胸にできる赤いしこりは乳癌?乳腺炎?見分け方のポイント

2016/06/27

胸に赤いしこりができたと聞いたら、みなさんはどんな病気を思い浮かべますか?多くの方が、乳癌という病名を思い浮かべるのではないでしょうか。それは間違っておらず、胸にしこりができ、それが赤くなることがあるのは乳癌の特徴的な症状です。

ですが、赤いしこりができると必ず乳癌なのかというと、実はそうではありません。多くの場合、乳腺炎のことが多いんですよ!

そう言われると、ちょっと安心するのと同時に、どうやって見分けたらいいのかと思いますよね。そこで、胸にできた赤いしこりが乳癌なのか乳腺炎なのか、見分けるポイントを確認していきましょう!

赤いしこりが痛みを伴う場合は多くの場合が乳腺炎!

乳腺炎と乳癌の大きな違いは、しこりが痛むかどうかです。胸にしこりがあって赤くなり、さらに痛みを感じるようだったら、乳腺炎の可能性がかなり高くなります。

では、乳腺炎とはどのような病気なのか、詳しく見てみましょう。

乳腺炎とは?

下の図のように、乳腺は母乳を分泌するための組織である小葉と母乳を運ぶための管である乳管でできています。乳腺炎は、何らかの理由で乳腺が炎症を起こした状態です。

バストの断面図

乳腺炎には、急性乳腺炎と慢性乳腺炎の2種類があります。急性乳腺炎は一時的な症状ですが、慢性乳腺炎になると、かたいしこりと膿がたまったものである膿瘍とができ、膿瘍が破れてはまたできることを繰り返します。

また、急性乳腺炎には、さらにうっ滞性乳腺炎と化膿性乳腺炎があります。では、それぞれの特徴を見ていきましょう。

うっ滞性乳腺炎の特徴

うっ滞性乳腺炎になると、下記のような症状が出ます。

  • しこりができる
  • 胸が腫れたり軽い赤みが出たりする
  • 胸が痛む
  • 熱が出る(微熱程度)

しこりができ、胸が赤くなるのと共に痛みが出て、さらに微熱程度の熱が出ることもあるのがうっ滞性乳腺炎です。

化膿性乳腺炎の特徴

化膿性乳腺炎になると、下記のような症状が出ます。

  • しこりができる
  • 胸が腫れたり赤みが出たりする
  • 胸が強く痛む
  • 膿瘍ができる(破れることもある)
  • 熱が出る(高熱)
  • リンパ節が腫れる(脇の下)

うっ滞性乳腺炎よりも腫れや赤み、それから痛みが強くなり、さらに高熱が出ることもあるのが可能性乳腺炎です。また、膿瘍ができたりわきの下のリンパ節に腫れを感じたりすることもあります。

慢性乳腺炎の特徴

慢性乳腺炎になると、下記のような症状が出ます。

  • しこりができる(主に乳輪の下)
  • 胸が腫れたり赤みが出たりする
  • 胸が痛む
  • 胸が熱を持つ
  • 膿瘍ができたり破れたりを繰り返す

慢性乳腺炎は、症状が繰り返し出ることが特徴です。

乳腺炎の原因

乳腺炎の原因は、乳腺炎の種類によって違います。

乳腺炎の種類 原因
うっ滞性乳腺炎 乳腺に母乳が詰まること
化膿性乳腺炎 胸の皮膚の傷ついたところから細菌が入ること
慢性乳腺炎 乳管に角質が詰まったり液がたまったりすること

化膿性乳腺炎は、うっ滞性乳腺炎が悪化してなることもあります。

慢性乳腺炎は、乳管に角質が詰まって細菌が感染することで起こる乳輪下膿瘍と、乳管に脂肪や細胞片が含まれた液がたまることで炎症が起きる乳管拡張症が原因と考えられています。

乳腺炎の治療法

治療法も、乳腺炎の種類や進行の仕方によって違います。

乳腺炎の種類 原因
うっ滞性乳腺炎 母乳の詰まりを解消する
化膿性乳腺炎 細菌に有効な薬の使用・切開して膿を出す
慢性乳腺炎 薬の使用・感染部分の切除

うっ滞性乳腺炎は母乳の詰まりを解消することが有効なので、搾乳をしたり乳房マッサージをしたりすることで対処します。

化膿性乳腺炎は細菌の感染が原因なので、細菌に有効な抗生剤または消炎剤を使用します。また、酷い炎症が起きている場合は、切開して膿を出さなければいけない場合もあります。

慢性乳腺炎の治療にも、一時的な対処法として薬が使われることがありますが、炎症が起きている部分を切除しないでいると再発してしまいます。そこで、感染している部分を切除する方法を取ることもあります。

何が原因かを見極める必要もありますし、またどれくらい進行しているかによっても治療法が変わってきます。そのため、自己判断せず専門医を受診することが大切です。

乳腺科があるクリニックの見解

以上のように、乳腺炎の場合はしこり・皮膚の赤み・痛みがあるのが一般的です。これらの症状が揃っていれば、乳癌とは考えにくくなっています。

乳腺科がある島田乳腺・外科クリニックでは、Q&A内で、胸にしこりができて赤くなり痛む症状について、下記のように述べています。

Q3最近、乳房の一部がしこりのように張って皮膚が赤くなって、ズキズキ痛むんですけど

A3乳腺炎が最も考えられます。授乳中の人に多いのはお乳が出ずに乳腺の中にたまって、そこにばい菌が繁殖して起こる炎症ですが、それ以外の方にも起こることがあります。血液検査で炎症の程度がわかります。通常、抗炎症剤や抗生物質で治療しますが、乳腺の中に膿が溜まった場合は局所麻酔をして、切開して膿を出す必要があります。
引用元:島田乳腺・外科クリニック 乳房の病気Q&A

専門医から見ても、しこり・皮膚の赤さ・痛みがあれば多くの場合が乳腺炎だという結論がでるわけですね。

ただし、乳房全体が赤く腫れた場合には、炎症性乳癌という乳癌の場合もあるので注意するようにとの説明もあります。炎症性乳癌については、後ほど詳しく確認します。

胸にできた赤いしこりが乳癌か乳腺炎かを見分けるには、痛みがあるかどうかがわかりやすい判断基準になりますわ。

乳腺炎にはうっ滞性乳腺炎・化膿性乳腺炎・慢性乳腺炎とあるんですけど、中でも痛みが強いのが化膿性乳腺炎ですのよ。

しこりができたのはいつ?母乳が出ている時期なら多くが乳腺炎!

できたしこりが乳腺炎なのか乳癌なのかを見分けるもう1つのポイントとして、しこりができた時期が挙げられます。

しこりができたのが母乳が出ている時期なら、多くの場合が乳腺炎と考えてよいでしょう。

では、そう言える理由を確認しましょう。

うっ滞性乳腺炎・化膿性乳腺炎は共に授乳が原因で起こる!

先ほど確認したように、うっ滞性乳腺炎は乳腺に母乳が詰まることによって起こります。原因が母乳なので、母乳が出ている時期に起こるというわけですね。

また、化膿性乳腺炎は、うっ滞性乳腺炎が悪化して起こることもあります。もとは母乳が詰まることが原因ですから、やはり母乳が出ている時期に起こるものです。

さらに、細菌が入って化膿性乳腺炎になる場合、赤ちゃんの口内細菌が原因となって、授乳の際に乳頭にできた傷から入って炎症が起こることがあります。それから、母乳が詰まって外に出られず、母乳が逆流することで細菌が侵入することもあります。

つまり、うっ滞性乳腺炎の場合も、授乳が原因で起こると言えるわけですね。

母乳が出ている時期なら乳腺炎を疑う理由

このように、慢性乳腺炎以外は、母乳が原因で起こるものです。ということは、逆に考えれば、母乳が出ている時期に赤いしこりができてそれがさらに痛みを伴う場合、乳腺炎だろうと判断するポイントになるわけですね。

なんと、授乳をしている人の4分の1の人が乳腺炎を経験しているという報告もありますので、母乳が出ている時期の胸のしこりが乳腺炎である確率が高いのも頷けます。

とはいえ、授乳中には絶対に乳癌にならないということではありませんので、気になることがあったら早目の受診を心がけましょう。

うっ滞性乳腺炎は母乳が詰まって起こるものですし、化膿性乳腺炎もうっ滞性乳腺炎が酷くなったり授乳中に赤ちゃんの細菌が傷口から入ったりして起こるものですから、どちらも母乳が出ている時期になるんですね。

だから、母乳が出ている時期に胸にあかいしこりができたら、乳腺炎の可能性が高いと言えるんですね。

痛みを伴わない赤いしこりができた時は乳癌の可能性も!

乳癌の場合、かなり大きなしこりになっていても痛みを感じないことがほとんどです。

そのため、赤いしこりができているのに痛みが無い場合、乳癌の可能性も考えられます。

では、乳癌とはどのような病気なのか、詳しく見てみましょう。

乳癌の特徴

乳癌になると、下記のような症状が出ます。

  • しこりができる
  • 乳首から赤・茶褐色・黄色の分泌物が出る
  • 乳首の先に湿疹等の異常がみられる
  • 胸にえくぼのような部分やひきつれた部分がある
  • 胸が赤くなる
  • 左右の乳房に大きさの差ができる
  • 胸が痛む(癌が大きくなって周りを圧迫した時)

乳がんのしこりは硬く、表面が凸凹しているのが特徴です。また、乳がんだと周囲を巻き込んで育っているため、触ると内側でくっついたように動きにくくなっています。

大きくなってくると、癌に影響されて皮膚の表面に凹凸ができることもあります。

乳癌が原因で胸が痛む場合、癌が大きくなって周りを圧迫することによる痛みであることが多くなっています。

乳癌の治療法

乳癌の治療法には、下記のようなものがあります。

  • 外科療法(手術)
  • 薬物療法(抗がん剤・ホルモン剤)
  • 放射線療法

乳癌の治療に関しては、これまでに様々な研究が行われてきました。その中で、世界中の研究成果を元に専門家が有効性や安全性があることを確認したうえで、最善の治療と考えられているものが現在行われている治療です。

豆知識!乳癌のセルフチェック方法

乳癌は、自分で見つけることができる癌としても有名ですよね。ここまで読まれてもしかして乳癌になったらどうしよう…と思われた方に向けて、豆知識として乳癌のセルフチェック方法をご紹介しておきます。


乳がんのセルフチェックの方法

へえ、乳癌って痛いのかと思ってたけど、痛みがないものなんだね。赤いしこりがあっても痛みが無いっていうのは、わかりやすい特徴だね。

乳癌になってるかどうかは、セルフチェックもできるんだ。そんなに難しくなさそうだから、私もやってみた方がいいかなあ。やっぱり、気になるもん。

要注意!痛みがあるのにしこりがない乳癌も存在する!

先ほども確認したように、しこりがあって痛みがある場合、多くの場合乳癌ではありません。しかし、実は痛みを感じる乳癌も存在します。それが、炎症性乳癌という種類の乳癌です。

炎症性乳癌の場合、通常の乳癌とは逆で、痛みはあるのにしこりが無いのが特徴です。

では、炎症性乳癌とはどのような病気なのか、詳しく見てみましょう。

炎症性乳癌の特徴

炎症性乳癌になると、下記のような症状が出ます。

  • 胸の皮膚が赤くなったりむくんだりする
  • 夏ミカンの皮みたいに毛穴が目立つ
  • 胸が熱い感じがする

夏ミカンの皮みたいに毛穴が目立ったり、胸が熱く感じたりするのは、皮膚の下にあるリンパ管が癌におかされてリンパが流れにくくなることが原因です。

日本乳癌学会によると、炎症性乳癌は稀なものではあるのですが、だから自分はならないというものでもないので注意が必要です。

炎症性乳がんは,まれな乳がんの一つです。通常,しこりはみられませんが,腫瘍のある乳房の皮膚が赤くむくみ,夏みかんの皮のように毛穴が目立つようになります。

熱感も伴い,あたかも乳房に炎症があるような症状であることから,このように呼ばれています。皮膚の赤み,熱感は,がんがリンパ管に広がってリンパ管をふさいでしまうために,皮膚のリンパ液の流れが悪くなって起こるとされています。
引用元:日本乳癌学会 患者さんのための乳がん診療ガイドライン

炎症性乳癌の治療法

炎症性乳癌の治療法には、下記のようなものがあります。

  • 外科療法(手術)
  • 薬物療法(抗がん剤)
  • 放射線療法

炎症性乳癌は、手術で取り除いても同じ胸の中や違う部位に再発しやすい危険な癌です。そのため、抗がん剤・放射線治療も合わせて治療が行われます。

炎症性乳癌という種類の乳癌は、普通の乳癌とは逆で、痛みがあってしこりが無いのが特徴なんですわよ。

乳癌と言えばしこりがあるものというイメージがあるかもしれませんけど、こういう珍しい乳癌もあるから注意が必要ですわね。

稀な乳癌だからこそ、見つかりにくいとも言えますわ。早期発見のためにも、女性としては知っておきたい乳癌ですわね。

乳腺症など胸に赤くならないしこりができる病気もあります!

胸にしこりができると、どうしても乳癌を一番に考えてしまいますが、胸にしこりができる病気は乳癌以外にもいくつかあります。

胸にしこりができる病気の多くには、ホルモンバランスが関わっていると言われています。

これらの病気は、しこりができても赤くなることは無いので、見分けのポイントにできそうですね。

では、胸にしこりができる病気にはどのようなものがあるのか、詳しく見ていきましょう。

月経前症候群

月経前になると、ホルモンバランスの変化により乳腺が大きくなる時期があります。それには個人差はありますが、乳房の張りやしこりが確認されます。生理の前に大きく、生理後で消えるようなしこりであれば、この月経前症候群である可能性が高いです。

乳腺症

乳腺炎と名前が似ているので間違えられがちなのですが、胸にしこりができる症状には乳腺症というものもあります。

正確に言えば、乳腺症は病気には分類されておらず、女性ホルモンの影響を受けて乳腺が何らかの変化をしているという状態そのものを指す言葉です。それに対して、乳腺炎ははっきりとした疾患の名前となっています。

乳腺症になると、以下のような変化が現れることがあります。

ホルモンにも影響されるため、生理の前後で大きさの変化がみられます。

まつもとクリニックによると、乳腺症と乳癌には以下のような違いがあります。

乳腺症 乳がん
発症しやすい年齢 30~45歳 40~60歳
しこりの状態 弾性がある、境界がはっきりしない、押すと痛い時がある、指で触るとよく動く、生理前に腫れる かたい、境界が比較的はっきりしている、初期には痛みはない、触っても動きが悪い、生理での状態変化はない
乳頭部の異常 乳汁のような分泌液がみられることがある 血液の混じった分泌液がみられることがある
乳房の皮膚の異常 特になし 進行すると陥凹などの異常や、赤くなる

とはいえ、まつもとクリニックでも指摘されていることなのですが、乳腺症は乳癌と区別がつきにくいものです。また、乳腺症と乳癌が同時に発生している場合もあるので、注意が必要です。

そのため、乳腺症になったと思われた時は放置せずに、病院に行きましょう。

乳腺線維腺腫

良性の腫瘍です。しこりができた時に一番多いと言われる病気です。触ると周囲とくっきり別れている感じがあり、乳房の中で逃げる感じがあります。扁平で円の形状をしている事が多いようです。表面はなめらかです。

ホルモンバランスが関わると言われていて、20代から30歳の女性に多く見られます。

乳腺のう包症

乳腺の中に分泌物がたまるというものです。つるつるとしてやわらかめのしこりで、痛みはない。特に問題はないため、経過観察していると自然に解消します。問題を感じる場合は、液体を吸引してもらう方法もあります。ホルモンバランスが関わると言われています。

乳管内乳頭腫

乳管内に良性腫瘍ができるもので、乳頭に近い部分にできやすいのが特徴です。乳管内乳頭腫になると、血が混ざって赤黒く見える分泌物が乳頭から出るので、乳癌かと心配になって受診する人が多くなっています。

30代後半から、50代の女性に多く見られます。

乳癌のしこりとの見分け方は?

実は、これらのしこりと、乳癌のしこりを見分ける方法もあります。

乳がんは1cmくらいの大きさになると,しこりとして触れるようになります。一般に,乳がん以外のしこりはやわらかくて触るとよく動くのに対し,乳がんのしこりは石のように硬くてごつごつしています。しこりに触れるときは,指でつまんだり指先で触るのではなく,指の腹で触れてみてください。
引用元:日本乳癌学会 患者さんのための乳がん診療ガイドライン

日本乳癌学会によると、乳癌とそれ以外のしこりの見分け方は、しこりの硬さと動き方です。乳癌ではないしこりはやわらかくて動きやすく、乳癌のしこりは硬くて動きにくいということですね。

また、月経の周期に合わせてしこりの硬さや痛み方が変わる場合は、乳癌によるしこりではない可能性が高いとも説明されています。

とはいえ、専門医以外が自己判断をするのは危険な場合もあるので、やはり気になることがある場合は専門医を受診する方が安心です。

こうしてみると、胸にしこりができる病気はいろいろあることがよくわかりますね。赤くならないしこりもあるみたいですから、気をつけなければと思います。

乳癌のしこりは動きにくくて、それ以外のしこりは動きやすい、これはわかりやすい見分けのポイントになりますね。

胸にできた赤いしこりが心配!病院ではどんな検査をするの?

胸にできた赤いしこりが心配で病院に行こうと考えたけれど、どんな検査を受けるのかが心配…。そんなあなたに向けて、胸のしこりが乳癌なのかどうかを調べるための検査方法をご紹介します。

検査は何科で受けられる?

乳癌かどうかの検査は、乳腺外来を持つ病院や乳腺外科で受けると確実です。他にも、外科で診てもらうことも可能です。外科の場合、総合病院の方がお勧めです。

女性特有の病気なので、婦人科を受診すればいいとお考えの方もいらっしゃると思います。確かに、婦人科でも対応してくれる病院はありますが、対応できない病院があることも確かです。なぜかと言うと、婦人科は主に子宮周辺を扱う診療科となっているからです。

そのため、婦人科を受診する際には、対応できるかどうかをあらかじめ問い合わせておくと安心です。

それでは、乳癌の検査方法を詳しく確認しましょう。

マンモグラフィー

まつもとクリニックによると、マンモグラフィーは以下のような方法で撮影する、X線撮影のことです。

マンモグラフィー

この検査をすることで、以下のようなことがわかります。

  • 左右で乳腺に違いがあるか
  • 腫瘍があるか(腫瘍がある場合は形・大きさ・場所もわかる)
  • 石灰化があるか(石灰化がある場合は良性か悪性かもわかる)

これらを元に、乳癌かどうかを判断します。ただし、マンモグラフィーは乳腺組織が密な若い女性の場合、乳癌が見つかりにくいというデメリットもあります。

超音波検査

超音波検査はエコー検査とも呼ばれ、胸に超音波を当てて行う検査です。

この検査を行うとマンモグラフィーよりも乳腺の状態がよくわかり、また授乳期でも判断が付きやすく、マンモグラフィーが向かない若い女性に向いている検査でもあるというメリットがあります。

ですが、検査時間が長くなりがちですし、さらに石灰化についてはわかりにくいという欠点もあります。そのため、二次的な検査として行われることが多い方法です。

問診・視診・触診

胸にしこりがあるかを確認するために、問診をする・目で見る・触ってみるという方法で検査が行われることもあります。ですが早期発見にはつながりにくいという難点があります。

乳癌の検査にはマンモグラフィーや超音波検査があるんだね。なんか、聞いたことはある気がする。でも、若い人だと乳腺が多いからマンモグラフィーは向かないとかは、知らなかったな。

ちゃんと検査を受けるためには、専門の乳腺外来とか総合病院の外科とかに行ってみればいいんだね!

赤いしこりができる病気は意外に少ない!気になる時は受診しよう

以上のように、赤いしこりができる病気として考えられるのは、乳腺炎か乳癌です。胸にしこりができる病気自体は他にもありますが、赤いしこりとなると意外に少ないものですね。

では、これまでの内容を元に、乳腺炎と乳癌を見分けるポイントを確認しましょう。

  • 赤いしこりが痛む場合は乳腺炎の可能性が高い
  • 母乳が出る時期にしこりができた場合は、乳腺炎の可能性が高い
  • しこりが動く場合は乳腺炎の可能性が高い

乳腺炎は多くが急性のものなので、しこりが急にできた場合は癌の可能性は低いと言えます。ですが、以前からしこりがあるようなと思っていた箇所が赤くなっている場合は注意が必要です。それは、癌が進行して皮膚に病変が出てきたとも考えられるからです。

とはいえ、乳腺炎と乳癌はどちらであっても治療が必要な病気ですし、その他の病気であったとしても、自己判断では限界があるのも事実です。

そのため、気になることがある場合は、必ず専門医を受診するようにしましょう。

乳癌は早期発見すれば治りやすい病気ですが、癌が進行すると治りにくくなってしまいます。後であの時病院に行っておけばよかった…などと思うことがないように、セルフチェックをしつつ気になる時にはすぐに病院に相談したいものですね!
赤いしこりができるという似たような症状でも、乳腺炎は痛みがあってしこりが動きやすく、さらに母乳が出ている時になりやすいという特徴があるのね。それに対して乳癌は、痛みがなくてしこりが動きにくいという特徴があるんですわ。

これをポイントに、乳腺炎か乳癌かを見分けることができそうですわね。

ただし、炎症性乳癌の場合は痛みが出るから、それも要注意ですわ。ただし、その場合はしこりが無いから、それを見分けるポイントにするといいわね。

とはいえ、しこりができる病気はたくさんありますから、自己判断が危険なことは確かですわ。気になることがあったら、専門の乳腺外科か外科を持つ総合病院に行って、医師の判断を仰ぐことが必要なんですのよ。

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