乳首の形が変!?変形乳頭の治し方
普段、人に見せることはない乳首。だけど、自分は他人と比べて変な形なんじゃないか、どうにか形を治せないかと悩んだことはありませんか?
見せない場所なんだから別に…という方もいらっしゃるかもしれませんが、やっぱり自分の体のこと、気になりますよね。
整形手術を必要とするような変形乳頭を自分で治すことはできません。でもできるだけ普通の形に近づけるように、マッサージやクリームなどで改善することはできます。
この記事でケア方法を知って、乳首の形に自信を持ちましょう!
変形乳頭ってどんな形の乳頭?種類は?
乳頭の形は千差万別ですが、乳頭のうち、特に異型だと悩むことが多い形は次の通りです。
- 陥没乳頭
- 扁平乳頭
- 巨大・長大乳頭
それぞれの特徴を確認しましょう。
乳頭が落ち窪んでいる「陥没乳頭」
陥没乳頭はその名の通り、乳頭が陥没して埋まっている状態の乳頭を指します。この陥没乳頭の状態は軽度から重度まで状態が分かれます。
軽度の陥没乳頭では先端がほんの少し落ち窪んでいるだけで、少し刺激してやるだけで出てくるのに対し、中程度の陥没乳頭は乳頭吸引器などの乳頭を引っ張る器具がないと先端を出すことができません。
また、重度の陥没乳頭の場合には器具を使っても乳頭を乳輪から掘り起こすことができない状態です。
全体が平らで高さのない「扁平乳頭」
扁平乳頭は、その名の通り乳頭が全体的に平らで、広く円形に広がっていて、乳頭の高さ自体も低い乳頭のことを指します。大きくて高さのない乳頭が、扁平乳頭です。
実際の乳頭の長さで判断するよりも、乳頭をつまんで引っ張り長さを測るピンチテストで、0.5cm以下の伸びしかない乳頭を扁平乳頭と判断されています。
乳管の周りが線維化し、胸の成長に対して乳首だけが成長せず高さが不足していることが扁平乳頭の原因です。
成長の過程で、先天的になってしまう、という場合が多いようですね。
とにかく大きい・長い巨大・長大乳頭の特徴
巨大乳頭は、とても大きい乳頭のことを指します。長大乳頭は、乳頭の付け根から先端までの長さが通常よりも長い乳頭を指します。
具体的にどのくらいの大きさや長さであれば、巨大・長大乳頭といわれるのかの決まりはなく、一般的には2cm以上の長さや大きさの乳頭を、巨大・長大乳頭といわれるようです。
陥没乳頭や扁平乳頭が先天的なものであることがほとんどなのに対して、巨大・長大乳頭は先天的なもの以外に、授乳して卒乳後の方や乳頭をいじりすぎたなどの原因で、後天的になる方も多いのが特徴です。
巨大・長大乳頭は、とにかく2cm以上くらいで、大きかったり、長かったりするものを指すわね。いじったりしたせいで、なる場合が多いわ。
対して、大きくて平らで高さのない乳頭の扁平乳頭は、先天的なもの。乳頭の先端が陥没してしまっている陥没乳頭も先天的なものが多くて、後でいじってなった、ってことはほぼないのよ。
悩みやすい乳頭の形は、こんなところかしら。
変形乳頭の治し方
陥没乳頭の治し方
軽度の陥没乳頭は継続的なマッサージ等の刺激によって、形を変えることができます。
中程度や重度の陥没乳頭の場合は、指での刺激でも乳頭を掘り起こすことができない場合があります。
扁平乳頭のケア方法
扁平乳頭は、乳頭マッサージを継続して行うことにより、少しずつ乳首の形を起こすことが可能です。
とにかく自宅ケアの基本は、乳頭マッサージです。
乳頭マッサージの方法は基本的に、陥没乳頭のマッサージ方法と同じです。
1.乳頭をなでたり刺激を与えて少し硬くする。
2.乳輪ごとつかむように、親指、人差し指、中指の三本で乳頭をきゅっとつまむ。
3.ひっぱりながらひねりあげる動作を行い、角度を変えながら4~5回行う。
4.1~3の動作を1日1回行う。
扁平乳頭は特にはじめのうちは、少しひっぱるだけでも痛みを感じやすいかと思います。あまり強くやりすぎると、乳頭の怪我につながりかねませんので、痛くなりすぎないように注意してください。
このマッサージもマッサージはお風呂など、身体が温まって血流が良くなっているときに行うとより効果的です。
乳頭の伸びを良くするために、乳頭を柔らかくするクリームを塗ってマッサージをすると、より効果的に乳頭の形を整えることができます。
マッサージのクリームは、母乳ケア用のクリームが乳頭を柔らかくする目的で販売されています。授乳者向けのものであれば、赤ちゃんがなめても大丈夫なくらい安全な成分ですから、安心して使用できます。授乳用以外では、香りのよいものなど種類が様々にあります。
乳頭はより皮膚の薄いところなので、敏感肌の人は赤ちゃんも使用可能な母乳ケア用のクリームを使うことをおすすめします。
巨大乳頭は自宅ケアがほぼ無理!?
残念ながら、巨大乳頭や長大乳頭は、自宅でのマッサージではケアすることができません。乳頭はマッサージ等の刺激によって大きくなったり伸びたりするため、マッサージをすると更に伸びたり、大きくなってしまうからです。
元は普通の乳頭でも、出産、授乳を経ると一時的に長大乳頭や巨大乳頭になる方もいます。
授乳によって大きくなってしまったり伸びてしまった乳頭に関しては、離乳と共に女性ホルモンの作用と、新陳代謝によって徐々に元の乳頭のサイズに近づきます。
しかし残念ながら、完全に元のサイズに戻ることはないようです。
乳輪や乳首が大きくなってしまう原因について、詳しく説明している記事もありますので、ぜひ読んでみてくださいね!
だから、長大乳頭や巨大乳頭を完全に治すためには、整形外科で長さを縮めたり、大きさを縮めたりする乳頭縮小手術が必要になるの。
お金はかかっちゃうけど、乳頭縮小手術後は、縫合跡も気にならないし、授乳もできるから安心よ。
自宅ケアはマッサージが基本!長大乳頭だけはご注意を!
いかがでしたでしょうか。乳頭の自宅ケアの基本は、マッサージです。乳頭は繊細なので、何もつけずにマッサージするだけでは、痛みが生じたり、刺激によって黒ずみを生む場合もあります。余裕があれば、マッサージの前後に乳頭用の保護クリームを優しく塗りこんでください。
マッサージの前にクリームを塗って、乳頭を柔らかく暖めてからマッサージを行うと、マッサージの痛みも出にくいので、特に授乳未経験で乳頭が柔らかい方にはクリームの使用がお勧めです。
ただし長大・巨大乳頭だけは乳頭への刺激自体が乳頭を大きくさせるきっかけになりますので、マッサージでの改善が測れないため、新陳代謝を上げる方法で試してみてください。
乳頭の自宅ケアは一度にたくさんやってすぐに効く、というものでもないため、自宅ケアはこつこつ毎日少しずつやっていきましょう。
陥没乳頭、扁平乳頭であればクリームや吸引機の併用をしながら、マッサージを行うことで徐々に治していくことができます。
扁平乳頭は、やりすぎると巨大乳頭や長大乳頭になりやすいので、マッサージはほどほどにしておきましょう。また、巨大乳頭や長大乳頭は、残念ですがほとんど手術に頼ることになります。
大豆イソフラボンや、プラセンタで女性ホルモンの働きを高めたり、新陳代謝を高めて、それ以上大きくなりにくいように整えていきましょう。