食事を次のように紹介してしまう。

 乳腺症のいたみを減らす食事として効果が報告されているのは以下の三点です。
①食事に含まれている脂肪の量を減らす。
②ヨード(海藻などに多く含まれています)を多く食べる。
③カフェインの摂取量を減らす。
 油っぽいメニューはさけ、コーヒーなどの量も控えめにしましょう。
特に脂肪制限は効果大のようです。
引用元:八尾総合病院 ブレストケアセンター

乳腺症の痛みが強いという人は、その対策として普段の食事に注意すると良いようですね。また、ほかにもストレスや睡眠不足によって痛みが強まる可能性があるともいわれています。

不規則な生活をするのではなく、食生活や睡眠時間の確保等、普段から自分で気を付けられることは気を付けるようにしたいですね。

乳腺症は特に治療の必要がない病気なのですね。経過観察ということですが、症状がキツイ場合はホルモン剤での治療も行えるということなので安心です。

普段の生活でも痛みを和らげることはできるようですから、食生活や睡眠など自分ができることは知っておくようにしたいですね。

胸に痛みを感じたら乳腺症かも!まずは病院で正しい診断を

胸に痛みを感じる、しこりのようなものがる、乳頭から分泌物が出た、そんな症状を感じたら、速やかに病院で診断してもらうようにしましょう。その症状は、乳がんと同じものではありますが、乳腺の病気で最も多い乳腺症である可能性も高いのです。

乳腺症は特に治療の必要のないものですが、万が一乳がんであれば一刻も早い処置が必要となります。症状の見極めが難しいこと、乳がんは早期発見が大切なことも踏まえ、違和感を覚えたら正しい診断を受けるよう心がけたいですね。

特に問題がなくても、女性なら誰もが乳腺症、乳がんになるリスクを秘めています。だからこそ、定期的な検診を受けて自分のバストの状態をしっかりとチェックすることが大切なのです。

乳腺症は、それ自体は問題がない病気のようね。ただ、だからといって放置していては危険だわ。女性は乳腺症だけでなく乳がんになるリスクも持っていて、その症状は乳腺症と似ているものだから「乳腺症だろう」という判断が処置を遅らせる可能性もあるの。

何か異変を感じたらすぐに病院に行くこと、そして正しい診断を受けることは大切なこと。定期的にチェックをして、ちょっとした異変を見逃さないように気を付けておきたいわね。

この記事をシェアする!